氣多大社参拝記|金沢からのアクセスと国指定重要文化財・入らずの森

石川県羽咋市・氣多大社の大鳥居と参道 北陸

石川県羽咋市にある能登國一宮・氣多大社は、境内に国指定重要文化財の神門や拝殿、本殿などが残り、奥には国の天然記念物「入らずの森」が広がっています。

この記事では、実際に見学した社殿や入らずの森の様子に加え、金沢からのアクセス、参拝後に歩いた一の宮海岸、帰路に利用したコミュニティバスについて紹介します。


金沢から氣多大社へ|羽咋駅からタクシーで移動

2023年9月24日、金沢滞在中に石川県羽咋市の氣多大社を訪れました。 子どものころに一度参拝したことがあり、以前から再訪したいと思っていた神社です。

金沢駅からJR七尾線に乗り、羽咋駅で下車しました。 駅から氣多大社までは、当初レンタサイクルを利用するつもりでした。

しかし、観光協会の方から、道が狭く交通量も多いため自転車での移動には注意が必要だと教えてもらい、タクシーに変更しました。 料金は、約4,000円でした。

能登國一宮・氣多大社の歴史

氣多大社は、石川県羽咋市に鎮座する能登國一宮です。 主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)で、縁結びなどの信仰を集めています。

天平20年(748年)には、越中守だった大伴家持が参拝したことが『万葉集』に記されています。 古くから能登地方の重要な神社として信仰され、加賀藩の前田家からも保護を受けてきました。

境内には国指定重要文化財の建造物が複数残されており、異なる時代に建立された社殿を見ることができます。

神門と拝殿|国指定重要文化財の建造物

神門

境内に進むと、檜皮葺の屋根を持つ神門があります。 桃山時代の建築とされる国指定重要文化財で、四脚門という形式の建物です。

太い木の柱と、緩やかに反った屋根の曲線が特徴です。

拝殿

神門の先に建つ拝殿も、国指定重要文化財です。 承応2年(1653年)から翌年にかけて建立された建物で、入母屋造りの檜皮葺屋根を持っています。

正面から見ると、深い軒を支える木組みや大きな屋根が印象的でした。

本殿と若宮神社・白山神社

拝殿の奥には、中央に氣多大社本殿、向かって左に若宮神社本殿、右に白山神社本殿が並んでいます。 いずれも国指定重要文化財です。

氣多大社本殿

本殿は天明7年(1787年)に建立されました。 両流造りという珍しい建築形式で、屋根の形状や内部の構成に特徴があります。

正面だけでなく側面にも目を向けると、檜皮葺の屋根や木造建築の細部を見ることができます。

若宮神社本殿

若宮神社本殿は、永禄12年(1569年)に能登守護の畠山氏によって再建されました。 事代主神を祀る社殿で、石川県内に残る貴重な戦国時代の建築です。

本社の本殿に比べて小規模ですが、檜皮葺の屋根や細かな彫刻が見られます。

白山神社本殿

白山神社本殿は、氣多大社本殿と同じ天明7年(1787年)に建立されました。 菊理媛神を祀り、氣多大社本殿の両流造りとは異なる、流造りの建築形式を採用しています。 屋根は檜皮葺です。

太玉神社と国の天然記念物「入らずの森」

境内には、太玉命を祀る太玉神社もあります。 木々に囲まれた参道には「太玉神社」と刻まれた社号標が立っていました。

また、氣多大社の本殿の奥には、国の天然記念物に指定されている社叢「入らずの森」が広がっています。 昭和42年(1967年)に指定された森で、面積は約2万6,000平方メートルです。

スダジイやタブノキなどを中心とする常緑広葉樹林が残され、古くから神聖な場所として守られてきました。 通常は一般の立ち入りが制限されています。

境内には、社殿を持たず、木製の鳥居が立つ末社・楊田神社もあります。 入らずの森へ続く石段も見ましたが、当日は入口の案内板に気づかず、後からそこが森の入口だったことを知りました。

氣多大社の参拝後、一の宮海岸へ

参拝を終えた後は、氣多大社の近くにある一の宮海岸まで歩きました。

神社から海岸が近いことは訪れてから知りました。 この日は青空が広がり、海岸からは日本海と防波堤が見えました。

しばらく海を眺めながら過ごし、その後、羽咋駅へ戻る方法を考えながら海沿いの道を歩きました。

帰りは一ノ宮町から「るんるんバス」で羽咋駅へ

海岸近くを歩いていると、「一ノ宮町」というバス停を見つけました。 時刻表を見ると、約30分後に羽咋駅方面へ向かうコミュニティバスが来ることがわかりました。

羽咋市の「るんるんバス」で、運賃は100円でした。 便数が少ない路線でしたが、偶然にも乗車できる時間だったため、そのまま待つことにしました。 その後、バスに乗って羽咋駅へ戻りました。

氣多大社のアクセス情報

所在地:石川県羽咋市寺家町ク1-1
最寄り駅:JR七尾線「羽咋駅」
羽咋駅から:車で約10分
路線バス:「一の宮」バス停から徒歩約7分

羽咋市では2024年7月に公共交通の再編が行われています。 この記事で紹介した「一ノ宮町」バス停からのるんるんバス乗車は、2023年9月当時の体験です。 現在の交通手段とは異なるため、訪問前に最新の運行情報をご確認ください。

氣多大社の国指定重要文化財・神門
氣多大社の拝殿と檜皮葺の屋根
氣多大社本殿の檜皮葺屋根と社殿
氣多大社の摂社・若宮神社本殿
氣多大社の摂社・白山神社本殿
氣多大社の末社・太玉神社の社号標
氣多大社の末社・楊田神社の木製鳥居と柵
石川県羽咋市の一の宮海岸と日本海、防波堤

📖 能登で訪れた場所

氣多大社と同じ能登地方にある和倉温泉も訪れました。 温泉街を歩き、歴史ある青林寺に立ち寄った際の様子を紹介しています。

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