昨年はタイミングを逃して見に行けなかった、東京都あきる野市の「南沢あじさい山」。
1人の男性が50年ものあいだコツコツと植え続け、今では1万本もの紫陽花が咲く“奇跡の里山”として知られています。
週末は大混雑することでも有名ですが、今年は雨上がりの午後にタイミングよく行けることに。シャトルバスを利用し、下山時刻を考慮して山頂までは行かず、紫陽花が最も美しいエリアをのんびり散策してきました。雨上がりの湿った空気と静かな山の雰囲気の中で感じた「ひとり旅ならではの時間」でした。
東京発ひとり旅で向かった「南沢あじさい山」
2025年6月。昨年はタイミングが合わず訪れられなかった、東京都あきる野市にある「南沢あじさい山」へ、ようやくひとり旅で行ってきました。
ここは、南澤忠一さん、通称「花咲か爺さん」が、
『両親が眠るお墓までの道を花で飾りたい』
という一心で約50年近く植え続け、今では1万本の紫陽花が咲く山となった場所です。
若い世代へ管理が引き継がれ、今では毎年約1万人が訪れる初夏の人気スポットになっています。
週末は大混雑、平日に行けるチャンスは雨上がりの午後に
土日はかなり混雑すると聞いていたので、今年の平日に行くのは無理かな……と思っていました。
でも午後になって雨が上がり、これはチャンス!と急いで出発。
午後出発だったため、下山時刻も考えて、
山頂・金毘羅山には行かず、シャトルバスを使って現地へ。
歩かずに到着できたのは便利でしたが、
雨上がりの山の中は湿度が高く、まるで蒸し風呂。肌に汗がびっしょりで、びっくりするほどの湿気でした。
静かな山で出会う、1万本のあじさい
往路のシャトルバスは、ご夫婦1組と私だけ。 雨上がりで人が少なかったこともあり、山の中はしんと静まり返っていました。
夕方に近づく時間帯で、薄暗さもあり少し心細く……。 ちょうど同じバスに乗っていたご夫婦とご一緒させていただき、安心しながら紫陽花を鑑賞できました。
思っていたよりこぢんまりしていましたが、紫陽花は斜面いっぱいにびっしりと植えられ、色鮮やかな景色が広がります。
「50年かけて1人でここまで…」と、その想いを考えると感慨深く、胸にじんわり響くものがありました。
雨上がりの静けさがもたらす“特別な時間”
紫陽花山といえば普段は賑わいのある場所ですが、この日は雨の影響もあってほぼ貸切。
濡れた葉に光る水滴、湿った土の匂い、鳥の声だけが響く夕方の山。
ひとり旅だからこそ、こんな静けさに身を置けるのかもしれません。
まとめ:花咲か爺さんの想いが息づく、美しい里山
1万本の紫陽花が咲く南沢あじさい山は、単なる観光地ではなく、ひとりの男性が両親を想って作り続けた“愛の里山”。
その景色には、どこか温かさが感じられます。
東京から気軽に行けるひとり旅としてもおすすめで、特に雨上がりの静かな時間帯は格別でした。
来年は山頂にも行けたらいいなと思います。
写真は、インスタにリール動画にして投稿後に削除してしまっていたようなので💦そのリール動画を下記に貼ります。


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