初夏の雨引観音は、境内だけでなく山を下る道沿いまであじさいが続いていました。
岩瀬駅からタクシーで向かい、あじさいに彩られた境内や水中華を見学。 帰りはタクシーの運転手さんに教えてもらった雨引千勝神社までの道を、あじさいを眺めながら歩きました。
その途中で偶然見つけたのが、「雨引山楽法寺」と刻まれた石碑と、山の中へ続く古い道。 帰宅後に桜川市観光協会へ問い合わせたところ、舗装道路ができる前に使われていた道だと分かりました。
この記事では、あじさいの季節の雨引観音を実際に歩いた様子と、岩瀬駅からのアクセス、千勝神社まで歩いた帰り道を紹介します。
岩瀬駅からタクシーで雨引観音へ
2025年6月。あじさいが見頃を迎える時期に、茨城県桜川市の雨引観音(雨引山楽法寺)を訪れました。
最寄りのJR水戸線・岩瀬駅からはタクシーを利用しました。 雨引観音は岩瀬駅から離れているため、公共交通で訪れる場合は、岩瀬駅から先の移動手段も考えておきたい場所です。
雨引観音へ向かう途中、タクシーの運転手さんから「帰りは雨引千勝神社まで歩いてみるといい」と教えてもらいました。 坂道にはあじさいが咲いていて、車ではあっという間に通り過ぎてしまうため、帰りは歩いて花を眺め、千勝神社からタクシーを呼ぶのがおすすめとのことでした。
そこで帰りは、教えてもらった道を実際に歩いてみることにしました。
開門前から人が並ぶ、あじさいの季節の雨引観音
雨引観音に到着したのは開門前でしたが、すでに入口には数人が並んでいました。 さらに開門時間が近づくにつれて列が伸びていき、想像していた以上の人の多さに驚きました。
雨引観音は坂東三十三観音霊場の第24番札所で、あじさいの名所としても知られています。 この日はちょうど花の季節。境内に入る前から、あじさいを目当てに訪れる人の多さを実感しました。
黒門から仁王門へ|あじさいに囲まれた境内を歩く
黒門には色鮮やかな和傘が飾られ、あじさいの季節らしい装いになっていました。 門をくぐり、石段を上りながら境内へ向かいます。
石段や散策路の周囲には青や紫、淡いピンク色のあじさいが咲き、歩く先々で花の景色が続きます。 その先に見えてくるのが、朱色の仁王門です。
石段の下から眺める仁王門も、近くから見上げる姿も印象的でした。 鮮やかな朱色の門と、初夏のあじさいの組み合わせもこの時期ならではの景色です。
境内を彩るあじさいと水中華
境内へ進むと、本堂や多宝塔などの建物の周囲にもあじさいが咲いていました。 山の斜面を生かした境内には石段や小道が続き、場所によって花の見え方も変わります。
なかでも印象に残ったのが、池いっぱいにあじさいを浮かべた水中華です。 青や紫、白、ピンクの花が水面を埋めるように浮かび、境内に咲いているあじさいとはまた違った景色を楽しめました。
手水舎にもあじさいが浮かべられ、境内のあちこちで花を使った飾りを見ることができます。 和傘や寺院の建物とあじさいを組み合わせた景色も多く、歩いていると次々に違った表情が現れました。
孔雀とアヒルには会えず、水中華には鴨の姿
雨引観音の境内では孔雀などが放し飼いにされていますが、この日は残念ながら孔雀には出会えませんでした。
水中華ではアヒルの姿も期待していましたが、こちらにも会えず。 ただ、あじさいで覆われた水面をよく見ると、花の向こうに鴨の姿がありました。
目当てにしていた動物たちには会えませんでしたが、水面いっぱいのあじさいと、その中にひっそりといる鴨という思いがけない光景を見ることができました。
境内から桜川の景色を眺める
あじさいに囲まれた境内を歩いていると、山の上から桜川の田園風景を見渡せる場所がありました。
手前にはあじさい、その向こうには緑の山々や田畑が広がります。 境内の花を近くで眺めるだけでなく、少し視線を上げると景色が大きく開けるのも、山の中腹にある雨引観音ならではでした。
帰りは雨引千勝神社まで歩いてみる
参拝を終えたあとは、行きのタクシーで運転手さんに教えてもらった通り、雨引千勝神社まで歩いて下ることにしました。
車で上ってきたときにも道路沿いにあじさいが咲いているのが見えましたが、車窓からではほんの一瞬です。 実際に歩いてみると、坂道のあちこちに青や紫のあじさいが咲き、境内とはまた違った花景色を楽しむことができました。
ただし、雨引観音から千勝神社へ向かう道路には歩道のない場所があり、カーブも続きます。 車も通るため、歩く場合は周囲の交通に注意が必要です。
千勝神社へ向かう途中で見つけた古い道
坂道を下っている途中、道路脇に数台の車を停められそうな場所があり、そこに「雨引山楽法寺」と刻まれた大きな石碑が建っていました。
気になって石碑の脇を見ると、山の中へ続く古い石段がありました。 その両側にはたくさんのあじさいが咲き、道路から眺めるだけでも印象的な場所でした。
少し入ってみると、石段の両側を青や紫のあじさいが囲みます。 現在の舗装道路とはまったく雰囲気が異なり、木々に覆われた静かな道が山の中へ続いていました。
さらに進むと道は次第に細くなっていきます。 どこまで続いているのか分からなかったため、この日は途中で引き返しました。
舗装道路ができる前に使われていた道だった
この道が気になったため、帰宅後に桜川市観光協会へ問い合わせてみました。
教えていただいたところ、ここは現在の舗装道路ができる前に使われていた道とのことでした。 一方で、現在もこの道を通って雨引観音まで行けるかどうかは把握されていないとのことです。
現在も雨引観音まで通り抜けられるかは確認できないため、ここでは参拝ルートとしては紹介していません。 私も入口から少し歩いただけですが、古い道の両側にあじさいが咲く光景は、この日歩いた中でも特に印象に残りました。
雨引千勝神社からタクシーで岩瀬駅へ
古い道を見たあとは舗装道路へ戻り、そのまま雨引千勝神社まで歩きました。
ここが、行きのタクシーの運転手さんから「帰りはここからタクシーを呼ぶといい」と教えてもらっていた場所です。
雨引観音から車でそのまま岩瀬駅へ戻っていたら、道路沿いのあじさいも、途中で見つけた古い道も、ゆっくり見ることはなかったと思います。 運転手さんに教えてもらったおかげで、境内を出たあともあじさいを眺めながら歩くことができました。
千勝神社からタクシーを呼び、岩瀬駅へ戻りました。 乗車時間は10分ほどでした。
雨引観音へのアクセス|岩瀬駅からタクシー・バス
雨引観音の最寄り駅は、JR水戸線の岩瀬駅です。 公共交通で訪れる場合は、岩瀬駅からタクシーまたは桜川市バス「ヤマザクラGO」を利用できます。
岩瀬駅からタクシー
雨引観音の案内では、岩瀬駅前から雨引観音境内までタクシーで約15分です。 私は行きに岩瀬駅からタクシーを利用し、境内まで向かいました。
通常の土・休日は雨引観音前までバスで行ける
桜川市バス「ヤマザクラGO」は、通常の土・休日には雨引観音前の駐車場まで運行しています。 平日は雨引観音入口の本木までとなり、そこから雨引観音までは徒歩約30分です。
あじさい祭期間中はバスが雨引観音に停車しない
注意したいのが、あじさい祭期間中は、混雑緩和のため土・休日も雨引観音には停車しません。
つまり、「土・休日ならバスで雨引観音前まで行ける」という通常時のアクセス方法が、あじさいを見に行く時期にはそのまま使えません。 あじさいの季節に公共交通で訪れる場合は、最新のバス運行情報を確認してから出かけるのがおすすめです。

















雨引観音から千勝神社へ向かう坂道にもあじさいが咲いていました








🌿 あじさいの景色を歩く旅
あじさいが見頃を迎える季節には、東京でも山あいの花景色を歩いています。
斜面を埋めるあじさいや白いアナベルなど、それぞれ違った景色を楽しめた場所です。


コメント