富山県高岡市にある国定公園・雨晴海岸。
晴れた日には、海の向こうに立山連峰が浮かび上がる絶景の地として知られます。
2022年の秋、金沢滞在中に訪れたその場所で、思いがけず静かな時間を過ごしました。
富山県の国定公園・雨晴(あまはらし)海岸は、冬の晴れた日には海越しに立山連峰を望むことができる絶景の地として知られています。
標高3,000メートル級の山々が海の向こうに姿を現す光景は、世界的にも珍しいもの。
氷見線の雨晴駅から歩いて6分ほどとアクセスも良く、海沿いにはガラス張りのモダンな「道の駅 雨晴」もあります。
この日は、天候に恵まれた晴れの日を選んで訪れましたが、残念ながら海の向こうに立山連峰の姿は見えませんでした。
それでも、波の向こうに浮かぶ女岩のシルエットが美しく、穏やかな海を眺めているだけで心が落ち着いていきます。
海岸沿いには、源義経が弁慶たちとともに雨宿りをしたと伝わる「義経岩」もあり、古くから旅人の心を惹きつけてきた場所だと感じます。
「雨晴」という響きもどこか詩的で、どんな色の空の下でもその名にふさわしい凛とした美しさがありました。
また、氷見線の車窓から望む海沿いの風景も格別です。
この日は時間の都合で氷見まで足を延ばせませんでしたが、次は列車に揺られながら、海と山が交差するこの絶景をもう一度見に行きたいと思いました。








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