徳島・大塚国際美術館を巡るアート旅|原寸大で体感する名画と文化の世界

アートと文化

徳島県の大塚国際美術館へ夫婦で訪れました。展示ルート4km、原寸大で再現された名画が立ち並ぶ圧巻のアート空間。システィーナ礼拝堂、モネの大睡蓮、ゴッホのヒマワリなど、世界の芸術を“体験する”文化旅の記録です。


徳島・大塚国際美術館を巡るアートと文化の旅|圧倒的スケールで再現された名画の世界

ずっと訪れてみたかった徳島県の大塚国際美術館へ、夫婦で出かけました。ここは、世界中の名画を陶板で原寸大再現した“体験型”の美術館。展示ルートはなんと約4km、地下4階の入口からスタートし、地下3階〜地上2階まで、壮大なスケールのアート空間が広がります。

■ システィーナ礼拝堂に出会う、美術館の幕開け

地下3階に上がった瞬間、目の前に広がるのはシスティーナ礼拝堂。天井画の迫力、空間全体の包み込まれるようなスケールに思わず息をのみました。テレビを見ない私は知らなかったのですが、ここは米津玄師さんが紅白で「Lemon」を歌った中継会場とのこと。その影響もあってか、このエリアは一番の混雑ぶりでした。

地下2階からは礼拝堂を少し見下ろすように眺められますが、訪問時は人が多かったため撮影は断念。それでも、圧倒的な名画空間に身を置ける体験そのものが、すでにひとつの“文化作品”のようでした。

■ モネの《大睡蓮》と、咲き誇るリアルな睡蓮

モネの大睡蓮の展示室に入ると、周囲の池には季節の睡蓮が咲き誇り、まるで作品世界が現実に立ち上がったよう。青い睡蓮を見たのは初めてで、その静かな存在感にしばらく視線が離れませんでした。

睡蓮が咲く季節に訪れたことは、まさに幸運でした。

■ ゴッホの《ヒマワリ》7作品が一堂に揃う贅沢

ゴッホの《ヒマワリ》が7点並ぶ光景は圧巻。世界各地に散らばる作品を一度に見られる体験は、大塚国際美術館ならではの“文化の再現”。

また、「百合が咲く場所で白い服を着て、日本の提灯を持つ少女」の絵がとても気に入り、ほっと心があたたかくなる作品でした。

■ スケール・量・質に圧倒される「4kmのアート旅」

訪問前に「丁寧に見ていたら時間がなくなるよ」「量が多すぎて疲れるからメリハリが重要」とアドバイスをもらっていましたが、その意味がよくわかりました。想像を超える展示量で、1日かけてもすべてを見切れないほど。

本物ではなくても、実にリアルで、原寸大ならではの迫力。量・スケール・質の三拍子が揃い、名画鑑賞の概念がまるで変わる美術館です。

■ 歩いて一万歩を超える“アート巡礼”

館内と周辺を歩いて一万歩超え。目の保養はもちろん、気づけば運動にもなっていました。休憩スペースが多いのもありがたいポイントです。

■ 朝イチで訪れて正解だった人気ぶり

混雑すると聞き、開館30分前に到着。すでに列ができており、開館時には100人ほどが後ろに。高速バス・観光バス・路線バス・シャトルバスが次々到着し、この美術館の人気の高さを実感しました。

アートが好きな人も、そうでない人も、必ず“心が震える作品”に出会える場所。大塚国際美術館は、文化体験として唯一無二の存在でした。

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