静けさの中で深まる祈り|四国八十八ヶ所・第二番札所「極楽寺」を歩く

四国

四国八十八ヶ所霊場、第二番札所「極楽寺」へ。朱塗りの仁王門をくぐると、境内には穏やかでやわらかな空気が広がっていました。弘法大師お手植えと伝わる長命杉や、願いを試す抱き地蔵との出会い。第一番札所から続く巡礼の流れの中で、静かな祈りに向き合う時間となりました。


四国八十八ヶ所・第二番札所「極楽寺」とは

2025年8月。四国八十八ヶ所霊場の第二番札所である日照山 無量寿院「極楽寺」へ参拝しました。第一番札所・霊山寺から続けて訪れたこの場所は、落ち着いた雰囲気に包まれ、ゆっくりと心が整っていくような静けさがありました。

朱塗りの仁王門と力強い仁王像

極楽寺の入口には、堂々とした朱塗りの仁王門があります。鮮やかな色合いと力強い仁王像が印象的で、門をくぐった瞬間に気持ちが引き締まります。

境内へ進むと、穏やかな空気がふっと流れ込み、歩みが自然とゆったりとしたものに変わっていきました。

弘法大師お手植えと伝わる「長命杉」

境内に立つ高さ約31m、周囲約6mにもなる霊木「長命杉」は、弘法大師お手植えとされる樹齢1200年以上の杉。家内安全や病気平癒、長寿のご利益があるといわれています。

恐れ多さを感じつつも、そっと軽く触れさせていただくと、悠然とそびえる姿から、長い時を生き抜いてきた静かな力が伝わってくるようでした。

本堂と大師堂へ続く石段

大きな仏足石の横にある石段を上ると、正面に本堂、右手奥に大師堂が並びます。夏の暑さの中でも、境内にはどこかひんやりとした空気が漂い、心がすっと落ち着いていきました。

願いの重さを知る「抱き地蔵」

極楽寺で印象に残ったのが、やさしい表情をした「抱き地蔵」。願いをかけてお地蔵さまを抱き上げ、軽く感じれば願いが叶いやすく、重ければさらなる善い行いと日々の精進が必要とされています。

お願いごとをして抱いてみたのですが…ずっしりと重く、思わず苦笑。日々の積み重ねの大切さを、静かに教えられたような気がしました。

巡礼の流れの中で感じたこと

今回の巡礼は第二番札所まで。八十八ヶ所すべてを巡り、最後に高野山でお礼参りをする道のりを思うと、その壮大さにあらためて驚かされます。

だからこそ、焦らず無理をせず、時間をつくりながら少しずつ巡っていけたら——そんな思いが自然と湧いてきました。

歩いた距離はわずかでも、心に残る時間は深く。静かな祈りのひとときが、巡礼という旅の意味を少しだけ近づけてくれたように感じています。


🧵 四国八十八ヶ所を歩きはじめて

巡礼の第一歩となった霊山寺から、この小さな旅は始まりました。
発心の鳥居をくぐり、はじまりの空気に触れた最初の記録です。

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