東京から日帰りで十日町を訪れたこの日、星と森の詩美術館へ向かう前に立ち寄ったのが神宮寺でした。
1200年の歴史を重ねる“四日町の観音さま”で、茅葺き屋根と里山の静けさに心をほどくひとり時間を過ごしました。
四日町の観音さま・神宮寺を訪ねて
十日町市の四日町地区にある「神宮寺」は、地元の方々から“四日町の観音さま”として親しまれているお寺。
1200年もの歴史を重ねてきた曹洞宗の古刹で、静かな里山の中にたたずんでいます。
ここを訪れるのは初めて。
緑豊かな参道を歩くと、周囲の音がすっと遠のき、落ち着いた空気に包まれていきました。
目に入るのは立派な茅葺き屋根の山門と観音堂――のはずでしたが、
この日は冬を迎える前の工事中で、観音堂の外観をしっかりと見ることはできず、少しだけ残念な気持ちに。
それでも、足場の奥に見える茅の屋根と木の温もりに、
長い年月が積み重なってきた時間の重みを感じました。
豪雪地帯で守られてきた、祈りのかたち
神宮寺の現在の建物は、江戸後期に再建されたものだそうです。
山門は宝暦11年(1761年)から明和6年(1769年)、
観音堂は安永2年(1773年)から天明2年(1782年)にかけて、
20年もの歳月をかけて造られたといいます。
十日町は日本有数の豪雪地帯。
その厳しい自然の中で、建物を守り続けていくことは決して簡単なことではありません。
それでもなお、
人々が大切に守り続けてきた信仰の場がここにあることに、静かな重みを感じました。
桜の季節に、また訪れたい場所
お寺のすぐそばには「大井田の郷公園」があり、たくさんの桜の木が植えられています。
春には池に桜が映り込み、山門を背景にした美しい景色が広がるのだとか。
今回訪れたのは静かな時期でしたが、
春にはまた違った表情を見せてくれる場所なのだと感じました。
いつか桜の季節に再び訪れて、
その光景をこの目で見てみたいなと思います。
その時には、茅葺き屋根のメンテナンスを終えた観音堂の姿にも出会えますように。
アクセス情報
神宮寺は、新潟県十日町市四日町にある寺院です。
JR・北越急行「十日町駅」から徒歩約20分ほど。
駅からはやや距離があるため、徒歩の場合は時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです。
周辺には「星と森の詩美術館」や「十日町市博物館」などもあり、あわせて巡ると十日町の文化や自然をゆっくり楽しめます。
※駅から歩ける距離ですが、夏場はやや暑さを感じたため、季節によっては熱中症対策がおすすめです。








【越後湯沢からのほくほく線乗り換え時間までに駅前散策&十日町でいただいたお蕎麦の写真】




訪問日:2025年8月20日(水)
東京から上越新幹線で越後湯沢駅下車後、ほくほく線に乗り換えて十日町駅下車。日帰り旅行。
📖 十日町で出会った風景の記録
十日町では、神宮寺のほかにも
森に包まれた美術館や、地域の歴史に触れられる博物館などを訪れました。
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