国宝の火焔型土器を一目見たくて訪れた、新潟県十日町市の十日町市博物館。
以前は休館日にあたり見られなかった念願の展示に、ようやく出会うことができました。
炎のように立ち上がる造形美と、5,000年前とは思えない繊細な意匠。
縄文の美意識に思わず息をのんだ、印象深い時間となりました。
十日町市博物館へ ─ 念願の火焔型土器を鑑賞
国宝の火焔型土器を見たくて、新潟県十日町市にある「十日町市博物館」を訪れました。
前回、越後妻有里山現代美術館 MonETを訪れた際は休館日で叶わなかったのですが、今回はようやく実現。
以前から一度見てみたいと思っていた展示だっただけに、館内へ入る前から自然と期待が高まっていました。
新潟県唯一の国宝・火焔型土器
十日町市博物館は、「国宝・火焔型土器のふるさと ― 雪と織物と信濃川 ―」をテーマにした博物館です。
縄文文化から織物文化まで、この地域の歴史が丁寧に紹介されています。
火焔型土器とは、約5,000年前の縄文時代中期に作られた土器で、炎のように立ち上がる突起が特徴。
十日町市の笹山遺跡から出土した土器は、1999年に国宝に指定されました。
実際に目の前にすると、その迫力は想像以上でした。
複雑にうねる装飾は、まるで本当に炎が揺らめいているかのようで、5,000年前のものとは思えないほど洗練された美しさがあります。
しかもこれが調理用の土器として使われていたと知り、実用品にここまでの造形を施した縄文人の美意識に驚かされました。
博物館周辺をのんびり散策
博物館のあるエリアには、かつて千手発電所の資材を運ぶために敷設された線路跡を整備した「十日町市緑道(石彫プロムナード)」があります。
緑道沿いには個性的な石彫作品が並び、散歩しながらアートを楽しめる空間になっていました。
博物館のすぐそばには「十日町情報館」という図書館もあり、映画『図書館戦争』のロケ地にもなったそうです。
撮影は許可制とのことで写真はありませんが、建物自体も印象に残る雰囲気でした。
縄文の美と文化が息づく十日町
炎のような造形美に息をのんだ国宝の展示。
そして周辺に広がる自然や文化施設も含め、十日町という土地そのものに奥深さを感じる時間になりました。
火焔型土器をきっかけに訪れましたが、想像以上に見応えがあり、十日町を訪れたならぜひ立ち寄りたい場所のひとつです。
アクセス情報
十日町市博物館は、新潟県十日町市西本町にあります。
JR・北越急行「十日町駅」から徒歩約10分ほどと、駅から比較的アクセスしやすい場所です。
周辺には「十日町情報館」や「十日町市緑道(石彫プロムナード)」もあり、あわせて散策するとゆったりとした時間を楽しめます。
※駅からは歩きやすい道のりで、初めてでも迷わず訪れることができました。
















訪問日:2025年8月20日(水)
東京から上越新幹線で越後湯沢駅下車。ほくほく線に乗り換えて十日町駅下車。日帰り旅行。
📖 十日町で出会った風景の記録
十日町ではこのほかにも、
茅葺き屋根が印象的な神宮寺や、森に囲まれた美術館など、
静かな時間を過ごせる場所を巡りました。
あわせて訪れた十日町の記録もどうぞ。


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