品川駅から歩いて行ける屋内型水族館、マクセル アクアパーク品川へ行ってきました。
この日は、少し体を動かしながらも無理なく過ごせる場所に行きたいと思い、水族館なら休憩を挟みながらゆっくり楽しめるのではないかと訪れてみることに。
最初は昼のドルフィンパフォーマンスを見たら帰るつもりでしたが、幻想的なサンゴやクラゲの展示に何度も足を止め、夜のドルフィンパフォーマンス、そして最後のウォーターカーテンコールまで楽しむ一日になりました。
この記事では、EX旅先予約で少しお得に入館したことや、昼と夜でまったく雰囲気が異なるイルカショー、心に残った館内展示について、実際に訪れて感じたことを紹介します。
EX旅先予約で少しお得に入館
今回、マクセル アクアパーク品川へは「EX旅先予約」を利用して入館しました。
通常の入場料金は2,800円ですが、EX旅先予約を使うと2,500円に。少しではありますが、お得に入場できるのはありがたいところです。
ただし、EX旅先予約のチケットはそのまま入場ゲートへ進むのではなく、1階の受付カウンターで入場券への引き換えが必要でした。私もまずは受付でチケットを引き換えてから、館内へ向かいました。
マクセル アクアパーク品川は品川駅から近く、天候に左右されにくい屋内施設です。湿度の高い日や、外を長時間歩くのが少し大変な日でも、水族館なら自分のペースで休憩を挟みながら過ごせるのではないかと思い、訪れてみることにしました。
光と映像が迎える幻想的なエントランス
ゲートを通ると、まず目の前に広がるのが「パークエントランス」の大きな映像演出です。
壁一面に美しい映像が流れ、最初から少し非日常の世界へ入っていくような感覚がありました。入館した瞬間は「きれいだな」と思いながら通り過ぎたのですが、館内を巡ってから振り返ると、この映像はマクセル アクアパーク品川全体の雰囲気を表していたのかもしれません。
水族館というと、静かな館内に水槽が並んでいるイメージがありましたが、ここは少し違いました。
その先へ進むと、記念撮影をしてくれるスポットがあり、さらに隣にはLEDの光と音楽に包まれたメリーゴーラウンド「ドルフィンパーティー」や、巨大な海賊船で無重力のような感覚を楽しめる「ポート・オブ・パイレーツ」が目に入ってきます。
思わず「ここは水族館?それとも遊園地?」と思ってしまうような、華やかでファンタジーな空間でした。
アトラクションがある水族館というだけでも少し驚きでしたが、光や音、映像を組み合わせた演出が多く、ただ魚を見るだけではない場所なのだと、この時点で感じました。
海の中へ入り込むような「パターンズ」
さらに進んでいくと、イマーシブエリア「パターンズ」があります。
ここは映像や光に包まれる空間で、まるで海の中へ引き込まれていくような不思議な感覚がありました。
足元や周囲の演出に意識を向けていると、自分の体までふわふわと浮いているような気分になります。思った以上に没入感があり、私は少し船酔いしたような感覚にもなりました。
水族館の中で、魚を見る前にここまで「体感する」エリアがあるとは思っていなかったので、最初からかなり印象に残りました。
このあと館内を巡っていく中でも感じたのですが、マクセル アクアパーク品川は、水槽の中の生きものだけでなく、その周囲の空間そのものも楽しむ水族館なのだと思います。
何度も戻ってしまったサンゴの展示
次に訪れたのは、カフェが併設されたエリアです。
ここでは、ブラックライトに照らされた発光サンゴの展示を楽しむことができました。
暗い空間の中で、サンゴがふわりと光を放つ様子はとても美しく、思わず足を止めてしまいました。サンゴというと、これまでは「海の中にあるもの」という漠然としたイメージしかなかったのですが、実際に見てみると、花のような形をしたものもあり、その繊細さに驚かされました。
海の中の花であり、華でもある。
そんな言葉が浮かぶほど、色も形も美しい世界でした。
暗い海の中に、こんなにも彩り豊かで華やかな世界が広がっているのだと思うと、スキューバダイビングに惹かれる人の気持ちも少しわかるような気がしました。
私はカフェオレを注文し、このサンゴの展示を眺めながらしばらく過ごしました。
水槽の前を通り過ぎるだけではもったいなくて、椅子に座って飲み物を飲みながら、ゆっくりと眺めていたくなる美しさでした。まるで絵画を見ているようで、「海の宝石」という言葉も頭に浮かびました。
一度見ただけでは満足できず、館内を巡ったあとにもまた戻ってきて再鑑賞。さらに、途中で館外へ出て夕食休憩を取ったあと、再入場してからも再びこのエリアに立ち寄りました。
それくらい、何度も見たくなる展示でした。
光と音に包まれるクラゲの世界
サンゴの展示と同じくらい印象に残ったのが、「ジェリーフィッシュランブル」です。
ここは、音と光が変化する空間の中に、円筒形の水槽がいくつも並び、クラゲがゆらゆらと漂っています。
クラゲはただ水の中を浮かんでいるだけなのに、その動きがとても優雅でした。ゆっくりとふくらんだり、しぼんだりしながら漂う姿は、見ているだけで気持ちが落ち着いていきます。
照明の色が変わるたびに、同じクラゲでも印象が変わって見えました。
幻想的に見える瞬間もあれば、どこか儚く見える瞬間もあります。音と光に包まれた空間の中で、クラゲの動きを眺めていると、時間の流れが少しゆっくりになるようでした。
このエリアも気に入って、何度も戻って鑑賞しました。
さらにその先には、ミズクラゲの成長過程を観察できる展示がありました。
1〜4日目のクラゲは、まだ粒のように小さく、両手を広げてぷかぷかと泳いでいるように見えました。8〜15日目になると、線香花火のように細かく動き、小さな星が点滅しているようにも見えます。
15〜22日目になると、少しキノコのような形に見えてきて、22〜29日目になると、傘が開いたり閉じたりするような動きがはっきりしてきました。
普段、水族館で大きくなったクラゲを見ることはあっても、成長の途中をこうして生で見られる機会はあまりありません。
小さな命が少しずつ形を変えていく様子はとても興味深く、華やかな展示とはまた違う楽しさがありました。
サンゴの展示が「海の宝石」のような美しさだとしたら、クラゲの展示は、光と音の中で静かに漂う幻想の世界。
どちらも、マクセル アクアパーク品川で特に心に残ったエリアでした。
ワンダーチューブはイルカショー中が撮影のチャンス
マクセル アクアパーク品川を代表する展示のひとつが、「ワンダーチューブ」です。
全長約20メートルの海中トンネルには、ナンヨウマンタやエイの仲間、色とりどりの魚たちがゆったりと泳ぎ、その姿を下から見上げることができます。
大きなエイが頭上を滑るように泳いでいく様子は迫力があり、中でもノコギリエイの仲間「グリーンソーフィッシュ」は、その堂々とした姿に思わず見入ってしまいました。
人気スポットだけに、日中は多くの人が立ち止まって写真を撮影しており、「人の入らない写真を撮るのは難しいかな」と思っていました。
ところが、昼のドルフィンパフォーマンスが始まると状況は一変。館内にいた人たちがショー会場へ向かったため、ワンダーチューブにはほとんど人がいなくなりました。
おかげで、人の写り込みを気にすることなく、ゆっくりと撮影を楽しむことができました。
ひとつ不思議だったのは、スマートフォンで撮影しようとすると「カメラレンズをクリーニングしてください」というメッセージが何度も表示されたことです。
レンズを拭いても改善せず、「故障かな?」と思いましたが、ほかの展示では何事もなく撮影できます。
しばらくして気づいたのは、原因はレンズではなく、水槽のガラス越しに見える水の揺らぎや微細な濁りだったということでした。
カメラがピントを合わせようとして反応していたようで、その理由が分かった時は思わず一人で納得してしまいました。
もしワンダーチューブをゆっくり鑑賞したり撮影したりしたいなら、イルカショーの時間帯を狙うのもおすすめです。
昼のドルフィンパフォーマンスは会場が一体となる参加型ライブ
館内でも特に人気なのが、直径約25メートルの円形プールで行われるドルフィンパフォーマンスです。
360度どこからでも観覧できる開放的な会場ですが、開始30分ほど前になると続々と人が集まり始めました。
「館内にこんなに人がいたの?」と思うほど観客が増え、あっという間に客席が埋まっていきます。
特に人気だったのは、正面にあたるエリアと、水しぶきが比較的かかりにくい上段の席でした。
一方、小さなお子さんたちは最前列を選ぶことが多く、保護者の方が売店で販売されているレインポンチョを購入し、ショーに備えている姿も見かけました。
案内では4列目までは水しぶきがかかる可能性があるとのことでしたが、その日のイルカのコンディションによっては7列目付近まで飛ぶこともあるそうです。
ショーは約15分間。
しかし、始まってしまうと本当にあっという間でした。
音楽に合わせてイルカたちがジャンプし、天井から流れ落ちる水の演出も加わって、会場全体がひとつのライブ会場のような雰囲気になります。
観客席へ向けてイルカが勢いよく水を飛ばす場面では大きな歓声が上がり、MCの呼びかけに合わせて観客も手を動かしながら一緒にショーへ参加していきます。
イルカが大きな音を立てて水中へ飛び込めば客席から歓声が上がり、コミカルな動きには笑いが起こり、愛らしい仕草には自然と笑顔がこぼれます。
さらに、インストラクターを背中に乗せたイルカがプールを軽やかに周回する姿には、会場から思わず感嘆の声が上がっていました。
参加型ならではの一体感があり、見ているだけで自然と気持ちも盛り上がるショーでした。
夕食休憩を挟んで、夜のドルフィンパフォーマンスへ
昼のショーがあまりにも楽しく、「夜のドルフィンパフォーマンスも見てみたい」と思うようになりました。
とはいえ、夜のショーまでは約3時間。
そのまま館内で過ごすことも考えましたが、一度館外へ出て夕食を兼ねてゆっくり休憩することにしました。
マクセル アクアパーク品川は、当日であれば再入場が可能です。
チケットを提示するだけで再び館内へ入ることができるので、周辺で食事を済ませたり、少し休憩したりできるのは嬉しいポイントでした。
18時頃に再入場すると、まず向かったのは、やはりサンゴとクラゲの展示です。
昼間に何度も見たはずなのに、夜の落ち着いた雰囲気の中で眺めると、また違った美しさを感じました。
そのあと18時30分頃にはショー会場へ向かいましたが、昼間とは雰囲気がずいぶん違います。
昼は家族連れが多かったのに対し、夜は一人で訪れている人やカップル、友人同士など、大人の来館者がほとんどでした。
さらに昼間は掲示されていた「4列目までは濡れます」という案内も見当たりません。
気になってスタッフの方へ尋ねてみると、夜のショーでは観客席へ水をかける演出は行わないとのことでした。
ただし、イルカがジャンプした際には水しぶきが飛んでくることもあるそうです。
昼との違いを知ってから観覧すると、「同じドルフィンパフォーマンスでも、まったく違うショーになるんだな」と期待が高まりました。
昼と夜でまったく違うドルフィンパフォーマンス
夜のショーも約15分間ですが、こちらもあっという間でした。
昼間との一番大きな違いは、MCがなく、落ち着いたナレーションだけで進行していくことです。
会場全体も静かで、観客が一緒に盛り上がるというよりは、イルカたちの動きと光、水、音楽が織りなす世界観をじっくり味わうショーという印象でした。
プールの色も昼間とは大きく異なります。
昼は明るい水色で爽やかな雰囲気でしたが、夜になると照明が落ち着いた青色へと変わり、イルカたちもその幻想的な空間へ自然に溶け込んでいるようでした。
昼間のようにイルカの姿がくっきり見えるというよりも、光と影の中で美しく浮かび上がる姿を楽しむ演出になっています。
昼は会場全体で盛り上がる元気いっぱいのライブ。
夜は音と光、水が織りなす幻想的なアート。
同じイルカたちによるパフォーマンスでありながら、ここまで印象が変わるとは思っていませんでした。
どちらにもそれぞれの魅力がありますが、もし時間に余裕があるなら、ぜひ昼と夜の両方を見比べてみることをおすすめします。
私自身、昼だけ見て帰らなくて本当によかったと感じました。
最後はウォーターカーテンコールで癒やしのひととき
夜のドルフィンパフォーマンスが終わると、多くの人がそのまま出口へ向かっていきました。
私も最初は帰ろうかと思いましたが、プログラムを見ると、19時45分から「ウォーターカーテンコール」が行われることを知り、せっかくなので最後まで見ていくことにしました。
イルカのショーとは異なり、このプログラムにはイルカは登場しません。
音楽に合わせて天井から流れ落ちる水がさまざまな形を描き、光の演出とともに幻想的な空間を作り上げていきます。
会場全体を包み込むように流れるのは、『You Raise Me Up』の優しいメロディー。
昼間のような賑やかさも、夜のドルフィンパフォーマンスのような躍動感もありません。
ただ、水と光、そして音楽だけがゆっくりと流れる時間。
一日の締めくくりにふさわしい、穏やかで心地よいひとときでした。
約10分という短いプログラムですが、「最後まで残っていてよかった」と自然に思える内容でした。
夜のドルフィンパフォーマンスが終わると帰る人も多いようですが、時間に余裕があれば、このウォーターカーテンコールまで楽しむことをおすすめします。
約20年ぶりによみがえった懐かしい思い出
実は、昼のドルフィンパフォーマンスを見ている途中から、どこか不思議な感覚がありました。
「この景色、どこかで見たことがあるような……。」
そんな思いが頭の片隅に浮かびながらショーを見続けていると、インストラクターがイルカの背中に乗ってプールを周回した瞬間、その理由がはっきりしました。
「あっ、ここ来たことがある。」
思い出したのは、約20年前のクリスマス。
まだエプソン 品川アクアスタジアムという名前だった頃、夫と訪れたことがあったのです。
その時もイルカのショーを見ていました。
そして、サンタクロースの衣装を着たインストラクターがイルカの背中に乗って泳ぐ姿に歓声を上げていたことまで、次々と記憶がよみがえってきました。
長い年月が過ぎ、水族館の名前も演出も変わりましたが、イルカショーを見て心が弾む気持ちは、あの頃と変わっていなかったようです。
思いがけず懐かしい記憶まで連れてきてくれたことも、この日訪れてよかったと思えた理由のひとつでした。
昼も夜も楽しんだからこそ出会えた、それぞれの魅力
ぎっくり腰のリハビリも兼ねて、「ゆっくり過ごせる場所に行こう」と思って訪れたマクセル アクアパーク品川。
最初は昼のドルフィンパフォーマンスだけを見て帰るつもりでしたが、サンゴやクラゲの幻想的な展示に何度も足を止め、昼と夜でまったく違う表情を見せるイルカショーを楽しみ、最後はウォーターカーテンコールまで鑑賞する、思いがけず充実した一日になりました。
光や音、水を巧みに取り入れた演出は、魚を展示するだけの水族館とは一味違い、生きものたちがつくり出す世界を五感で楽しめる空間になっています。
昼は観客みんなで盛り上がるライブのような楽しさがあり、夜は幻想的で美しいショーに心が癒やされる――。
どちらも実際に見たからこそ、それぞれに異なる魅力があることを感じました。
もし時間に余裕があるなら、ぜひ昼と夜、両方のドルフィンパフォーマンスを見比べてみてください。
きっと、同じ場所とは思えないほど異なる雰囲気に驚くはずです。
そして帰る前には、ぜひウォーターカーテンコールまで。
ゆったりと流れる音楽と水の演出が、一日の締めくくりを優しく彩り、心地よい余韻とともに水族館をあとにできると思います。





























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