四国八十八ヶ所霊場の第一番札所「霊山寺」。学生の頃に抱いた巡礼への憧れをふと思い出し、真夏の徳島を訪れました。発願の寺として知られるこの場所で、「発心」と書かれた鳥居をくぐり、やわらかな灯篭の光に包まれるひととき。忘れかけていた想いが、静かに動き出したように感じられました。ここから始まる、小さな巡礼の記録です。
四国八十八ヶ所・第一番札所「霊山寺」とは
2025年8月。学生の頃、いつか巡礼の旅をしてみたいと夢見ていた四国八十八ヶ所。日々の生活の中でその想いは遠のいていたのですが、四国滞在中ふと胸に浮かび、第一番札所「霊山寺」を訪れることにしました。
「発願の寺」として知られ、“1番さん”の愛称でも親しまれている霊山寺。巡礼のスタート地点となるこの場所に立つと、気持ちが自然と整っていくような静かな高揚感がありました。
「発心」と書かれた鳥居から始まる巡礼
霊山寺の入口では、お寺でありながら最初に「発心」と書かれた鳥居をくぐります。「発心」とは、自ら心を決意して修行や悟りの道に入ることを指す言葉です。
鳥居をくぐるとき、不思議な気持ちとともに、自分の中の小さな決意にそっと触れたような感覚がありました。
境内はとても静かで、どこか柔らかな空気が流れています。真夏の陽射しの中、お遍路の白衣をまとい巡礼を始める方々の姿も見かけ、改めてこの旅路の尊さを感じました。
幻想的な吊り灯篭に包まれた本堂
本堂に入ると、天井から無数の吊り灯篭が下がり、淡い光が空間を照らしていました。ひんやりとした空気と灯篭のやわらかな輝きが重なり、どこか幻想的な雰囲気に包まれています。
夏の暑さで少し疲れていた身体が、ふっと軽くなるような感覚。静けさの中で、自然と心が落ち着いていく時間でした。
いつかゆっくり巡りたい四国八十八ヶ所
八十八ヶ所すべてを巡り結願し、さらに高野山へお礼参りをする——そう考えると、とても壮大で気が遠くなるような道のりです。
ツアーで一気に回る方法もありますが、できれば時間をつくり、一ヶ所ずつゆっくり巡りたい。そんな思いが、この日の参拝で強くなりました。
今回の霊山寺での参拝は、小さな一歩。けれどこの場所で感じた想いは、これからもどこかで静かに続いていくような気がしています。














🧵 四国八十八ヶ所を歩きはじめて
巡礼の第一歩を踏み出した霊山寺から、次の札所へ。
静けさの中で祈りと向き合った、続きの記録です。


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