冬の秩父・三峯神社へ。静寂の山道を抜けて出会う荘厳な社殿

埼玉

宝登山で蝋梅の香りに包まれた朝のあと、次に向かったのは秩父の名社・三峯神社。
同じ秩父でも、山深くへと進むにつれて、空気の張りつめ方が少しずつ変わっていくのを感じました。

冬の山道をバスで登り、静かな参道を歩いてたどり着いた社殿は、思わず足を止めたくなるような荘厳さ。
多くの参拝客で賑わいながらも、その奥には凛とした静けさがありました。

この記事では、宝登山から続く一日の流れの中で出会った、三峯神社での時間を綴ります。


宝登山から三峯神社へ。冬の秩父をめぐる一日旅

2024年2月。宝登山で蝋梅を楽しんだあと、もうひとつの目的地である三峯神社へ向かいました。宝登山神社と山頂の奥宮に参拝したのち、下山して秩父鉄道で三峰口駅へ。

そこからローカルバスに乗り換え、山奥にある三峯神社(みつみねじんじゃ)を目指します。狭くカーブの多い山道を進むこと約1時間。つづら折りの道が続き、対向車とのすれ違いが難しそうな場面もありました。

ところが、この往路バスの乗客はなぜか私ひとり。人気の神社と聞いていただけに、本当に行き先を間違えていないか少し不安になるほどの静けさでした。

冬の山道を抜けて出会う、荘厳な社殿

終点手前では、駐車場待ちの車列による渋滞に巻き込まれ、しばらく進まない時間が続きました。すると運転手さんから「神社はもうすぐそこだから、歩いたほうが早いよ」と声をかけられ、手前で下車して参道へ向かうことに。

数分歩くだけでも、空気の澄み方がはっきりと変わり、山の中へ入っていくような感覚がありました。参道は静けさに包まれていて、足音だけがやけに大きく感じられます。木々の間から差し込む光もやわらかく、歩くごとに心が引き締まっていくようでした。

境内に入ると一転して、多くの参拝客の姿が。三峯神社の社殿は、宝登山神社と同じく色鮮やかで、彫刻も物語を描くように精巧です。木々の間から差し込む冬の光に、金と朱が浮かび上がる光景は、まさに神々しいものでした。

本殿での参拝は列に並ぶほどの混雑でしたが、境内全体は広く、少し離れると静かな空気が流れています。人の多さとは裏腹に、落ち着いた雰囲気の中で過ごせるのが印象的でした。

奥宮への思いと、また訪れたい場所

奥宮は冬季のため登山道に残雪があり、今回は参拝を見送りました。かつては麓からケーブルカーで登ることができたそうで、その跡地から神社までの参道もあるとのこと。季節を変えて、その道を歩いてみたいと思える場所でした。

秩父三社をめぐる一日の締めくくり

秩父三社と呼ばれるうち、今回は宝登山神社三峯神社の二社を巡りました。残る一社、秩父神社は次の楽しみに取っておこうと思います。

帰りのバス停には多くの人が並んでいて、行きとはまったく違う光景に驚きました。座って戻るには、発車時刻よりも少し早めに並んでおく必要がありそうです。

冬の澄んだ空気の中で感じた静けさと荘厳さ。山の神々が息づく秩父の地は、ひとりで訪れるからこそ深く味わえる場所でした。


📖 秩父で過ごした一日のはじまり

この日の旅は、宝登山で蝋梅の香りに包まれた朝から始まりました。
静かな山歩きとやわらかな冬の光に出会った、前半の記録はこちらからご覧いただけます。

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