冬の秩父では、厳しい寒さがつくり出す自然のアート「氷柱(つらら)」が各地で見られます。
昨年から気になっていた三大氷柱をめぐる日帰りバスツアーに参加し、凍てつく空気の中で広がる氷の世界を訪れました。
尾ノ内、三十槌、あしがくぼ──それぞれに異なる表情を見せる氷柱は、同じ“氷”でありながらまったく違う景色。 自然がつくり出す静かな美しさに、足を止めて見入る時間となりました。
冬の秩父で三大氷柱めぐりへ
昨年から気になっていた秩父の三大氷柱をめぐるため、ちちぶ三大氷柱巡りバスツアー2025に参加しました。
ツアーは「あしがくぼの氷柱ライトアップ」「尾ノ内氷柱」「三十槌の氷柱」の鑑賞に加え、地元グルメの昼食や酒蔵見学、観光物産館など盛りだくさんの内容です。
当日の旅程は、西武秩父線・横瀬駅に集合して出発し、昼食後に尾ノ内氷柱、三十槌の氷柱、酒づくりの森、道の駅あしがくぼを経て、ライトアップされたあしがくぼの氷柱を鑑賞して西武秩父駅で解散という流れでした。
三十槌(みそつち)の氷柱 ─ 秩父でいちばんのスケール
3つの氷柱の中では、三十槌の氷柱が最も印象的でした。 スケールが大きく、天然の氷柱がつくる透明感のある美しさに思わず息をのむほど。
ときおり大きなツララが川面に落ちる音が響き、自然の息づかいを感じるひとときでした。 川沿いの冷たい空気の中で立ち止まっていると、足元からじんわりと冷えが伝わってきて、冬の厳しさそのものを感じました。
「数日前の寒波で見事なツララができていたのに、暖かさで落ちてしまった」と地元の方が話していましたが、それでも十分に見応えがありました。
尾ノ内氷柱 ─ 山あいに広がる氷のカーテン
尾ノ内渓谷の氷柱は、山の中に広がる自然いっぱいのロケーション。 吊り橋から見下ろすと、氷が織りなす白と青の世界が広がります。
訪れた日は少し暖かく、やや氷の量は少なめでしたが、山の静けさと澄んだ空気に心が洗われるようでした。
あしがくぼの氷柱 ─ アクセス良好で人気のライトアップ
最後に訪れたのは、あしがくぼの氷柱。 この場所は以前、メープルシロップ作り体験のあとにも日中に訪れており、今年2回目の訪問です。
この日は寒波の影響で気温も低く、帽子や手袋、カイロが手放せないほど。 それでも見応え十分で、氷柱が輝く姿に思わず見入ってしまいました。
ライトアップの時間帯は大混雑でしたが、個人的には日中の自然光で見る方が氷の透明感が際立って好きです。
ライトアップを楽しむならアクセスにも注意
あしがくぼの氷柱ではライトアップが行われており、夜は多くの人で賑わっていました。
一方で、個人的には日中の自然光で見る氷柱の方が、透明感や質感がより感じられて印象に残っています。 人工的な光よりも、自然の中で静かに佇む氷の姿に惹かれました。
アクセス面では、尾ノ内氷柱は公共交通機関での訪問が難しく車が現実的です。 あしがくぼの氷柱は駅から徒歩圏内、三十槌の氷柱もバス停から近く、比較的アクセスしやすい場所にあります。








三十槌の氷柱で聞いたツララの落ちる音や、尾ノ内氷柱の山に包まれるような静けさは、写真だけでは伝わりにくいものでした。
その場の空気感が少しでも残せたらと思い、短い動画でも記録しています。






📖 秩父で出会ったもうひとつの自然体験
今回訪れたあしがくぼの氷柱は、以前メープルシロップ作り体験のあとにも立ち寄った場所です。
季節が変わると、同じ秩父の自然もまったく異なる表情を見せてくれました。


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