迎賓館赤坂離宮 見学レポ|本館と和風別館「遊心亭」ガイドツアー

大人の社会科見学

東京都港区赤坂にある迎賓館赤坂離宮を見学しました。
本館の一般公開にあわせて、事前申し込みが必要な和風別館「遊心亭」のガイドツアーにも参加。
華やかな洋館建築と、落ち着いた和の空間を両方体験できる特別な場所です。
庭園を散策しながら楽しんだ、大人の社会科見学の記録をご紹介します。


迎賓館赤坂離宮を見学(本館と遊心亭ガイドツアー)

2025年4月、港区赤坂にある迎賓館赤坂離宮を見学しました。本館の一般公開にあわせて、和風別館「遊心亭」の事前申し込み制ガイドツアーにも参加しました。大人の社会科見学として、ぴったりの体験です。

明治42年に東宮御所として建てられた迎賓館赤坂離宮は、第2次世界大戦後、世界各国の国王や大統領などを迎える外交の舞台として活用されています。

迎賓館赤坂離宮の見学方法(本館・遊心亭)

迎賓館赤坂離宮は一般公開されていて、本館と庭園は予約不要で見学できます。庭園では写真撮影が可能ですが、本館および和風別館の館内は撮影禁止です。

和風別館「遊心亭」は事前申し込み制のガイドツアーのみ見学可能です。ツアーは各回20名、1日10回行われています。人気が高いため早めの予約がおすすめです。

迎賓館赤坂離宮の庭園と噴水

当日は、和風別館の予約時間の30分前までに西門から入場して、厳正な手荷物検査などの受付を済ませる必要があります。

ガイドツアーの前後に本館や庭園を見学することができるので、まずは庭園から見学を開始しました。

主庭にある噴水は、噴水として初めて国宝に指定されたとのことです。広い前庭の中央にあり、迎賓館の華やかな建物を背景に水が高く上がる様子が印象的でした。

一方で、広い前庭から眺める迎賓館の建物は、まるでヨーロッパの宮殿のような雰囲気でした。

和風別館「遊心亭」でのガイドツアー

和風別館は谷口吉郎氏設計による昭和49年(1974年)建築。和の意匠と伝統的な技術が随所に詰め込まれた、落ち着きのある空間です。

広縁の足元には池が広がり、錦鯉が泳ぐ姿を見ることができます。ここはもともと水盤として谷口氏が作ったものですが、政治家から「何もいないのは寂しい」との声があり、新潟の「泳ぐ宝石」と呼ばれる錦鯉を放すことになったというエピソードをガイドツアーで聞きました。

また、この和風別館の初来賓はエリザベス女王で、その際のお迎えの準備や当日のエピソードなども紹介されました。何もない空間の贅沢さや、日本建築の美を感じられる場所です。

迎賓館赤坂離宮の本館(内部見学)

本館の内部は、フランスから輸入された1トン以上のシャンデリアや、西陣織の綴錦織、七宝焼など、日本の要素も取り入れた豪華な内装です。天井画も美しく、ニュースで見たことのある部屋が目の前にあることにテンションが上がります。

特に、記者会見の場所としても利用される花鳥の間は、ニュースなどで見たことがあったので「あ!ここだったんだ」と親近感を持って見学できました。ここは国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂でもあります。

花鳥の間という名称は、天井に描かれた36枚の絵や、欄間に張られたゴブラン織風綴織、壁面に飾られた渡辺省亭原画・濤川惣助作の「七宝花鳥図三十額」に由来しています。

また、正面玄関と中央階段は来訪した賓客を天皇・皇后が出迎える場所で、欧州産の各種大理石がふんだんに用いられています。

この階段と、館内に設けられているエレベーターにまつわる皇族の方のエピソードも紹介されました。言葉ではうまく表せませんが、どのような場面でも凛とした対応をされるのだろうと感じるお話でした。

ヨーロッパの宮殿のような煌びやかな空間の中に、日本の七宝なども取り入れられていて、細やかな細工に目を惹かれます。この空間にいるだけで、自分が高貴な人になったような気分にさえなりました。

ガイドツアーでの見どころ

  • 館内は撮影禁止ですが、立派なガイドブックと有料音声ガイドあり
  • 本館ではボランティア解説員に質問も可能
  • 庭園散策も見どころ
  • 遊心亭ガイドツアーは事前予約制、受付は開始30分前

見学後の楽しみ:アフタヌーンティー

見学後は前庭でアフタヌーンティーを楽しむこともできます。アフタヌーンティーは事前予約が必要ですが、ケーキやお茶は予約なしでも利用できます。華やかな建物見学の余韻に浸りながら、ゆったりとした時間を過ごせるのも魅力です。

迎賓館赤坂離宮は大人の社会科見学におすすめ

ガイドツアーに参加することで、建物や庭園の歴史や設計思想を学びながら、洋館の豪華さと和風別館の落ち着きを体験できます。都心にありながら歴史と建築美をゆっくり味わえる、東京の大人の社会科見学としておすすめの場所でした。

迎賓館赤坂離宮のアクセス

住所:東京都港区元赤坂2-1-1
JR中央線・総武線「四ツ谷」駅下車、赤坂口より徒歩約7分
東京メトロ
丸ノ内線「四ツ谷」駅下車、1番出口より徒歩約7分
南北線「四ツ谷」駅下車、2番出口より徒歩約7分

東京で出会う洋館と和館の建築美

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