奈良県の吉野山を、吉野駅から奥千本、そして下千本へと歩いて巡りました。
吉野駅からはロープウェイを使わず七曲り坂を歩き、山上付近からバスで奥千本へ。 そこから金峯神社、吉野水分神社、花矢倉展望台、竹林院、金峯山寺、吉水神社などを巡りながら、吉野駅方面へ下りました。
先にバスで奥千本まで行けば、あとは下りなので歩きやすいだろうと考えて選んだルートです。 ところが実際に歩いてみると、長い下りは想像以上に膝への負担がありました。
この記事では、2023年のゴールデンウィークに実際に歩いた順番に沿って、奥千本から下千本へ向かうルートや途中で立ち寄った場所、歩いて感じたことを紹介します。
吉野山を奥千本から歩く|最初にバスで一番奥へ
2023年のゴールデンウィークに、奈良県の吉野山を訪れました。
吉野山には下千本・中千本・上千本・奥千本と広い範囲に見どころがあります。 この日は、できるだけ登りを少なくして歩こうと考え、先にバスで奥千本まで移動し、そこから吉野駅方面へ下りながら寺社や展望スポットを巡ることにしました。
実際に歩いたのは、吉野駅から七曲り坂を上り、山上付近からバスで奥千本へ向かい、金峯神社、吉野水分神社、花矢倉展望台、竹林院、金峯山寺、吉水神社などを巡って吉野駅へ戻るルートです。
「奥までバスで行けば、あとは下りなので歩きやすいだろう」と考えて選んだルートでしたが、実際には長い下りもなかなか大変でした。 後半は自然と歩くスピードが出るのを意識して抑えながら歩くことに。 下りだからといって楽なだけではなく、最後は「膝が笑う」という言葉がぴったりでした。
吉野駅から七曲り坂を歩いて山上へ
近鉄吉野線の終点・吉野駅に到着し、ここから吉野山を歩き始めます。
吉野駅から少し進むと、吉野山ロープウェイの千本口駅があります。 今回はロープウェイには乗らず、七曲り坂を歩いて上ることにしました。
七曲り坂は、その名の通りカーブを重ねながら山を上っていく道です。 この日のルートでは、この最初の区間を徒歩で上り、その先からバスを利用して奥千本へ向かいました。
バスで奥千本へ|帰りはバスで来た道とは別ルート
山上付近からはバスに乗り、奥千本へ向かいました。
もともとこのバスを利用したのは、先に一番奥まで移動して、そこから吉野駅方面へ下りながら歩いたほうが体力的に楽だろうと考えたためです。
ところが、バスに乗っているうちに少し不安になってきました。 バスは観光車道を通り、中千本からは林道のような車道をさらに奥へと進んでいきます。 車窓から見ていてもかなり距離があるように感じ、「帰りはこの道を歩いて下るのだろうか」と心配になりました。
そこで奥千本でバスを降りたとき、運転手さんに帰りの徒歩ルートについて聞いてみました。 すると、歩いて下る道はバスで来た道とは別で、バスが通ってきた道は距離もあるとのこと。 来た道をそのまま歩いて戻るわけではないと分かり、ほっとしました。
ここからは、金峯神社をはじめとする吉野山の見どころを巡りながら、下千本・吉野駅方面へ歩いていきます。
奥千本から徒歩で下山|金峯神社の修行門へ
奥千本でバスを降り、ここからは徒歩です。 吉野駅方面へ向かって、吉野山の寺社や展望スポットを巡りながら下っていきます。
まず向かったのが、奥千本にある金峯神社です。 金峯神社へ続く道には修行門があり、門には「修行門」の扁額が掲げられていました。
修行門を通って金峯神社へ向かい、参拝しました。
金峯神社から吉野水分神社へ|奥千本から上千本を歩く
金峯神社を参拝したあとは、吉野水分神社方面へ向かってさらに下っていきます。
途中で立ち寄ったのが、閼伽井不動明王です。 ここからさらに山道を下り、吉野水分神社へ向かいました。
吉野水分神社では、鳥居をくぐって境内へ。 楼門や社殿、回廊に囲まれた境内を歩きながら参拝しました。
吉野山というと桜の景色がよく知られていますが、訪れたのはゴールデンウィーク。 この日は山の緑が濃く、奥千本から歩いて下ってくる途中にも新緑の景色が続いていました。
花矢倉展望台|吉野山を見渡す
吉野水分神社からさらに下り、花矢倉展望台へ向かいました。
ここでは視界が大きく開け、山の斜面に広がる吉野の景色を見渡すことができます。 奥千本から山の中を歩いてきた途中だったこともあり、一気に視界が開ける場所でした。
訪れたのはゴールデンウィークで、目の前に広がっていたのは新緑の吉野山。 この景色を眺めながら、「桜の季節には、ここが全部ピンク色に染まるのか」と想像したことを覚えています。
竹林院から勝手神社へ|さらに吉野山を下る
花矢倉展望台からさらに下り、竹林院へ向かいました。
奥千本から歩き始めたころに比べると、このあたりから寺社や建物が続く吉野山の参道らしい景色へと変わっていきます。
竹林院を過ぎてさらに下ると、勝手神社があります。 訪れた2023年当時は、2001年の火災で社殿が焼失したあとの境内でした。 「焼けてしまったんだ」と思いながら見ていたことを、写真を見返して思い出しました。
写真には、勝手神社の前にあった桜模様の赤い丸型ポストも残っています。
その後、勝手神社では再建が進められ、2025年秋に新しい社殿が完成しました。 私が訪れたときとは現在の境内の様子が変わっています。
金峯山寺・蔵王堂|吉野山を代表する大きな本堂
勝手神社からさらに下り、金峯山寺へ向かいました。
境内に建つ蔵王堂は、金峯山寺の本堂です。 高さ約34mという大きな木造建築で、現在の建物は1592年に再建されたもの。 国宝に指定され、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産にもなっています。
奥千本から金峯神社や吉野水分神社を巡り、山を下ってきた先で見る蔵王堂はひときわ大きく、写真にもその堂々とした姿が残っていました。
吉水神社へ|奥千本からの参拝ルートも終盤へ
金峯山寺からさらに下り、吉水神社へ向かいました。
吉水神社をあとにすると、奥千本から続いた徒歩ルートもいよいよ終盤。 下千本を通って吉野駅方面へ戻ります。
下千本へ|奥千本から歩いて吉野駅方面へ
吉水神社から下千本へと進み、吉野駅方面へ下っていきます。 奥千本から続いた徒歩ルートも、ここで終わりに近づきました。
ここまで基本的には下る方向でしたが、長い下りは下りで脚への負担があります。
奥千本から下って分かったこと|下りでも膝には注意
今回、最初にバスで奥千本まで行ったのは、できるだけ登りを少なくして歩こうと考えたためでした。 奥千本から吉野駅方面へ下るルートなら、反対方向に歩くより体力的に楽なのではないかという作戦です。
実際に歩いてみると、奥千本からは下りが続くため、自然と歩くスピードが出そうになります。 かなり勢いがつきそうになる場所もあり、この道を反対方向に歩いて奥千本まで上るのは、かなり体力を使いそうだと感じました。
一方で、下りなら楽というわけでもありませんでした。 長い距離を下っているうちに膝への負担を感じるようになり、後半はまさに「膝が笑う」という言葉がぴったりの状態に。
下りの勢いに任せて歩くとさらに膝に負担がかかりそうだったため、あえてスピードを抑え、ゆっくり歩くことを心がけました。
登りを少なくできたという点では、先にバスで奥千本まで移動したのはよかったと思います。 ただし、奥千本から吉野駅方面へ歩く場合も距離があり、長い下りが続きます。 歩きやすい靴で、時間に余裕を持って歩くのがよさそうです。
吉野山へのアクセス|吉野駅から徒歩・ロープウェイ・バスを利用
吉野山観光の起点となるのは、近鉄吉野線の終点・吉野駅です。
吉野駅から山上付近方面へ向かう方法には、吉野山ロープウェイを利用する方法と、七曲り坂を歩いて上る方法があります。 私はロープウェイを利用せず、吉野駅から七曲り坂を歩いて上りました。
その後、吉野山駅(山上)付近から路線バスを利用して奥千本へ移動しました。 通常期の吉野山奥千本線では、吉野山駅(山上)から奥千本口までの所要時間は約20分です。
ただし、奥千本方面のバスは運行日や季節によって運行区間・時刻が変わります。 特に桜の時期は通常期とは異なる運行になるため、訪れる前に最新の時刻表と運行情報を確認しておくのがおすすめです。
私が訪れた2023年のゴールデンウィークは、七曲り坂を徒歩で上ったあと、バスで奥千本まで移動しました。そこから吉野駅方面へ下りながら各所を巡ったのが、今回紹介したルートです。














🥾 奈良を歩いて巡る旅
奈良では、寺社や史跡を訪ねながら歩いた旅の記録もあります。
吉野山とは異なる場所を巡った、奈良と明日香村の散策記録もあわせてご紹介します。


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