2023年11月末、JR青梅線の終点・奥多摩駅から奥多摩湖まで続く約10キロの「奥多摩むかし道」を歩きました。
旧青梅街道の名残をたどるこの道は、歴史と自然の両方を感じられる人気のハイキングコース。
景色の変化も多く、白髭神社や吊り橋、奥多摩らしい里山の風景を楽しみながら最後まで飽きずに歩ける一日となりました。
奥多摩駅から奥多摩湖まで続く人気ハイキングコース
奥多摩むかし道は、奥多摩駅から奥多摩湖までを結ぶ片道約10キロの散策路です。 全体としては歩きやすい道が多いものの、一部に坂道や細い山道もあり、場所によっては足元に注意が必要でした。
私は奥多摩駅から出発し、歩いた先に奥多摩湖が見えるルートを選びました。 ゴールに湖が見えたら達成感がありそうだと思ったからです。
ただ同じように考える人も多いようで、帰りに奥多摩湖から乗ったバスはかなり混雑しており、列に並んで乗車するほどでした。 時間帯によっては座れないこともあるため、混雑を避けたい場合は先に奥多摩湖へ移動して、奥多摩駅へ向かって歩く逆ルートも選択肢になると思います。
この日は朝8時台に歩き始め、奥多摩駅へ戻ってきたのは16時前。 途中で休憩を挟みながら進んだことに加え、帰りのバスの本数が少なく、乗りたかった便に間に合わず1時間以上待つことになりました。
待ち時間には奥多摩湖周辺を散策したり、「水と緑のふれあい館」を見学したりして時間を調整しましたが、バス利用を考えている場合は事前に時刻表を確認しておくと安心です。
登山ほどの難易度ではなく初心者でも歩きやすい印象ですが、10キロ以上歩くため途中でかなり体が温まります。 動きやすく温度調整しやすい服装に加え、歩きやすい靴や両手の空くザックなど、山歩きに適した装備で訪れるのがおすすめです。
道沿いには、民家の軒先でキウイや自家製こんにゃくなどを販売している場所もありました。 こうした素朴な風景に出会えるのも、奥多摩むかし道ならではの魅力です。
ザックが重くなるとわかっていながら、その誘惑に負けてつい少し購入。 歩くだけでなく、こんな寄り道もまた旅の楽しさだと感じました。
白髭神社と「白髭の大岩」
途中で思わず「おお〜!」と声が出そうになったのが、白髭神社。 拝殿のすぐ後ろに、まるで覆いかぶさるようにそびえる「白髭の大岩」があります。 その高さは約30メートル、幅はおよそ40メートルという迫力。 この大岩そのものが御神体であり、神社の背後に鎮座する姿は圧巻です。
静かな山の中で、岩と木々に囲まれた神社を前にすると、自然の力と人の信仰が溶け合っているように感じました。
むかし道の風景と揺れる吊り橋
むかし道の終盤は岩が多く、道幅もやや狭くなります。 落ち葉がふかふかと積もっており、場所によっては足元に注意が必要でした。
この日は晴天で、紅葉の見頃は過ぎていたものの、山肌にはまだ色づいた木々が残り、晩秋らしい景色が広がっていました。
道中には2つの吊り橋があり、安全のため「2人まで」と書かれています。 老朽化した板の補修跡も見られ、浮いている板もあったので、慎重に渡りました。 風に揺れる吊り橋の上では思わず足が止まりそうになりますが、見下ろす渓谷の景色は見事。 木々の間から見える奥多摩の谷は、紅葉の名残とともに美しく輝いていました。
秋の奥多摩で感じたこと
この日の気温は8度ほど。 歩いているうちに体が温まり、途中で上着を脱ぐほどでした。
奥多摩には他にも多くのハイキングコースがありますが、この「奥多摩むかし道」は景色・歴史・歩きやすさのバランスがよく、人気が高いのも納得のコースでした。
東京とは思えない自然の深さと、どこか懐かしい景色。 歩くたびに新しい発見があり、ひとりでも満たされる時間がここにはあります。










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