冬の高尾山6号路を歩く。沢沿いの静かな登山道コース

山・自然散策

冬の朝、澄んだ空気の中で聞こえる沢の音。
静けさに包まれた登山道を歩きたくて、高尾山の6号路へ向かいました。

水の流れる音に耳を澄ませながら進む道の途中で、思いがけない人の優しさに出会います。

東京から気軽に行ける山で過ごした、静かな冬の山時間を綴ります。


高尾山6号路へ

冬になって運動不足を感じ、混雑を避けられる早朝の時間に高尾山へ出かけました。今回選んだのは、沢沿いを辿る6号路。登山口に次から次へと登山客が訪れ、静かな朝の山へ吸い込まれるように歩き始めます。

高尾山へのアクセスと6号路(びわ滝コース)について

高尾山へは東京・新宿から電車で気軽にアクセスできます。 都心から日帰り登山ができる山として人気の高いスポットです。

JR中央線の場合は、新宿駅から高尾行きの特別快速または快速で高尾駅へ。そこから京王高尾線に乗り換え、1駅で終点の高尾山口駅に到着します。所要時間はおよそ1時間10分ほどです。

京王線を利用する場合は、新宿駅から京王線特急に乗車し、そのまま終点の高尾山口駅まで行くこともできます。こちらはおよそ1時間ほどです。

高尾山口駅からケーブルカー清滝駅までは徒歩約5分。今回はここから6号路を歩きました。

6号路は「びわ滝コース」とも呼ばれ、沢沿いを歩く自然豊かな登山道です。距離は約3.3kmで、飛び石を渡る場所などもあり、自然との一体感を感じながら歩ける人気のコース。山頂までの所要時間は、登りでおよそ1時間50分が目安です。

6号路の入口はケーブルカー清滝駅の左側にあります。駅の左手へ進むと登山道の入口が見えてきます。

なお、ケーブルカー駅の左奥には階段を登る登山口がありますが、こちらは尾根を歩く「稲荷山コース」の入口です。

そのほかに、薬王院の表参道を歩く1号路(約3.8km)もあり、こちらは舗装された道が続くコース。今回は下山時に1号路を歩きました。

早朝の高尾山6号路を歩く

ルートの途中には、真冬でも滝行が行われる「琵琶滝」があり、澄んだ水音が耳に心地よく響きます。冷たい空気と豊かな緑、流れる水の透明感が気持ちをすっきりとさせてくれるようです。時おり足を止めて深呼吸をすると、森全体からマイナスイオンをたっぷりと感じられました。

登山道で出会った心温まる出来事

途中、ベンチで休憩をしていると、80歳ほどのお婆ちゃまが1人で登ってこられました。毎月この高尾山を1人で登り、「今月も登れた」と感謝し、帰りに麓でお蕎麦を食べて帰るのが楽しみなのだそうです。その穏やかな笑顔に心が温かくなり、私もそんな歳の重ね方をしたいと思いました。 休憩後、再び階段の続く道を登り、ようやく山頂へ。残念ながらこの日は雲が多く、富士山の姿は見えませんでしたが、冬の澄んだ空気に包まれた山頂の静けさが心地よく感じられました。

高尾山1号路を通って下山

下山は1号路を選び、途中の髙尾山薬王院で参拝することに。時刻はちょうど9時を過ぎ、多くの登山客とすれ違います。外国の方も多く、高尾山の人気ぶりを改めて実感しました。下山後は、あのお婆ちゃまを思い出し、私もお蕎麦屋さんへ。湯気の向こうに広がる香りと温もりが、山歩きの締めくくりにぴったりのご褒美となりました。

訪問日:2024年2月17日


📖 東京発で楽しめる静かな山歩きの記録

高尾山の6号路で感じた、沢の音に包まれる静かな山時間。
東京近郊には、同じように自然の気配を感じながら歩ける場所がいくつもあります。

ケーブルカーで気軽に訪れながらも、宿坊や神社を巡り、ゆったりとした時間が流れる山歩き。

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