深沢小さな美術館へ|友永詔三作品と森のアートに出会う里山散策

アートと文化

2025年5月。東京都あきる野市の深沢山にある「深沢小さな美術館」を訪れました。武蔵五日市駅から里山の道を歩いた先にあったのは、造形作家・友永詔三氏が手がけた、森に溶け込むような小さな美術館。道中では森の妖精「zizi」や穴澤天神社にも出会い、自然とアートに包まれる静かな時間を過ごしました。


深沢小さな美術館へ

2025年5月。
JR五日市線の武蔵五日市駅から、里山の集落を抜けて東京都あきる野市深沢山の森の中にある「深沢小さな美術館」へ向かいました。

この美術館を手がけたのは、造形作家・友永詔三氏。
私は人形劇そのものには詳しくなかったのですが、情報誌でこの美術館の紹介を見かけ、いつか訪れてみたいと思っていた場所でした。

武蔵五日市駅から森の散策

舗装された登り坂をゆっくり歩いて約40分。
道中には自然豊かな里山の景色が広がり、東京とは思えないような静かな時間が流れていました。

この日は30度を超える夏日でしたが、森の中の空気はやわらかく、歩いて向かった時間そのものも旅の印象として残っています。

森の妖精「zizi」と出会う道

美術館までの道には、友永氏が制作した森の妖精「zizi」がところどころに立っています。

小さな妖精たちは、美術館までの道しるべのような存在でした。
森の中を歩きながら次の「zizi」を見つけるのも楽しく、目的地へ向かう時間がよりわくわくするものになりました。

森に溶け込む古民家の美術館

深沢小さな美術館は、里山の静かな森の中に建つ小さな美術館です。
建物は築200年以上の古民家をもとに、ご主人が自らの手で改築したものだそうで、木の温もりを感じる落ち着いた空間が広がっていました。

館内の展示作品だけでなく、壁や窓、扉にいたるまで手作り。
窓の向こうに見える森の景色も、まるで作品の一部のようで、時間を忘れて過ごしたくなる心地よさがありました。

造形作家・友永詔三氏の作品

深沢小さな美術館を手がけた友永詔三氏は、NHKの人形劇「プリンプリン物語」でも知られる造形作家です。

展示されている作品には、思わず微笑んでしまうような遊び心がたくさん詰まっていました。

オブジェに胸があったり、足を組む仕草があったり、魚に下駄を履かせた「鯉の綱引き」があったり。
ユーモアと想像力にあふれた作品ばかりで、ひとつひとつ足を止めながら眺めたくなります。

作品のそばには作者の説明書きもあり、作品が生まれた背景や発想のきっかけを知ることができました。
特に、足のある魚の作品に添えられていたエピソードが印象的だったので、訪れた際にはぜひ読んでみてほしいです。

穴澤天神社にも立ち寄り

美術館へ向かう途中には、森の中にひっそりと佇む「穴澤天神社」もあります。

木々に囲まれた静かな神社で、自然の中に溶け込むような落ち着いた雰囲気が印象に残りました。
行き帰りの途中に立ち寄ることで、里山の空気をより深く感じられたように思います。

自然とアートを楽しむ散策

深沢小さな美術館は、森の自然と手作りのアートが心地よく調和した場所でした。

友永詔三氏の作品を楽しみながら森を歩く時間は、都会の喧騒を忘れさせてくれるような穏やかなひととき。
東京から日帰りで訪ねられる、静かなアート散策の行き先として印象に残る場所でした。

アクセス情報

深沢小さな美術館は、東京都あきる野市深沢にあります。
JR武蔵五日市駅(南口)から徒歩約40分。里山の道を歩いて向かうことができますが、上り坂が続くため、暑い時期は無理のない計画がおすすめです。

【所在地】
東京都あきる野市深沢492

【アクセス】
JR武蔵五日市駅(南口)より徒歩約40分、またはタクシー利用

【休館日など】
水・木曜日休館
12月〜3月は冬期休館

※以前あった喫茶営業は現在は行われていません。訪問前に最新情報をご確認ください。


🌿 武蔵五日市・檜原村で出会った静かな風景

深沢小さな美術館へ向かう里山の道のように、このエリアには自然や文化にふれる穏やかな場所が点在しています。
滝や寺院、季節の風景など、静かな時間を過ごした散策の記録もあわせてどうぞ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました