初めての「どこかにビューーン」で選ばれた行き先は、長野。
ひとりで新幹線に乗って遠出するのも初めてで、少しの不安を抱えながらの出発でした。
行き先が決まったときに思い浮かんだのは、以前から心に残っていた戸隠の風景。
あの森の中を、自分の足で歩いてみたい――そんな思いから、この旅が始まりました。
観光タクシーで巡った五社、想像以上にきつかった奥社への道のり、そして静かな鏡池。
初めてのひとり遠出で出会った戸隠の一日は、心を整える静かな旅となりました。
どこかにビューーンで長野へ。初めての遠出に選んだ戸隠の旅
初めて利用した「どこかにビューーン」で行き先は長野に決定。
帰省や出張では何度も通っていた北陸新幹線ですが、長野駅で降りるのはこのときが初めてでした。
ひとりで新幹線に乗って遠出すること自体も初めてで、少しの不安と、それ以上の期待を抱えながら出発しました。
行き先に長野が選ばれたとき、真っ先に思い浮かんだのが戸隠神社の五社巡りでした。
きっかけは、JR東日本の「大人の休日」CM。
吉永小百合さんが歩く戸隠の森の風景が、ずっと心に残っていたからです。
観光タクシーという選択で、五社巡りへ
ただ、戸隠は長野駅からバスを乗り継いで移動する必要があり、
初めてのひとり旅で五社すべてを巡るのは難しそうと感じていました。
そこで選んだのが観光タクシー。
結果として、この選択はとても良かったと感じています。
バス停には行列ができている場所もあり、
この暑さの中で待つことを思うと、すぐに涼しい車内で移動できる快適さは大きなメリットでした。
また、運転手さんから各社の特徴や注意点を教えていただけたのも、個人手配ならではの良さでした。
宝光社の石段から始まる巡礼
最初に訪れた宝光社は、長い石段の先にあります。
最初から想像以上の段数に、思わず息が上がりますが、
一段一段登るごとに、気持ちも少しずつ整っていくような感覚がありました。
杉並木の奥へ──奥社参道で感じた神聖な空気
奥社へ続く杉並木の参道に足を踏み入れた瞬間、空気が変わったのを感じました。
高く伸びる杉の木立に囲まれ、ひんやりとした静寂に包まれます。
この日は運転手さんがストックを貸してくださり、
「そんなに大変なのだろうか」と思いながら歩き始めましたが――
進むにつれて様子が変わっていきました。
最後の登りは想像以上にきつく、正直かなり大変でした。
それでも、奥社にたどり着いたときの達成感は大きく、
「ここまで来てよかった」と心から思える場所でした。
帰り道、途中で体調を崩して動けなくなっている方に出会い、持っていた塩飴をお渡しする場面も。
夏の戸隠は涼しさもありますが、やはり油断はできないと感じた出来事でした。
奥社参道では、神聖でひんやりとした空気の中、比較的歩きやすい区間もありましたが、
途中で虫が顔のまわりをぶんぶんと飛び回る場面もありました。
周囲の方は手で払いながら歩いている様子でしたが、
この日は事前に虫除けスプレーをしっかり使用していたため、
私はそこまで気にならずに歩くことができました。
季節によっては虫が多いこともあるため、
虫除け対策をしておくと安心だと思います。
効率よく巡る五社と、鏡池の静けさ
タクシーでの移動は待ち時間がなく、五社をスムーズに巡ることができました。
それぞれの社で空気の違いを感じながら参拝できたのも印象的です。
参拝のあとに訪れた鏡池では、
山を映す静かな水面に、思わず足を止めました。
運転手さんによると、朝の時間帯はより美しく湖面に山が映るとのこと。
また、秋には紅葉がとても美しいそうで、季節を変えて再訪したくなる場所でした。
善光寺で体験した「戒壇巡り」の衝撃
戸隠のあとは長野市内へ戻り、善光寺へ。
ここで体験した戒壇巡りは、この旅の中でも特に印象に残っています。
本堂地下の真っ暗な通路を進み、「極楽の錠前」に触れる参拝体験ですが、
本当に一切何も見えない暗闇に、想像以上の恐怖を感じました。
わずか45メートルのはずなのに、途中から距離の感覚がわからなくなり、
前の人にぶつかりそうになったり、足元もわからない中で進む不安は、強く記憶に残っています。
境内での記憶が薄れても、この体験だけはきっと忘れないと思います。
地元の方に教えてもらった戸隠そば
昼食は、観光タクシーの運転手さんに教えていただいたお蕎麦屋さんへ。
「地元の人も通うお店ですよ」と案内していただきました。
もし満席の場合は別のお店に案内しますと言われていましたが、
この日はちょうどタイミングよく、1名だけ入ることができました。
戸隠そばは香りがよく、歩き疲れた体にやさしくしみわたる味。
こうして地元の方に教えていただいたお店で食事ができたのも、
この旅の中で印象に残る出来事のひとつでした。
人気店は時間帯によっては混み合うため、
早めの時間に訪れるか、余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
初めてのひとり遠出がくれたもの
この旅を終えたとき、心に残ったのは「旅っていいな」というシンプルな気持ちでした。
初めてのひとり遠出で感じた不安も、
歩いた道のりや出会った出来事を通して、少しずつ自信へと変わっていったように思います。
戸隠の森で過ごした時間は、ただの観光ではなく、
自分自身と向き合う静かな時間でもありました。
戸隠での一日は、心を整える旅として、これからも記憶に残り続けると思います。
アクセス情報
- 長野駅 → 戸隠:バス(約1時間)
- 五社巡り:徒歩+バス or 観光タクシー
- 奥社参道:往復約2時間(体力必要)
※夏は暑さ対策必須(飲み物・塩分など)
※バスは本数が少ないため事前確認がおすすめです
※夏は虫が出るため虫除けスプレー推奨です。





























📖 静けさの中で歩いた神社と祈りの道の記録
森の中へと続く参道や、石畳の道、断崖に佇む祈りの場。
これまでの旅で出会った、静けさに包まれた神社や信仰の道の記録をあわせてご紹介します。


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