2023年のゴールデンウィークに奈良を訪れました。
この日はバスで東大寺へ向かい、南大門から大仏殿、正倉院、二月堂を歩いて見学しました。 その後は奈良公園を通って春日大社へ向かい、春日大社本殿バス停からバスに乗って法隆寺へ。
法隆寺では金堂や五重塔のある西院伽藍から、東院伽藍の夢殿へと歩き、最後に中宮寺まで足を延ばしました。
東大寺から法隆寺までは距離がありますが、実際に一日で巡ることができました。 この記事では、当日歩いた順番に沿って、東大寺から法隆寺までの移動と見学した場所を紹介します。
東大寺の南大門から大仏殿へ
東大寺大仏殿・春日大社前でバスを降り、まず向かったのは東大寺の南大門です。
南大門では、門の左右に立つ大きな金剛力士像を見上げました。 像は金網越しでも迫力があり、門をくぐって大仏殿へ向かいます。
大仏殿を訪れるのは、修学旅行以来でした。 堂内に入り、久しぶりに大仏を目の前にすると、やはりその大きさに圧倒されます。 近くからでは自然と見上げるほどの大きさで、改めて迫力を感じました。
この日はゴールデンウィークということもあり、大仏の前は写真を撮る人で大混雑。 正面からゆっくりカメラを向けられるような状況ではなく、斜めから撮影するのも大変なほどでした。
大仏殿から正倉院へ
大仏殿を見学したあとは、境内を北へ歩いて正倉院へ向かいました。
正倉院は教科書などで何度も写真を見ていた建物なので、実際に見るのは初めてなのに、どこか見慣れたような感覚がありました。
実物を見て意外だったのは、思っていたよりも床が高く、建物全体にも高さがあったことです。 装飾の多い建物ではありませんが、簡素な外観だからこそ建物そのものがよく見え、実際に目の前にすると写真で見ていたとき以上に存在感がありました。
正倉院から二月堂へ
正倉院を見たあとは、東へ歩いて二月堂へ向かいました。
二月堂では本堂の周辺を歩き、軒下にずらりと並ぶ吊燈籠も見ることができました。 大仏殿とはまた違った雰囲気があり、境内を歩いてきた中でも印象に残った場所です。
見学後は、屋根のある回廊の階段を下ります。 長い階段の先へ進むと、今度は土塀と石畳が続く道へ出ました。
二月堂裏参道を歩いて奈良公園へ
二月堂から下りたあとに歩いたのが、二月堂裏参道です。
二月堂裏参道は、石畳の両側に土塀や石垣が続き、古い建物が並ぶ一角もあります。 道は緩やかに曲がりながら続き、大仏殿や二月堂とは景色が大きく変わります。 東大寺の境内にこんな道があるのかと、歩いている道そのものが印象に残りました。
この裏参道を抜け、奈良公園を通って春日大社へ向かいます。
奈良中心部の混雑を離れて法隆寺へ|98系統で約70分
この日はゴールデンウィークで、奈良公園周辺は多くの観光客で混雑していました。 春日大社まで行ってみると、社殿へ向かう人の列は前へ進もうとしてもほとんど動かないほど。 境内までは来たものの、ここで引き返すことにしました。
そこで、混雑している奈良の中心部から少し離れてみようと、次に向かえる場所を探しました。 そのとき見つけたのが法隆寺です。
東大寺からここまでかなり歩いて疲れていたこともあり、法隆寺へはバスで移動することにしました。 利用したのは「春日大社本殿」バス停から出る奈良交通の98系統です。
「春日大社本殿」から「法隆寺前」までは乗り換えなしで、乗車時間は約70分。 移動時間は長めですが、この日は歩き続けていたので、法隆寺へ向かいながら休憩できる時間にもなりました。
法隆寺へ到着|中門・金堂・五重塔を巡る
「法隆寺前」でバスを降り、法隆寺へ向かいました。
東大寺や奈良公園、春日大社周辺はゴールデンウィークの観光客で混雑していましたが、法隆寺まで来ると人の多さがぐっと落ち着きました。
法隆寺に到着すると、中門の向こうに五重塔が見えました。 まずは中門から、金堂や五重塔が建つ西院伽藍へ向かいます。
西院伽藍では、金堂と五重塔を間近に見ながら、境内をゆっくり見て回りました。
奈良公園周辺の混雑から離れたあとだったこともあり、同じゴールデンウィークとは思えないほど落ち着いて見学できたことを覚えています。
大宝蔵院から東院伽藍の夢殿へ
西院伽藍を見学したあとは、大宝蔵院へ向かいました。
境内では、かつて発行されていた紙幣と法隆寺との関わりを紹介する展示も目にしました。 写真に残っていたのは、1930(昭和5)年に発行された百円札です。この「乙百円券」は、聖徳太子が初めて紙幣の肖像に採用されたお札で、法隆寺にゆかりのある図柄も取り入れられていました。
その後、境内をさらに東へ歩いて東院伽藍へ。ここには、八角円堂の「夢殿」があります。
法隆寺は金堂や五重塔のある西院伽藍だけでなく、夢殿のある東院伽藍まで見て回るとかなりの広さがあります。 この日は西院伽藍から大宝蔵院、東院伽藍へと順に歩きました。
夢殿からすぐ隣の中宮寺へ
夢殿を見学したあとは、すぐ近くにある中宮寺へ向かいました。
小さな門を入って境内へ進みます。 法隆寺の東院伽藍からすぐの場所にあり、境を隔てる塀もそれほど高くないため、別の寺院へ移動したという感覚はあまりありませんでした。
境内に入って意外だったのが、本堂の建物です。この日見てきた東大寺や法隆寺では歴史を感じる木造建築が続いていましたが、中宮寺の現在の本堂は1968年に完成した建物。実際に訪れたときも比較的新しい印象を受け、少し意外に感じました。
靴を脱いで本堂の中へ入り、仏像を拝観しました。
また、本堂の周囲に水をたたえた池があることも印象に残っています。
本堂を拝観したあと境内をあとにし、この日の奈良巡りを終えました。

















🥾 奈良を歩いて巡る旅
奈良では、寺社や史跡を訪ねながら歩いた旅の記録もあります。
東大寺や法隆寺とは異なる場所を巡った、吉野山と明日香村の散策記録もあわせてご紹介します。


コメント