東京発ひとり旅|偕楽園の紅葉と大洗磯前神社。美しい自然と心に残る出会いの日

山・自然散策

11月の終わり、自然の中をたっぷり歩きたくて向かったのは、紅葉が見頃を迎えていた水戸・偕楽園。 初めて訪れた水戸で出会ったのは、美しい庭園の景色だけでなく、旅先ならではの温かなご縁でした。 好文亭ともみじ谷の紅葉、そして大洗磯前神社の海に立つ鳥居── 自然と人とのつながりに心が満たされた、東京発ひとり旅の一日の記録です。


水戸へ。晩秋の偕楽園の紅葉に会いに

2025年11月28日。自然の中をたくさん歩きたくて、熊の出没地域を避けながら行き先を探していたところ、偕楽園の紅葉がまだ見頃だと知り、水戸を訪れることにしました。今回が初めての水戸です。

特急が水戸駅に到着する直前、車窓から立派な庭園が見えました。眺めていると、その場所こそまさに偕楽園。さらに、偕楽園駅のホームも視界に入りました。時期によっては臨時に停車するとのこと。旅の始まりから小さな発見があり、嬉しくなります。

同じ特急に乗っていた女性との出会い

水戸駅から偕楽園へ向かうバスの中で、「水戸漫遊1日フリーきっぷ」を持った女性が目に入り、思い切って声をかけてみました。

話してみると、そのきっぷはバス営業所で買えること、通常なら偕楽園まで往復540円のところ500円で1日乗り放題になること、好文亭や弘道館などの入館料が割引になることを丁寧に教えてくださいました。

旅慣れた方だと思ったら、実は「今日が初めてのひとり旅」だそう。しかも行程表はA4用紙にびっしり。驚いていると、AIに作ってもらった計画をもとに、ご自身でさらに調べて仕上げたのだと教えてくれました。

この話がきっかけで、常磐神社、そして好文亭もみじ谷まで、一緒に歩くことに。旅先の会話が自然と続いていく不思議な時間に、ひとり旅の心細さがふっと消えていきました。

好文亭と、迷いやすい園内。広大な偕楽園を歩く

偕楽園は日本三名園のひとつ。広い敷地は道が細かく分かれていて、気づくと同じ場所に戻ってきてしまうほどの広さと複雑さです。

まずは好文亭へ。偕楽園とは別に入館料がかかります。徳川斉昭が自ら設計した木造2層3階建てで、空襲で焼失後、昭和44年に再建されました。

画伯によって描かれた襖絵はもちろん、建物の美しさ、そして3階からの見晴らしは圧巻。彼女と顔を見合わせながら「素敵だね」と声をそろえてしまうほどでした。

もみじ谷へ。深い赤に染まる見頃の紅葉

もみじ谷への道は線路をまたいで進むのですが、わかりづらく、スタッフの方に何度か道を尋ねながら辿り着きました。

広さは大きくありませんが、紅葉はちょうど見頃で、深い赤が谷を染める景色に思わず足が止まります。

ここで彼女とはお別れ。けれど私はその後も惹かれるように園内を歩き続け、気づけば3周ほど散策してしまったほど、もみじ谷の景色は魅力的でした。

千波湖と好文Cafeで、贅沢なひととき

もみじ谷から千波湖へ。湖畔にある「好文Cafe」でランチをいただきながら、水面に映る光を眺めてゆっくり過ごしました。

千波湖には白鳥や黒鳥もいて、眺めているだけで心が穏やかになります。歩き疲れた体が、静かな景色の中でほどけていくようでした。

その後、再び偕楽園へ戻り、吐玉泉や竹林を歩き回ってから出口へ向かいました。

出口で声をかけてくれた二人目の女性

最寄りのバス停がわからず探していたところ、20歳くらいの女性が「バス停はこっちだと思います」と声をかけてくれました。

話してみると、もみじ谷に行きたかったけれど場所がわからず断念したとのことだったので、行き方をお伝えしました。すると彼女は「歩き疲れたのでまた次回にします」と笑っていました。

その流れで次に行く場所を聞いてくださったため、弘道館と大洗磯前神社で迷っていると伝えると、思いがけず「良かったら大洗磯前神社に一緒に行きませんか?行きましょうよ!」と声をかけてくださいました。彼女も気になっていた場所だったそうです。

バスの中で話してみると、大学生かと思いきや、なんと2人のお子さんがいるお母さんで、通信大学の実習のため北海道から日立に来ているとのこと。そのバイタリティに胸を打たれました。

大洗磯前神社へ。海に立つ鳥居の迫力

バスを降りると、白い大きな鳥居と長い階段がそびえ立ち、思わず圧倒されました。

階段を上がる前に道路の向かい側を見ると、海の岩の上に赤い鳥居が立ち、波が寄せるたび水しぶきが鳥居を包み込むように揺れています。

実際に目の前にすると、圧巻の光景。しばらく見惚れてしまいました。朝日の時間帯はもっと素晴らしいとのことですが、夕方でも十分に感動の景色です。彼女も「来てよかったですね!」と笑顔に。

水戸駅で彼女と別れ、今日のご縁と景色を思い返しながら帰路につきました。

おわりに:景色とご縁が重なった一日

自然を歩くつもりで訪れた水戸でしたが、初めてひとり旅をするという女性と、幼い子どもを抱えながら学び続ける若い女性──ふたりとの出会いが、旅をより深く、温かくしてくれました。

偕楽園ともみじ谷の美しい紅葉、大洗磯前神社の迫力ある鳥居、そして心に残る出会い。 この景色を思い返すと、きっと今日出会ったお二人のことも一緒に思い出すのだろうと思います。

常磐神社前のバス停で降車したので直ぐに鳥居が見えてきます
偕楽園入り口近くに紅葉した木が目に入ってきます
好文亭入り口
好文亭に靴を脱いで入るとピカピカの廊下
各部屋の襖絵が2人の画伯によるもので素敵
こちらの襖絵も立派
松の襖絵が見事
日本家屋らしい造り
豪華さを感じる襖絵
一部に金色が使われている襖絵
萩の襖絵
桜の襖絵
好文亭の上階からの景色で千波湖も見える
好文亭上階からの景色
好文亭上階からの景色で庭園を見渡せる
もみじ谷はこの奥
もみじ谷は見頃
紅葉真っ盛りのもみじ谷
もみじ谷
もみじ谷
もみじ谷
もみじ谷
真っ赤な紅葉🍁
もみじ谷
もみじ谷
もみじ谷から千波湖へ行く途中で見かけた白鳥
千波湖に行く途中で見かけた白鳥
千波湖に行く途中でのどかな景色
千波湖に向かう途中に見た建物で迎賓館?
好文Cafeでいただいたオムライス
千波湖
千波湖
水戸芸術館のシンボルタワーが千波湖から見えました
千波湖
ランチ前に見た噴水はもっと高さあったのに写真撮り忘れ💦
千波湖から偕楽園へ戻る途中
千波湖のそばに展示してあったSL
竹林近くの出入り口
吐玉泉
竹林
竹林
白い大きな鳥居は迫力あります!
神秘的に見える鳥居
大洗磯前神社
階段の上の鳥居から海側を見た景色
座っている二宮金次郎が境内に

訪問日:2025年11月28日(金)
往路:東京駅(特急ときわ)→ 水戸駅(バス)→ 偕楽園・常磐神社(徒歩)→ 千波湖(徒歩)→偕楽園(バス)→ 水戸駅(バス)→ 大洗磯前神社
復路:大洗磯前神社(バス)→ 水戸駅(特急ときわ)→ 東京駅

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