栃木県那須塩原市のJR黒磯駅前にある「那須塩原市図書館みるる」は、ガラス張りの外観と木材を生かした館内が特徴的な図書館です。
新白河での観光を終え、帰りの新幹線まで時間があったため、以前から気になっていた黒磯駅へ足を延ばしました。 今回は、そこで偶然見つけた図書館の建築や館内の様子を紹介します。
黒磯駅から徒歩すぐの那須塩原市図書館「みるる」へ
東北本線で黒磯駅に到着した頃には、すっかり暗くなっていました。 駅前にはパン屋があると聞いていましたが、夜だったため周辺を歩き回ることはしませんでした。
そんなとき、明るく照らされた大きな建物が目に入りました。 それが、那須塩原市図書館「みるる」でした。
みるるは、JR黒磯駅西口から徒歩約1〜2分の場所にあり、駅前広場に面しています。
ガラス張りの外観から見える大きな書架と階段
建物の中央には大きなガラス面があり、外からでも館内の木製書架や曲線階段を見ることができます。 両側に配置された背の高い書架は、建物の外観を特徴づけています。
ガラス越しに見える館内の様子に興味を引かれ、そのまま中へ入ってみることにしました。
森をイメージした館内と木製ルーバーの天井
館内に入ると、木材を多く使った書架や天井が目に入りました。 本棚は場所によって高さや配置が異なり、館内を歩くと次々に違った空間が現れます。
特に特徴的だったのが、天井を覆う木製ルーバーです。 細い木材が連続して配置され、天井の形に沿って向きや高さが変化しています。 直線的な書架と曲線を描く天井の組み合わせが印象的でした。
みるるは、森の中を歩くような空間を目指して設計された図書館です。 館内には「森のポケット」と呼ばれる吹き抜けが設けられ、書架や階段、植栽などが組み合わされています。
曲線を描く階段の周囲にも大きな木製書架があり、階段を上り下りする際にも、さまざまな角度から館内を眺められる構造になっています。
さまざまな読書席と児童書コーナー
館内には、書架の間に設けられた一人掛けの読書席や、木の床が広がる閲覧スペースがありました。
一人で本を読めるよう背もたれの高い椅子が並ぶ場所もあれば、間隔を空けて机と椅子が配置された広いスペースもあります。 訪れたのは夜でしたが、館内では読書や学習をしている人の姿が見られました。
児童書コーナーは、一般の閲覧スペースとは異なる造りになっていました。 木製の書架や天井には曲線が取り入れられ、丸みのある読書席も設けられています。
書架の一部には丸い開口部もあり、子どもが本を手に取りながら過ごせるような空間になっていました。
館内の1階には、森林ノ牧場が運営するカフェ「モリコーネ」もあります。 訪れたときにはすでに片付けが始まっていたため、注文することはできませんでした。
カフェは図書館と営業時間が異なるため、利用する場合は事前に確認しておくと安心です。
本棚に掲げられた言葉も、みるるの見どころ
館内を歩いていて、もう一つ印象に残ったのが、本棚の上部に掲げられた言葉です。
大きな木製書架には白い文字が立体的に取り付けられ、文章が本棚を横断するように配置されていました。 本を並べるだけではなく、言葉そのものが館内のデザインの一部になっています。
例えば、次のような言葉がありました。
「あなたはこの世界に信頼と希望、そして愛を抱いてもよいのだ」
「季節の営みの、まことに律儀なことは、ときにこの世で唯一信頼に足るもののように思える」
なかでも印象に残ったのは、二つの書架にまたがって掲げられていた次の文章です。
「未来に思いを馳せる時、小さな祈りが混ざるのは歳をとるということなのだあと思った今年の夏でした」
これらの言葉は、書架の高さや配置によって、見る場所や角度で印象が変わります。 本棚に並ぶ書籍だけでなく、館内に掲げられた文章を見ながら歩くのも、みるるならではの楽しみ方だと感じました。
見学後は黒磯駅に戻り、那須塩原駅を経由して新幹線で帰京しました。












🚃 白河観光と黒磯の図書館を巡った一日
みるるを訪れる前には、白河市内の南湖公園や白河小峰城を観光しました。 新白河から黒磯への移動も含めた一日の行程を、まとめ記事で紹介しています。


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