梅雨の時期に、ふと花を見に行きたくなる日があります。
2025年6月、東京からひとり電車に乗って府中市の郷土の森博物館へ。
目当ては見頃を迎えた紫陽花と、毎年話題になる「アナベルの丘」。
風に揺れる白い花が一面に広がり、まるで花の海のような光景に出会いました。
東京発ひとり旅で紫陽花を見に府中へ
2025年6月。梅雨の晴れ間を狙って、東京からひとりで府中市にある郷土の森博物館へ紫陽花を見に行きました。府中駅からのバスは本数が少ないため、今回は分倍河原駅からバスを利用してアクセスしました。
郷土の森博物館の紫陽花めぐり
園内には「紫陽花の小径」や「紫陽花の丘」など見どころが点在しており、ゆっくり花に囲まれながら散策できます。種類も豊富で、初めて出会う品種もたくさん。入り口近くには“ありがとう”という可愛い名前の紫陽花も咲いていて、ほっこりしました。
圧巻のアナベルの丘|白い花が揺れる花の海
紫陽花の道を進んだ先に広がるのが、圧巻の「アナベルの丘」。見頃を迎えていて、一面に広がる白いアナベルが風に揺れている様子は、まるでボールプールのよう。飛び込んでみたくなるほど魅了されました。
スマホが熱くなるほど撮影しながら、ぐるぐると周囲を歩き回って写真撮影。上から、下から。光の入り方で表情が変わるアナベルは、何枚撮っても飽きません。
暑さと甘い香りと、旅の記憶
この日はじっとしていても汗が流れてくるほどの暑さでしたが、それでも多くの人が訪れていて賑やか。梅の木には熟した梅の実がなっていて、ほのかに甘い香りが漂ってくるエリアもあり、思わず足を止めました。
花だけじゃない郷土の森の魅力
郷土の森博物館の魅力は紫陽花だけではありません。江戸〜昭和初期の建物が移築されていて、タイムスリップしたような空気を感じられます。さらにプラネタリウムも併設されていて、花と歴史と星空を一度に楽しめるスポットです。
アクセス・注意点
- 最寄り駅:分倍河原駅または府中駅
- バス:分倍河原駅からの方が本数が多めでおすすめ
- 訪問時期:紫陽花は6月〜7月が見頃
- 暑さ対策:日陰が少ないため帽子と水分必須
ひとり旅で訪れて良かったと思えた瞬間
誰にも急かされず、自分のペースで花と向き合う時間。光が変わるたびに立ち止まって撮影できる自由さ。ひとり旅だからこそ味わえる心地よさを改めて感じた一日でした。
東京から1時間ほどで行ける初夏の花スポット。心静かに花と向き合いたい人におすすめです。















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