金沢・卯辰山花菖蒲園へ|見頃の花菖蒲と紫陽花を楽しんだ初夏の朝

北陸

2026年6月。実家の片付けのため金沢を訪れていた私は、SNSで卯辰山花菖蒲園が見頃を迎えたという投稿を目にしました。

前回訪れたときは暑さの影響もあって花菖蒲が少し元気がない印象でしたが、今回は雨の日が続いたあとだったこともあり、花の状態にも期待が高まっていました。せっかくなら晴れた日に訪れたいと思い、天気予報を確認しながら雨上がりの朝を待つことにしました。

朝7時前にホテルを出発し、ひがし茶屋街近くのバス停から卯辰山へ。木々に囲まれた坂道を歩いた先には、見頃を迎えた花菖蒲と咲き始めの紫陽花が広がっていました。

この記事では、早朝の卯辰山花菖蒲園を再訪した様子とともに、園内の見どころやアクセス、駐車場の状況について紹介します。


実家の片付けの合間に、見頃を迎えた花菖蒲園へ

2026年6月。今月も実家の片付けのために金沢を訪れていました。

滞在中、Xで卯辰山花菖蒲園が見頃を迎えたという投稿を見かけ、「今回も行ってみたいな」と思ったものの、あいにく雨続きの天気。せっかくなら青空の下で花を見たいと、晴れる日を待つことにしました。

また、今回の金沢滞在の主な目的は実家の片付けです。日中の予定に影響が出ないよう、早朝に訪れることに。翌日は雨上がりの晴天で気温も上がる予報だったため、朝7時前にホテルを出発しました。

ひがし茶屋街から卯辰山へ。少し緊張した朝の坂道

金沢駅から7時15分発のJR西日本バスに乗り、約7分で橋場町・ひがし茶屋街付近へ到着。そこから花菖蒲園までは徒歩で向かいました。

ひがし茶屋街を過ぎると道は上り坂になります。道路は舗装されていますが、両側には緑豊かな木々が生い茂り、場所によっては林道のような雰囲気もありました。

雨上がりの朝だったこともあり空気はひんやりとしていましたが、坂道を歩いているうちに少し汗ばむほど。半袖でちょうど良いくらいの気温でした。

ただ、卯辰山周辺では熊の目撃情報もあるため、人影のない早朝の道を歩いていると少し不安になります。道沿いには住宅もありますが、時間が早いせいか人の気配はほとんどありません。

「大丈夫、大丈夫」と独り言を言いながら歩き続け、花菖蒲園へ到着したのは7時35分頃でした。

早朝でも人気。見頃を迎えた卯辰山花菖蒲園

花菖蒲園のすぐ近くには11台分ほどの駐車場があります。

早朝なので空いていると思っていたのですが、到着するとすでに10台ほどの車が停まっていて驚きました。立派なカメラを持った方や出勤前と思われるスーツ姿の方、ご夫婦で訪れている方など、花の見頃を楽しみにしている人たちが次々と訪れていました。

卯辰山花菖蒲園は中腹の斜面を利用して造られており、上段の「段々畑の花菖蒲」、中段の「せせらぎと花菖蒲」、下段の「池と花菖蒲」の3つのエリアに分かれています。

構造上、園内全体を一枚の写真に収めるのは難しいのですが、それぞれ異なる雰囲気を楽しめるのが魅力。早朝で人が少なかったため、各エリアの風景や動画もゆっくり撮影することができました。

まず下段から歩き始めましたが、このエリアが最も開花が進んでいるように見えました。上段へ向かうにつれて花の密度はやや少なく感じたものの、園全体としては十分見頃で、前回訪れたときよりも見応えがありました。

下段には木製の橋が架けられていて、花菖蒲園らしい風情があります。今回は橋の上に誰もいない時間帯もあり、写真や動画を思う存分撮影することができました。

一方で、中段の左側は土砂崩れの影響なのか立入禁止となっていて、山側はブルーシートで覆われていました。ただし鑑賞への影響はほとんどなく、花菖蒲を十分楽しむことができました。

紫陽花と朝の水滴が美しかった

花菖蒲園の一角では紫陽花も咲き始めていました。

まだ見頃の少し手前という印象でしたが、水色や青色を中心とした花がやさしい彩りを添えていて、これからさらに華やかになることを感じさせます。

また、花菖蒲園では早朝にスプリンクラーによる散水が行われるため、花菖蒲の花びらや葉には水滴が残り、朝日を受けてきらきらと輝いていました。

園内の案内を見ると、散水は午前5時から午前6時30分頃までとのこと。私が訪れたときにはすでに散水は終わっていましたが、タイミングが合えば花菖蒲が水を浴びる様子も見られそうです。

一眼レフを構えた方々が熱心に撮影していたのも納得の美しさで、私もスマートフォンで何枚も写真を撮ってしまいました。

帰ろうとした頃にはテレビ局の取材班も訪れていて、レポーターとカメラマンが撮影の準備をしていました。見頃を迎えた花菖蒲園への注目度の高さを感じましたが、インタビューは丁重にお断りして園をあとにしました。

前回訪問で心に残った四万六千日の話

今回の再訪で思い出したのが、前回(2024年6月)にこの花菖蒲園を訪れたときのことです。

当時は東山茶屋街で「四万六千日」という言葉を目にしたことが印象に残っていました。

観音町の観音院で行われる行事で、この日にお参りすると四万六千日分のご利益があるとされているそうです。

当時は、いつか父のためにその日に合わせて訪れてみたいと思っていました。しかし旧暦の日程とお盆が重なり見送ることに。その年の夏、父は静かに旅立ちました。

今回、見頃を迎えた花菖蒲を眺めながら、思い立ったときに行動することの大切さを改めて感じました。

卯辰山 花菖蒲園にひがし茶屋街から向かう道
ひがし茶屋街を過ぎて花菖蒲園に向かう道の様子
卯辰山 花菖蒲園の入り口
卯辰山 花菖蒲園の花菖蒲
卯辰山 花菖蒲園の花菖蒲
卯辰山 花菖蒲園の木道と花菖蒲
卯辰山 花菖蒲園で散水の水滴がついた花菖蒲
スプリンクラーの散水を受けて水滴がついた花菖蒲
卯辰山花菖蒲園に咲く紫陽花
卯辰山 花菖蒲園の紫陽花
卯辰山 花菖蒲園の紫陽花はこれから見頃を迎えそう
卯辰山 花菖蒲園の紫陽花と花菖蒲のコラボ
※こちらは2024年6月に撮影した紫陽花と花菖蒲のコラボ写真
四万六千日のとうもろこし
※2024年6月撮影

🌿 金沢で出会った花と風景

卯辰山花菖蒲園のほかにも、金沢には季節の花や静かな町並みを楽しめる場所があります。あわせて訪れた散策記もどうぞ。

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