2024年12月、クラブツーリズムのツアーに参加して東京証券取引所と国会議事堂を見学しました。
東京証券取引所では、かつて人々が手サインで売買していた時代の写真と、コンピューターによる取引が行われる現在の姿を見比べながら、時代の変化を実感しました。
一方の国会議事堂では、ステンドグラスが輝く中央広間や重厚な本会議場を見学。普段はニュースの中でしか見ない場所を歩きながら、日本の政治と経済を支える現場に触れた一日となりました。
国会議事堂と東京証券取引所を見学|大人の社会科見学
2024年12月、クラブツーリズムのツアーに参加して東京証券取引所と国会議事堂を見学しました。普段はニュースや新聞、インターネットを通して目にする場所ですが、実際に訪れてみると、日本の政治と経済を支える現場ならではの歴史や重みを感じることができました。
※施設内は撮影できる場所が限られているため、一部のみ写真を掲載しています。
東京証券取引所で感じる時代の変化
最初に訪れたのは東京証券取引所です。現在の取引はコンピューター化されており、場内は驚くほど静かでした。広いマーケットセンターには巨大なモニターが並び、株価が次々と更新されていきますが、そこにいる人はわずか。監視員の方が一人いるだけで、想像していた証券取引所とはまったく異なる光景でした。
一方で展示されていた昔の立会場の写真には、所狭しと人が集まり、壁際まで人が立ち並ぶ様子が写されていました。紙や帳簿を手にした人々がひしめき合う光景からは、当時の熱気や緊張感が伝わってきます。半世紀も経たないうちに、同じ場所がここまで変化したことに驚かされました。
かつての立会場とデジタル化された市場
現在のマーケットセンターでは、天井下をぐるぐると回る巨大な「チッカー」が目を引きます。1周50メートルもあるそうで、売買が成立した企業名や市場名、株価などが次々と表示されていました。
巨大なモニターに数字が流れ続ける様子を見ていると、日本の株式市場が世界有数の市場として海外からも多くの資金を集めていることを実感します。しかし、その一方で数字だけが流れていく光景はどこか現実味が薄く、昔の人々が手サインで取引していた時代とはまったく違う世界にも感じられました。
考えてみれば、通勤電車の中で新聞を広げて読んでいた時代から、誰もがスマートフォンを手にする時代へと変わりました。証券市場の変化は、社会全体の変化そのものを映しているようにも思えます。
1000万円で株式投資体験
見学では、一人一台のタブレットを使った株式投資体験にも参加しました。用意された仮想資金は、なんと1000万円です。
スタッフの方から説明を受けて売買を始めましたが、慎重になりすぎたため大きく資産を増やすことはできませんでした。損失は出さなかったものの、積極的に売買した参加者の中には大きく利益を伸ばした方もいます。
実際に体験してみると、投資には知識だけでなく、ある程度の決断力やスピード感も必要なのだと実感しました。
上場の鐘を目の前で見る
東京証券取引所で印象に残ったもののひとつが「上場の鐘」です。
テレビのニュースや大納会、大発会などで目にする機会はありましたが、実物を見るのは初めてでした。目の前に現れると「これがあの鐘か」と親近感が湧き、ニュースで見ていた出来事が少し身近なものに感じられました。
国会議事堂の重厚な建築美にふれる
続いて訪れたのが国会議事堂です。
議事堂は「できる限り国産品を使用する」という方針で建設されたそうで、現在では入手できない貴重な石材も使われています。その説明を聞きながら館内を歩いていると、日本の技術や職人の力が結集した建築であることが伝わってきました。
思っていた以上に立派な建物で、日本人として誇らしい気持ちにもなりました。
中央広間の圧倒的な存在感
見学の中で特に印象に残ったのが中央広間です。
中央広間は参議院と衆議院を結ぶ場所で、議事堂で最も高い中央塔の真下に位置しています。2階から4階までの吹き抜けとなっており、その高さはマンション約10階分にもなるそうです。
窓や天井にはステンドグラスがはめ込まれ、床には化石を含む大理石が使われています。その豪華な空間は、まるでヨーロッパの宮殿のようでした。
どっしりとした佇まいと開放感があり、何枚も写真を撮りたくなるほど見応えがあります。重厚でありながら、おおらかさも感じる不思議な空間でした。
未完を象徴する4つ目の台座
中央広間を見下ろすと、中央玄関の上には4つの台座があります。
そのうち3つには、板垣退助、大隈重信、伊藤博文の像が置かれています。しかし、残る1つは空席のままです。
これは「政治に完成はない」という意味を持つ未完の象徴なのだそうです。建物の美しさだけでなく、その背景に込められた考え方にも深く印象を受けました。
本会議場を見学して感じたこと
本会議場はニュースなどで見慣れた場所でもあり、どこか親しみを感じながら見学しました。
照明はやや落ち着いた明るさで、重厚感と格式を感じさせます。国の重要な議論が行われる場として、ふさわしい空間だと思いました。
これほど立派な建物や調度品に囲まれた場所で、日本の未来に関わる議論が行われていることを思うと、議事堂という建物に込められた思いの大きさも感じられます。
日本の政治と経済の中心を巡って
東京証券取引所と国会議事堂を巡る一日は、日本の経済と政治を支える現場を実際に見て学ぶ貴重な機会となりました。
デジタル化によって大きく変化した証券市場。そして長い歴史と伝統を受け継ぐ国会議事堂。それぞれ異なる場所でありながら、日本を支えるという共通した役割を担っています。
普段はニュースや画面越しにしか見られない場所を訪ねることで、日本の社会や歴史について改めて考えるきっかけになった、大人の社会科見学でした。




























🏛 東京で楽しむ大人の社会科見学
東京には、普段はなかなか入る機会のない施設を見学できる場所があります。
政治や経済、金融や印刷など、日本の仕組みを支える場所を訪ねる「大人の社会科見学」の記録も、あわせてどうぞ。


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