東京から日帰りで、壮大な石切山脈の絶景と、茨城の名社「常陸国出雲神社」「笠間稲荷神社」をめぐるひとり旅へ。大迫力の注連縄に息を呑み、歴史ある稲荷信仰に触れながら歩いた、学びと発見に満ちた神社仏閣めぐりの1日の記録です。
東京から日帰りで、石切山脈のプレミアムツアーに参加したあとは、稲田駅から福原駅へ移動し、神社仏閣めぐりの旅が始まりました。今回の最初の目的地は「常陸国出雲神社」。圧巻の景観と大迫力の注連縄に心を奪われたひとり旅の記録です。
福原駅から徒歩で向かう常陸国出雲神社
福原駅から7〜8分ほど歩くと、常陸国出雲神社の入り口が見えてきます。途中には案内板が設置されており、国道を渡る際は地下道を利用するので安心。交通量の多い場所もありますが、注意して歩けば問題ありません。
出雲大社から分霊された神社だが現在は別組織
常陸国出雲神社は、平成4年に島根県出雲大社より分霊鎮座した神社でしたが、現在は出雲大社・出雲大社教とは関係がないことが公式に明記されています。
坂を登ると目に飛び込む圧巻の景色
入り口から坂を上がり、階段を登ると「おおお〜!」と思わず声が出そうな景観が目に広がります。大社造りのご本殿、そして長さ16m・重さ6tの巨大注連縄がかかる拝殿。初めて目にするその迫力に息を呑みました。
注連縄に刺さった小銭の理由は?
房の部分にはたくさんの小銭が刺さっており、どうやって付けているのだろうと思っていたところ、参拝者が小銭を投げて刺さると願いが叶うと言われているのだと知りました。何度も挑戦する方の姿もあり、印象的な光景でした。
参拝後は福原駅へ戻り、次の目的地へ向かいます。
笠間稲荷神社へ ― 日本三大稲荷のひとつ
水戸線に乗って笠間駅へ移動し、ここから徒歩20分で笠間稲荷神社へ。伏見稲荷、豊川稲荷と並ぶ日本三大稲荷として知られる名社です。駅からはほぼ真っ直ぐな平坦な道のため、迷うことなく到着できます。
1340年以上の歴史と深い稲荷信仰
境内には奉納された絵馬や額が数多く並ぶ絵馬殿があり、休憩できるスペースにもなっています。大きな楼門、1960年竣工の拝殿、そして狐が並ぶ狐塚。特に、拝殿は総けやき造りで、周囲は当時の名工たちの技による「蘭亭曲水の図」や「三頭八方睨の龍」など精緻な彫刻で飾られていてどこを切り取っても歴史の深さを感じる空間です。
晩秋は「笠間の菊まつり」も
訪れた時期には菊が少し残っており、晩秋の「菊まつり」の名残を楽しむことができました。藤棚もあるので、藤の季節には美しい景観が広がるのでしょう。
門前通りを楽しむ ― 栗菓子とやきものの街
門前通りには笠間名物の栗菓子、焼き栗、団子など食べ歩きにぴったりのお店が並びます。たくさん歩いてお腹も空いていたので、団子と焼き栗、そしてお土産用に栗おこわも購入しました。
笠間は“やきものの街”でもある
笠間といえば笠間焼。やきもの通り・陶の小径・ギャラリーロードを総称した「笠間やきもの散歩道」があると観光協会で教わりました。芸術の街としての魅力もたっぷりあり、次回はゆっくり散策してみたいと思います。
学び・絶景・歴史を堪能した神社仏閣めぐりの旅
朝は石切山脈の神秘的な絶景を堪能し、常陸国出雲神社では巨大注連縄に圧倒され、締めくくりは日本三大稲荷「笠間稲荷神社」へ。学びと歴史、そして圧巻の景観をめぐる充実したひとり旅となりました。
次にこの地域を訪れるときは、笠間のアートスポットを巡る旅にしようと思います。




































訪問日:2025年12月5日(金)
復路:福原駅(徒歩)→ 常陸国出雲神社(徒歩)→ 福原駅(水戸線)→ 笠間駅(徒歩)→ 笠間稲荷神社(徒歩)→笠間駅(水戸線)→小山駅(東北新幹線)→ 東京駅
前半の石切山脈を訪れた時の記事はこちら ↓


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