大室山をリフトで山頂へ|お鉢めぐりを歩いた所要時間と山頂の見どころ

山・自然散策

2025年9月。伊豆高原にある大室山へ、東京から公共交通で出かけました。

大室山は山頂まで歩いて登るのではなく、山麓から登山リフトを利用します。 山頂には火口の周囲を一周する約1kmの「お鉢めぐり」があり、富士山や伊豆の海を眺めながら歩くことができます。

実際にリフトで山頂へ上がり、お鉢めぐりを一周しました。 写真で見て想像していたよりも歩きやすく、途中には浅間神社や八ヶ岳地蔵などの見どころもありました。


東京から踊り子号とバスで大室山へ

この日は東京駅から踊り子1号に乗り、伊豆高原駅へ向かいました。

伊豆高原駅から東海バスに乗り、「シャボテン公園」で下車。 バス停から大室山登山リフトの乗り場までは徒歩約2分です。

帰りは同じルートを戻らず、小室山を経由するバスで伊東駅へ向かい、JRで東京へ戻りました。 公共交通でも、伊豆高原駅から入り、伊東駅へ抜けるルートで訪れることができます。

大室山は徒歩で登れない|山頂へは登山リフトで約6分

大室山は山全体が国の天然記念物に指定されています。 山体を保護するため徒歩での登山は禁止されていて、山頂へは登山リフトを利用します。

山麓の窓口でチケットを購入してから、リフト乗り場へ。 リフトは2人乗りですが、この日は一人で利用しました。

乗り場では立つ位置が地面に示されていて、スタッフの案内に従って乗車します。 腰掛けたら足を少し上げ、安全バーを下ろして出発。 降りる前には案内に従って安全バーを上げます。

乗り降りのタイミングもスタッフが案内してくれるため、私は特に難しさを感じませんでした。

山頂までは約6分。 足元が開いたタイプのリフトなので高さは感じますが、上っていくにつれて伊豆高原の景色が広がります。

私が訪れたときは、上ってくる人を途中でカメラが撮影していて、希望すれば写真を購入できるようになっていました。

山頂の火口を囲む「お鉢めぐり」を歩く

リフトを降りると、大室山の中央に大きな火口が見えます。 山頂では、この火口の縁に沿って約1kmの遊歩道を一周する「お鉢めぐり」ができます。

遊歩道は舗装されていて、私が歩いたときは足元に歩きにくさは感じませんでした。 途中には上り下りがありますが、急な坂が長く続くというより、緩やかに上ったり下ったりしながら火口の周囲を歩いていきます。

写真で見ると、細い稜線を歩くように見えたため、行く前は少し怖そうにも感じていました。 実際に歩いてみると、私は崖際を歩いているような怖さは感じず、休憩が必要になるほどきついとも感じませんでした。

公式案内では、お鉢めぐりの所要時間は20〜30分ほど。 私は写真を撮ったり景色を眺めたり、途中で少し行き来しながら歩きましたが、1時間あれば余裕を持って一周できました。

火口の内側にはアーチェリー場があり、そちらへ下りる場合は階段の上り下りがあります。

火口の中腹にある大室山浅間神社

お鉢めぐりを歩いていると、火口側に赤い鳥居が見えてきます。 鳥居から火口側へ下ったところにあるのが、大室山浅間神社です。

緑の山肌の中に立つ赤い鳥居は遠くからでもよく目立ちました。

海の安全を願って奉納された八ヶ岳地蔵

さらに歩いていくと、山頂に並んだお地蔵さんがあります。 訪れたときは由来を知らずに写真を撮っていましたが、「八ヶ岳地蔵」と呼ばれるお地蔵さんです。

近隣沿岸の漁師たちが、海上安全と海難防止を願って奉納したと伝えられています。

富士山と伊豆の海を望む山頂の景色

お鉢めぐりでは、歩くにつれて見える方向が変わります。 火口の外側には伊豆高原の町並みや海が広がっていました。

この日は富士山も見ることができました。 冠雪のない時期だったため、雪をかぶった富士山とは少し印象が違いました。

別の方向には伊豆の海が広がり、伊豆諸島を望める場所もあります。 一か所の展望台から景色を見るのではなく、火口の周囲を歩きながら違う方向の景色を見られるのがお鉢めぐりの特徴です。

草に覆われた大室山の成り立ち

大室山を眺めると、山肌は草に覆われ、背の高い木がほとんど見当たりません。 山頂にあった案内板には、大室山の成り立ちと現在の景観について説明がありました。

大室山は約4,000年前の噴火によってできた「スコリア丘」と呼ばれる火山です。 噴火で飛び出したスコリアなどが火口の周囲に積もり、現在のような形ができました。

さらに大室山では、長く山焼きが行われてきました。 現在も原則として毎年2月に山焼きが行われ、樹木の生育を抑え、草に覆われた大室山の景観を保つことにもつながっています。

山焼きは約700年の歴史があるとされ、もともとは良質な茅の生育を促し、害虫を駆除するために行われていました。 現在は伊東市を代表する行事のひとつとして受け継がれています。

リフトで下山し、小室山経由のバスで伊東駅へ

お鉢めぐりを終えたあとは、再びリフトで山麓へ下りました。

「シャボテン公園」バス停へ戻り、帰りは小室山を経由して伊東駅へ向かう東海バスに乗車しました。

途中に「小室山リッジウォーク前」という停留所があり、ここで小室山にも展望スポットがあることを知りました。 少し気になりましたが、この日は途中下車せず、そのまま伊東駅へ向かいました。

伊東駅からJRに乗り、東京へ戻りました。

大室山登山リフトは、天候などによって運行状況が変わることがあります。 料金や営業時間、当日の運行状況は大室山登山リフト公式サイト、路線バスの時刻は東海バス公式サイトで最新情報を確認できます。

山麓から見上げた草に覆われた大室山
大室山登山リフトの山麓乗り場
大室山登山リフトから見下ろす伊豆高原
山頂までは徒歩ではなく、登山リフトで上がります。
大室山山頂から見下ろした火口跡
山頂中央には、噴火によってできた火口が残っています。
大室山山頂の浅間神社の鳥居
大室山の火口を囲むお鉢めぐりの遊歩道
火口の縁に沿って、約1kmのお鉢めぐりを歩きます。
大室山山頂から望む富士山
この日は山頂から富士山を見ることができました。
大室山山頂から見下ろす伊豆の海と町並み
大室山の成り立ちと山焼きを説明する現地案内板
大室山は約4,000年前の噴火でできたスコリア丘。現地の案内板では、山焼きと現在の景観についても紹介されています。


🏔 リフト・ロープウェイで山の景色を楽しむ

山頂までリフトやロープウェイを利用し、その先を歩いて景色を楽しんだ旅もあります。

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