雪景色の庄川峡をゆく―船でしか行けない大牧温泉へ

北陸

金沢滞在中、前から気になっていた「船でしか行けない温泉」へ。
富山・庄川峡の大牧温泉へ向けて、遊覧船で雪景色の峡谷を巡りました。
静けさとともに流れる庄川の水面、そして雪に包まれた山々――冬ならではの幻想的な時間が広がります。


2022年12月24日、金沢滞在中に訪れたのは、船でしか行けない温泉として知られる「大牧温泉」。
一度訪れてみたいと思っていた場所で、今回は遊覧船で往復してみることにしました。

金沢駅西口から井波までローカルバスに乗り、井波バス停で小牧行きのバスに乗り換えて終点の小牧へ。
冬の寒さの中、45分ほど何もない場所でバスを待つのはなかなか大変でしたが、旧井波駅舎を見られたのは嬉しい収穫でした。
次回は砺波駅からの乗り換えルートを試してみようと思います。

庄川峡(しょうがわきょう)は、富山県砺波市にある峡谷で、かつては飛騨の山々から木材を運ぶ水運として利用されていました。
昭和5年には「東洋一」と称された小牧ダムが完成し、その雄大な景観を今に伝えています。

今回乗船した「大牧温泉コース」は、乗船時間が約1時間。
小牧ダムから大牧温泉まで、庄川峡の静かな流れを辿るように進みます。
途中で見える「船でしか行けない一軒宿」大牧温泉観光旅館は、この遊覧船のハイライト。
宿泊や食事の利用がなければ下船はできませんが、船上から間近にその姿を眺められます。

この日は乗客がわずか3人。
私と、海外からのひとり旅の女性、そして関係者の方だけ。
静けさに包まれた庄川峡を進む船上は、まるでプライベートツアーのようでした。
雪が山々を白く染め、川面に映る景色はまるで水墨画。
寒さの中でも、デッキに出てその美しい冬景色を心ゆくまで堪能しました。

この後は、バスで井波に戻り、彫刻の町・井波を散策してみることにします。

🪵 庄川峡の旅のあとに訪れたのは、彫刻の町・井波
瑞泉寺と八日町通りを歩いた静かな時間についてはこちら ↓

👉 彫刻の町・井波を歩く――瑞泉寺と八日町通りの静かな時間

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