布引観音から小諸駅に戻り、午後は小諸の町をのんびり散策。
江戸の面影が残る商家の街並みや、重厚な佇まいのそば処「そば七」でのお昼ご飯、
そして自然豊かな小諸城址・懐古園を歩きながら、静かな時間を味わいました。
「東京発ひとり旅」としても楽しめる、歴史と癒しが共存する小諸の町歩きです。
布引観音から小諸駅に戻ってきて、町歩きをスタート。
商家の街並みを歩きながら進むと、突き当たりに立派な光岳寺がありました。
このあたりは昔ながらの建物が多く、落ち着いた雰囲気でゆっくり歩くのにちょうどいい道です。
光岳寺を訪れたあと、時間の関係で来た道を戻り、お昼ご飯は評判の「そば七」へ。
重厚感ある店舗は江戸時代後期の建物を改築したもので、外観からして風格があります。
店内には高い天窓があり、ケヤキの梁を利用したテーブルが並び、木の温もりに包まれる空間。
エアコンはなく、窓から入る風が心地よく、初夏の昼下がりにぴったりの涼やかさでした。
お蕎麦はしっかりとした食感で風味豊か。素朴ながらも深みのある味わいで、美味しくいただきました。入り口には藁で作られた馬の飾りが置かれており、お店の方に尋ねると「小諸わら馬パレード」という行事があるとのこと。毎年3月上旬ごろに町内で行われるイベントで、大小さまざまな藁の馬を引いて練り歩くそうです。地域の伝統を感じられる素敵なお話でした。
食後は、小諸郵便局発祥の地を通って小諸城址・懐古園へ。
園内は緑が多く自然豊かで、歩くだけでも心が落ち着きます。
春の桜、秋の紅葉の季節には多くの人で賑わうスポットですが、この日は静かでゆったりと散策できました。
城跡は石垣が中心ですが、天守跡まで上ると小諸の町並みを一望でき、
富士見台からは晴れていれば富士山も見えるとのこと。
この日は残念ながら見られませんでしたが、季節を変えてまた訪れたいと思いました。
布引観音が今回の旅のメインでしたが、小諸の城下町にも魅力的なスポットが多く、
歴史や自然、そして地元の食文化を感じられるひとり旅となりました。






















訪問日:2025年7月3日(木)
前編の記事はこちら👇
→ 布引観音でプチ登山気分──絶壁に建つ観音堂と自然散策のひとり旅 もあわせてどうぞ。


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