東京発ひとり旅|雪囲いが外れた紙祖神「岡太神社・大瀧神社」へ。越前武生で出会った彫刻美と人の温もり

北陸

福井県越前市武生にある「紙祖神 岡太神社・大瀧神社」へ。
1月には雪囲いに覆われて見ることができなかった彫刻や屋根の姿を、今回はようやく目にすることができました。
金沢からのひとり旅、迎車でGoを利用し、偶然のような再訪が心に残る時間になりました。


越前武生で感じた春の訪れ

2024年3月。大塩八幡宮を訪れた後、福井県越前市武生にある「紙祖神 岡太神社・大瀧神社」へと足を延ばしました。今回は越前市の観光タクシーチケット「迎車でGo」を利用して参拝です。

実は、当初は金沢からの帰路で越前たけふ駅に戻るつもりでしたが、駅で観光案内所の方から「岡太神社の雪囲いが外れた」と聞き、思わずUターンして再び訪れることにしました。

雪囲いの外れた岡太神社・大瀧神社へ再訪

今年の1月に訪れたときは、社殿全体が雪囲いで覆われており、幾重にも波打つ屋根の造形や、精緻な彫刻を見ることができませんでした。ようやく雪囲いが外れた今、春の陽光の中でその姿を目にすることができた瞬間、思わず息を呑みました。

岡太神社・大瀧神社は、国の重要文化財に指定されており、紙の神様を祀る神社として知られています。屋根や柱の細部に至るまで施された彫刻は見事で、長い時間をかけて眺めていたくなるほどの美しさです。

彫刻を語るボランティアの方との出会い

参拝中、境内で清掃をされていた鯖江からのボランティアの方と出会いました。その方はこの神社を心から愛しておられ、社殿の看板の左右にある昇り龍と降り龍、社殿背面の彫刻、そして鳳凰の左右の違いなど、細やかに教えてくださいました。

その丁寧な説明に耳を傾けながら、職人たちの技と信仰が息づくこの場所の深さに改めて感動しました。

また訪れたくなる神社

予定していた時間を大幅に過ぎてしまうほど、名残惜しい参拝でした。静かな山あいに佇む社殿と彫刻の美しさ、そして人の温もり。どれもが心に残る、東京発のひとり旅ならではの時間です。

また季節を変えて訪れたとき、この神社がどんな表情を見せてくれるのか──。そんな楽しみを胸に、滞在先の金沢に戻りました。

📍 前半の記事はこちら → 金沢から越前武生へ。静寂の森に佇む「大塩八幡宮」を訪ねて|東京発ひとり旅ブログ
📍 前回 雪囲いされていた時に訪れた時の記事はこちら → 東京発ひとり旅|冬の福井・越前和紙の里へ。迎車でGo!で巡る越前の文化と出会い

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