東京発ひとり旅|南禅寺の水路閣と冬の銀閣寺。静けさに包まれる京都の午後

京都

京都2日目のお昼前からは、人の少ない南禅寺へ。
冬の光に包まれた水路閣の美しさと、静かな銀閣寺の佇まいに心癒されました。
東京発ひとり旅で出会った、午後の京都の静寂を綴ります。


南禅寺の静寂と銀閣寺の記憶

2024年1月。30数年ぶりに訪れた京都、2日目の後半。午前中に清水寺や高台寺を巡ったあと、11時近くになると人出が一気に増えてきたので、人混みを避けてバスで南禅寺へ向かいました。


南禅寺で出会った静寂と美しい水路閣

東山エリアから少し離れるだけで、驚くほど落ち着いた空気に包まれます。観光客の姿もまだ少なく、ゆっくりと歩きながら冬の南禅寺を散策しました。参道沿いでは、湯豆腐のお店の前にお昼を待つ人たちの小さな列ができていて、京都らしい風情を感じます。


南禅寺の三門は、堂々とした佇まいながらも、どこか穏やかで優しい印象。そして奥に進むと現れるのが、レンガと花崗岩で造られたアーチ型の橋脚──「水路閣」。琵琶湖疏水の水を運ぶこの橋は、どこか異国のようでありながらも、京都の風景に見事に溶け込んでいました。

実はこの場所、数々のドラマや映画のロケ地としても知られています。初めて訪れたにもかかわらず、どこか懐かしさを感じるのはそのせいかもしれません。冬の淡い光に照らされる水路閣の赤レンガが美しく、静かに流れる時間がとても印象的でした。


銀閣寺で思い出す修学旅行の記憶

南禅寺の余韻を胸に、次に向かったのは銀閣寺。修学旅行で訪れたことがある場所ですが、当時の記憶は断片的。それでも、庭園の砂紋や落ち着いた佇まいを目にすると、どこか懐かしさがこみ上げてきます。冬の午後、やわらかな光に包まれる銀閣寺は、華やかさの中に静寂があるようで、心がすっと落ち着く時間でした。


旅の終わりに

京都駅に戻る頃には、足も少し疲れてきました。遅めのランチをゆっくりと楽しんだあと、15時過ぎの新幹線で東京へ。駆け足ながらも、心に残る京都の時間。南禅寺の静けさ、水路閣の美しさ、そして銀閣寺で感じた懐かしさ──どれもこの旅を締めくくるにふさわしい、穏やかな午後でした。


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