東京発ひとり旅|特急さざなみで行く南房総・野島埼灯台と瑠璃色の海

野島埼灯台 房総半島最南端の灯台 千葉

今回の旅は、東京から電車と路線バスだけで巡る冬の南房総ひとり旅。 「サンキュー♥ちばフリー乗車券」を使って、特急新宿さざなみで館山へ向かい、そこから路線バスで房総半島最南端にある野島埼灯台を目指しました。 ※現在は臨時列車として運行されている「新宿さざなみ」に乗車。

潮風に吹かれながら海岸線を歩き、風の強い岬の上から瑠璃色の海を眺める時間は、何とも贅沢なひとときでした。

ふとしたきっかけでよみがえった、20年近く前の記憶。 変わってしまった景色と、変わらず心に残る思い出。 そんな“時の流れ”を感じる、静かなひとり旅の記録です。


東京から電車で南房総へ|特急さざなみで館山へ

2026年2月。「サンキュー♥ちばフリー乗車券」を使った2日目のひとり旅。 1日目を終えていったん都内に戻り、今朝も東京から出発しました。 今では定期運行がなくなった新宿発・館山行きの特急「新宿さざなみ1号」に乗り、終点の館山駅へ向かいます。

千葉は近いようで意外と広く、電車やバスの本数も少なめ。 あれもこれもと巡るのは難しいと感じ、今回は“ひとつの場所をゆっくり歩く旅”にしました。 目的地は、房総半島最南端に立つ 野島埼灯台 です。 館山駅から路線バスで約40分、全国でも数少ない「登れる灯台」のひとつとして知られています。

館山駅から北条海岸へ|瑠璃色の海に出会う

館山駅に到着後、バスまで1時間ほどあったので、徒歩5分ほどの北条海岸へ。 歩いていると汗ばむほどの陽気で、コートを脱いで海へ向かいます。 海が見えた瞬間、思わず心の中で「わっ」と声が出るほどの瑠璃色の海。 そのまま歩いているうちに、館山夕陽桟橋 まで来てしまいました。

この桟橋は日本一長い桟橋として知られ、三連休ということもあり、親子連れや釣り客でにぎわっていました。

館山からバスで野島埼灯台へ|「安房白浜駅」という不思議なバス停

館山駅に戻り、安房白浜行きのバスに乗車。 途中で「安房白浜駅」というアナウンスを聞いて、20年近く前に同じバスでここを訪れた記憶がよみがえりました。 鉄道駅ではなく、かつての「自動車駅」としての名残が今も残っています。

野島埼灯台に登る|房総半島最南端から見る海

バス停から歩いて灯台へ。 100段の階段を登り切ると、外は想像以上の強風。 コートを着ようとするだけでも吹き飛ばされそうになり、写真を撮るのも一苦労でした。

白波が立つ瑠璃色の海は、風の強さも相まって一層美しく見えます。 逆光の中、何とか数枚の写真を残しました。

資料室の展示を見ているうちに灯台がとても愛おしく感じられ、 「全国に登れる灯台が16基ある」と知って、参観記念スタンプ帳を購入。 記念すべき第一号は、もちろん野島埼灯台です。

海を眺める時間|ベンチで過ごす昼下がり

灯台近くの厳島神社を参拝後、海岸沿いを散策。 岩の上の白いベンチに腰掛け、しばらく海を眺めました。 風は少し強めでしたが、気温が高めの日だったので心地よく感じます。

芝生広場のベンチでは、持参したカステラを軽食代わりに。 お店は連休で混んでいたこともあり、今回は“風景を味わう昼食”にしました。

思いがけず、千倉へ|懐かしい記憶に会いに行く

帰りのバスまで時間があり、ふと「安房白浜駅まで行ってみよう」と思い立ちました。 かつて訪れた場所は、駅舎も位置も変わり、すっかり様変わり。 20年という月日の流れを感じます。

そこで千倉駅行きのバスを見つけ、懐かしさに誘われて乗車。 海沿いの車窓、途中で見えた白間津のお花畑、潮風王国帰りの人たち。 どれも旅の途中で出会った、ささやかな風景です。

千倉駅前のお店は閉店していて少し寂しい雰囲気でしたが、 当時を知る夫に写真を送ると、懐かしそうな返事が返ってきました。

旅を終えて|ゆっくり巡る贅沢

館山駅に戻り、往路と同じ特急さざなみで東京へ。 南房総の海は、深く澄んだ瑠璃色で、心まで静かに整えてくれました。

交通の便を考えると、何か所も巡る旅はなかなか大変。 でも、今回のように“ひとつの場所をじっくり味わう旅”も、とても贅沢だと感じます。 景色は変わっても、思い出は心の中に残り続ける――そんなことを感じた一日でした。

館山夕陽桟橋 海と桟橋の風景
館山夕陽桟橋 海と桟橋の風景
館山 北条海岸 瑠璃色の海
館山 北条海岸 瑠璃色の海
館山 北条海岸 瑠璃色の海
JR館山駅舎
海上が濃霧時に使われていた霧信号・霧笛
実際に使われていた霧信号(霧笛)の音が聞ける体験も
赤い字はフランス語で西暦1870年1月19日点灯と記載されている。こちらは太陽暦での表示。当時、日本は旧暦を使用していたので次の写真で表記の違いを見ることができる。
明治2年12月18日点灯と記載。これは旧暦。日本は明治6年から太陽暦を使用開始のため、フランス語表記との違いがある。
野島埼灯台 展望台から見た海
野島埼灯台 展望台から見た海
野島埼灯台 展望台から見た海
野島埼灯台 外観
野島埼灯台 外観
野島埼灯台 岩の上の白いベンチ
野島埼灯台 強風の岬と白波
野島埼灯台 外観
野島埼灯台 岩の上の白いベンチ
野島埼灯台 強風の岬と白波

訪問日: 2026年2月22日(日)
往路:新宿駅(特急新宿さざなみ)→館山駅(徒歩)→北条海岸(徒歩)→館山夕陽桟橋(徒歩)→館山駅(JRバス)→野島埼灯台口(徒歩)→野島埼灯台
復路:野島埼灯台(徒歩)→安房白浜駅(日東交通バス)→千倉駅(JR内房線)→館山駅(特急新宿さざなみ)→新宿駅

外房から南房総へ|今回の房総ひとり旅

今回の南房総の旅は、前日に外房エリアを巡るところから始まりました。 勝浦のリアス式海岸を歩いた鵜原理想郷ハイキング、そして日蓮聖人ゆかりの誕生寺と鯛の浦の散策です。

鵜原理想郷ハイキングの記事
誕生寺と鯛の浦の散策記

コメント

タイトルとURLをコピーしました