茅葺き屋根の駅から、大内宿へ向かう
東京から東北新幹線と磐越西線を乗り継いで会津若松へ向かい、さらに会津鉄道に乗り換えて塔のへつりを訪れました。その後、会津鉄道の湯野上温泉駅へ。奥会津にあるこの駅は、日本で唯一の茅葺き屋根の駅舎として知られています。
囲炉裏のある待合室や足湯もあり、電車を待つ時間さえ旅のひとつの風景のように感じられました。
ここから予約していた「猿遊号」に乗り込み、次の目的地・大内宿へ。本来は翌日に訪れる予定でしたが、天気予報が雨だったため予定を変更しました。
車内で出会った旅人から「1〜2時間あれば十分ですよ」と教えてもらい、少し慌ただしくも、楽しみにしていた宿場町へ向かいました。
茅葺き屋根が並ぶ、日本の原風景
大内宿は江戸時代に会津西街道の宿場町として栄え、現在も茅葺き屋根の街並みが保存されています。
かつて宿場町として栄えた大内宿には、茅葺き屋根の民家がずらりと並び、どこか懐かしい日本の原風景が広がっています。
実際に歩いてみると、思っていたよりもこじんまりとした集落。その静けさが、昔話の世界に迷い込んだような感覚を与えてくれました。
軒先には手づくりの品や名物が並び、人の声や笑いが山里にやさしく響きます。
展望台から見下ろす、宿場町の美しい並び
展望台からは、大内宿の茅葺き屋根が一直線に並ぶ全景を見ることができます。
通りは平坦で、端から端まで歩いても5分ほど。展望スポットへは急な階段もありますが、脇の坂道を使えば無理なく上ることができます。
そこから見下ろす、茅葺き屋根が整然と並ぶ景色はまさに絵画のようでした。
大内宿を訪れたら、ぜひ立ち寄りたい代表的な展望スポットです。
高倉神社と、静かな森の空気
1時間半ほどの散策の中で、高倉神社にも立ち寄りました。森の中に佇む神社は静かで、澄んだ空気に包まれています。
観光地でありながら、祈りの場としての落ち着きを感じる場所でした。
奥会津の旅は、会津若松の夜へ続く
大内宿を後にすると、日本の原風景の異なる季節の表情も見てみたいという思いが残りました。
このあと旅は、会津若松へ。次は、夜の鶴ヶ城へ向かいます。




























訪問日:2025年10月3日
往路:塔のへつり(会津鉄道)→ 湯野上温泉(猿遊号🚌)→ 大内宿(猿遊号🚌)→湯野上温泉(会津鉄道)→ 会津若松
※この日は、会津若松にて宿泊
奥会津ひとり旅の記事一覧(全4回)
〈Vol.1〉塔のへつり ― 100万年の時が刻んだ奇岩の風景

→〈Vol.2〉大内宿 ― 茅葺き屋根が残る宿場町(この記事)

〈Vol.3〉鶴ヶ城 ― 光に包まれた会津若松の夜

〈Vol.4〉只見線 ― 風と絶景に出会う奥会津のローカル列車

奥会津で出会った風景のまとめ記事はこちら

あわせて歩きたい宿場町
長野県の奈良井宿は、中山道34番目の宿場町で、日本最長ともいわれる約1kmの古い街並みが残っています。
東京から電車で訪れることができる、静かな宿場町の旅です。



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