東京都品川区にある品川神社を訪れ、境内に築かれた富士塚「品川富士」に登拝しました。 品川富士は都内最大級とされる富士塚で、山頂からは京急線や神社の境内を見渡せます。
品川神社には、龍の彫刻が施された双龍鳥居や、金運にまつわる「一粒萬倍の御神水」など、富士塚以外にも見どころがあります。 今回は、品川富士への登拝とあわせて境内を巡った様子を紹介します。
品川神社へ|双龍鳥居と大黒天
品川神社は、京急線「新馬場駅」北口から徒歩約2分の場所にあります。 第一京浜沿いから見上げると、高台に築かれた品川富士の岩肌が見えました。
神社の入口で目を引くのが、左右の柱に昇り龍と降り龍が彫刻された「双龍鳥居」です。 龍が柱に巻きつく姿は迫力があり、細部まで彫り込まれた造形に見入ってしまいました。 東京に3基あるとされる「東京三鳥居」の一つにも数えられています。
鳥居のそばには大黒天の石像があり、品川神社は「東海七福神」の大黒天を祀る神社としても知られています。
長い石段を上ると社殿があり、境内には神楽殿や複数の境内社、石碑なども見られます。 品川神社は、文治3年(1187年)に源頼朝が安房国の洲崎明神を勧請したことに始まると伝えられています。
石段の途中には品川富士の登山口もありますが、訪れたときは団体の参拝者がいたため、先に境内を散策することにしました。
阿那稲荷神社と一粒萬倍の御神水
品川神社の境内にある阿那稲荷神社は、上社と下社に分かれています。 上社には天の恵みの霊、下社には地の恵みの霊が祀られていると案内されていました。
朱色の鳥居をくぐり、階段を下りた先にある下社には、「一粒萬倍の御神水」があります。 ここでは御神水でお金を洗い、金運や商売繁盛を願う参拝者が訪れます。
訪れたときは、何本ものペットボトルに御神水を汲む人や、たくさんのお金を洗う人がいました。 その間にも次々と参拝者が訪れ、人が途切れるタイミングを待ちながら少しずつ写真を撮影しました。
富士塚への登拝を目的に訪れた品川神社でしたが、御神水にも多くの人が集まっていることが印象に残りました。
品川富士へ|六号目から山頂へ
境内を散策した後は、品川富士へ向かいました。 品川富士は明治2年(1869年)に築造され、明治5年(1872年)に再築された富士塚で、品川区指定有形民俗文化財となっています。
品川富士には二つの登山口があります。 今回は浅間神社の左手を回ったところにある、「富士登山道」と刻まれた石標のそばから入りました。
道幅が広く、舗装された歩きやすい道を進むと、いきなり六号目に出ました。富士山も五合目まではバスで行けることを思い出しましたが、こちらも途中からの登山になってしまいました。
六号目付近では、一合目から続く登山道と合流します。 ここから先は岩肌に沿った石段となり、山頂へ向かって登っていきます。
見た目には急な石段ですが、実際に登ってみると怖さはありませんでした。 以前登拝した鳩森八幡神社の千駄ヶ谷の富士塚は、足元に石が多く道幅も狭かったため、それと比べると品川富士の方が歩きやすく感じました。
品川富士の山頂|京急線と境内を見下ろす
石段を登りきると、平坦な山頂に到着します。 品川富士は高さ約15メートルとされる都内最大級の富士塚で、山頂には社殿などの建物はありません。
山頂からは目の前を走る京急線が見え、反対側には品川神社の境内を見下ろすことができます。 周囲には木々もありますが、境内から見上げたときとは違う高さを実感できました。
これまで駒込富士神社や鳩森八幡神社の富士塚にも登拝しましたが、品川富士は特に高さがあるように感じられました。
一合目からの登山道と猿田彦神社
山頂から下りた後、最初に団体の参拝者がいた一合目側の登山口を改めて見に行きました。 こちらは社殿へ続く石段の途中から入る道で、一合目から順に登ることができます。
一合目からの登山道には、猿田彦大神を祀る猿田彦神社があります。 猿田彦大神は道開きの神として知られ、ここでは足の神様としても信仰されています。
また、登山道の途中には小御嶽の石碑や、役小角に関わる石像など、富士山信仰を伝えるものが残されています。
浅間神社側から入ると六号目付近まで進めますが、一合目から登る場合は石段途中の登山口を利用します。 品川富士を登拝する際は、二つの入口の違いを知っておくとよいでしょう。












🗻 都内の富士塚めぐり
都内には、品川富士とは異なる特徴を持つ富士塚もあります。鳩森八幡神社(千駄ヶ谷)では岩場の登山道を歩き、駒込富士神社では急な石段を登って山頂の社殿に参拝しました。

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