東京発ひとり旅|立山・室堂を歩く。霧に包まれたみくりが池で感じた静かな時間

北陸

金沢滞在中に訪れた立山・室堂。
霧が立ち込める中、みくりが池からみどりが池、雷鳥山荘までを歩くひとり旅。
青空はなくとも、白く包まれた世界には静かな美しさがありました。
東京発、金沢経由で立山をめぐる秋のひとり旅です。


2023年9月下旬。
金沢滞在中に、金沢駅から立山室堂までの直行バス(往復)が出ていることを知り、思い切って予約して乗車しました。 富山駅からも室堂行きのバスはありますが、金沢駅から出発できるのはとても便利。早朝の出発でも安心です。

室堂を訪れるのは、子どもの頃以来。 標高2,400mに広がる立山・室堂平は、雲上の別世界。 この日は時おり霧が立ち込め、みくりが池地獄谷が姿を隠したり現れたり──幻想的な景色に包まれました。


霧の中を歩く、静寂の立山

みくりが池からみどりが池りんどう池雷鳥山荘を経て、キャンプ場方面へとゆっくり散策。 再び室堂へ戻りながら、雲の切れ間に見えた雄山一の越山荘を眺めました。 青空には恵まれませんでしたが、雨は降らず、霧の中を歩く時間はどこか神秘的で、まるで別世界にいるような気持ちになります。

霧に包まれると、池も地獄谷も輪郭が消え、あたり一面が真っ白に。 音が吸い込まれていくような静けさの中で、足元に広がる草紅葉が秋の訪れを告げていました。 紅葉のピークにはまだ早い時期でしたが、少しずつ山が色づき始めていて、季節の移ろいを感じる立山散策となりました。


立山室堂で過ごす、記憶に残るひとり旅

久しぶりの立山。 青空の絶景とは違う、霧の立山だからこそ味わえた静けさと幻想。 歩くほどに心が落ち着き、自然の大きさに包まれるような時間でした。

東京発のひとり旅の途中、金沢から少し足をのばして訪れた立山。 子どもの頃の記憶が、静かな霧の中でゆっくりとよみがえってきました。

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