東京発ひとり旅|ほくほく線で行く大地の芸術祭の里・まつだい「農舞台」へ

アートと文化

日本海が見たくて、思い立って乗ったほくほく線。車窓からふと見えた草間彌生さんの巨大な作品が、この日のひとり旅の行き先を決めました。辿り着いたのは、越後妻有・大地の芸術祭の拠点「まつだい農舞台」。里山の自然の中に約30点のアートが点在し、松代城の天守閣の中にも作品が展示されているという、想像以上にスケールの大きい野外ミュージアムでした。2日連続で訪れることになった理由と、歩いて巡ったからこそ出会えた景色と感動を記録に残したいと思います。


日本海が見たくて、ふと思い立って乗った北越急行ほくほく線。越後湯沢から犀潟駅へ向かう途中、まつだい駅の車窓から草間彌生さんのモニュメントが突然視界に飛び込んできました。

「え、なにあれ…?」

調べてみると、そこは まつだい『農舞台』フィールドミュージアム
昨年5回目を迎えた「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の拠点のひとつだと知り、急遽この場所へ行くことを決めました。

まつだい『農舞台』とは

農舞台は、作品が屋内だけでなく田畑や里山に点在する野外美術館のような場所。
この松代エリアは、約30の作品が展示されていて、作品に出会うには歩くのが一番です。

冬は雪に覆われ、夏は散策には暑さが厳しそう。
翌日が晴れ予報だったこともあり、「今しかない」と思い、2日連続でのひとり旅を決行しました。

シャトルバスを使わず、歩いて巡ることに

農舞台にはシャトルバスもありますが、せっかくなら里山の中に点在する作品を見逃したくない…と考え、徒歩での散策を選びました。

登山というほどではないけれど、なかなかのアップダウン。
でも、木陰で休んだり、作品を眺めたりしながら歩く時間がとても心地よいものでした。

道中に見つけた 「人生のアーチ」 は特に印象的。
作品そのものが風景の一部になっていて、まるでアートの中を歩いているようでした。

松代城の天守閣にもアート作品が

里山を歩きながら辿り着いた先は山頂にある松代城
ここにも作品展示があり、お城の中に入ってすぐにアートが出現します。

天守閣へ向かう途中で、引き戸を開けた瞬間…そこには黄金世界が!
まさかの金色の茶室が隠れるように展示されていて驚かされました。

2日連続の旅になっても良かったと思えた理由

作品の数がとにかく多く、屋外も屋内も、まるで自然とアートが共存しているような世界。
写真には収まりきらない作品の数々に圧倒されました。

「2日連続で来るなんて…」と思いながらも、それでも来て良かった。
そんなふうに感じられる、大満足のひとり旅になりました。

思いつきで出かけた旅でも、知らない風景と出会えるのがひとり旅の醍醐味だなと思いました。

旅程:東京→越後湯沢(新幹線)→まつだい(北越急行ほくほく線) ※帰路はこの逆

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