常陸国出雲大社と笠間稲荷神社を巡る|大しめ縄と笠間の門前町を歩く

常陸国出雲大社の大しめ縄と狛犬 神社仏閣めぐり

2025年12月。石切山脈のプレミアムツアーに参加したあと、JR水戸線で笠間市内の神社を巡りました。

最初に向かったのは、福原駅から歩いて行ける常陸国出雲大社です。 参拝後は再び水戸線に乗って笠間駅へ移動し、笠間稲荷神社と門前通りを歩きました。


福原駅から常陸国出雲大社へ

石切山脈の最寄りとなる稲田駅からJR水戸線に乗り、福原駅で下車しました。 常陸国出雲大社までは、駅から徒歩7〜8分ほどです。

途中には案内板があり、交通量の多い国道は地下道を通って横断しました。 駅から歩いて参拝できるため、車を使わなくても訪れることができます。

福原駅周辺では飲食店をほとんど見かけず、駅前で見つけた店も訪問時には営業していませんでした。 食事をする場合は、笠間駅まで移動して笠間稲荷神社の門前通り周辺で探す方が選択肢は多くあります。

1992年に創建された常陸国出雲大社

常陸国出雲大社は、1992年(平成4年)に島根県の出雲大社から大国主大神の分霊を鎮祭して創建されました。 現在は島根県の出雲大社・出雲大社教との包括関係を離れ、単立の神社となっています。

拝殿に掛かる長さ16m・重さ6tの大しめ縄

境内に入り、坂と階段を上っていくと、正面に拝殿が見えてきます。 まず目に飛び込んできたのが、拝殿いっぱいに掛けられた大しめ縄でした。

長さ16m、重さ6tという大きなしめ縄で、階段の下から見てもかなりの存在感があります。 近くまで行くと、何本もの縄をより合わせた太さと、頭上に垂れ下がる大きな房に圧倒されました。 階段の下から見たとき以上に、目の前まで近づくとその大きさがよく分かります。

特に驚いたのは、しめ縄そのものの太さです。 拝殿の前まで近づくと、一本の縄というより大きな塊が頭上に横たわっているように見え、思わず何度も見上げてしまいました。

大しめ縄の房には硬貨がいくつも入り込んでいました。 訪れたときには硬貨を投げている参拝者の姿もありました。

境内から福原の山並みを望む

境内の高い場所からは、福原周辺の田畑と、その向こうに連なる山々を見渡すことができました。 午前中に訪れた石切山脈とはまた違い、田畑や集落が広がる笠間の風景を見ることができました。

参拝後は来た道を福原駅まで戻り、再びJR水戸線に乗って笠間駅へ向かいました。

笠間駅から歩いて笠間稲荷神社へ

笠間駅から笠間稲荷神社までは徒歩約20分です。 駅から神社方面へほぼまっすぐ進む道で、大きな高低差もありませんでした。

笠間稲荷神社は、日本三大稲荷のひとつとして知られる神社です。 御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で、社伝では651年(白雉2年)の創建とされています。

絵馬殿から楼門、拝殿へ

境内には、大絵馬や奉納額が納められた絵馬殿があります。 訪れたときは長椅子が置かれ、参拝途中に休憩できるスペースにもなっていました。

その先にある楼門は「萬世泰平門」と呼ばれ、1961年(昭和36年)に竣工したものです。 楼門をくぐると、正面に拝殿があります。

国の重要文化財に指定された本殿と彫刻

拝殿の奥にある本殿は、江戸時代末期の安政・万延年間(1854〜1860年)に再建された建物で、国の重要文化財に指定されています。

本殿の周囲には細かな彫刻が施されており、「三頭八方睨みの龍」「牡丹唐獅子」「蘭亭曲水の図」などを見ることができます。 建物の周囲を歩くと、壁面を埋めるように彫られた龍や人物などを間近で見ることができました。

本殿近くの狐塚

本殿の近くには狐塚があり、大小さまざまな狐像が並んでいました。

稲荷神社では狐そのものが神様と思われることもありますが、狐は御祭神である宇迦之御魂神の使いとされています。 大きな狐像の周囲には小さな狐像も数多く奉納されていました。

秋の笠間稲荷神社と菊まつり

訪れたときには、境内に鉢植えの菊がいくつか残っていました。 笠間稲荷神社では毎年秋に「笠間の菊まつり」が開催されています。

菊まつりは1908年(明治41年)、神社に農園部を設け、境内に菊を展示したことから始まりました。 その後、菊花品評会や菊人形展なども行われるようになり、現在まで続いています。

境内には藤棚もあり、2株ある藤のうち八重藤は茨城県の天然記念物に指定されています。 今回は晩秋の訪問だったため、藤は花の時期ではありませんでした。

笠間稲荷神社の門前通りを歩く

参拝後は、笠間稲荷神社の門前通りを歩きました。 神社周辺には飲食店や土産物店があり、栗菓子や焼き栗、団子なども販売されています。

この日は団子と焼き栗を購入し、お土産には栗おこわを選びました。 福原駅周辺では食事のできる場所を見つけにくかったので、公共交通で2社を巡る場合は、笠間稲荷神社周辺で休憩や食事を組み込むと動きやすいと思います。

常陸国出雲大社・笠間稲荷神社へのアクセス

  • 常陸国出雲大社:JR水戸線「福原駅」から徒歩約7〜8分
  • 笠間稲荷神社:JR水戸線「笠間駅」から徒歩約20分
  • 2社を続けて巡る場合は、水戸線の発車時刻を事前に確認
  • 飲食店は笠間稲荷神社の門前通り周辺の方が見つけやすい

どちらもJR水戸線の駅から徒歩で訪れることができますが、水戸線は時間帯によって列車の間隔が空きます。 福原駅から常陸国出雲大社を往復したあと笠間へ移動する場合は、福原駅を出る列車の時刻を確認してから参拝すると予定を立てやすくなります。

JR水戸線の福原駅
常陸国出雲大社の最寄りとなるJR水戸線・福原駅
階段の先に見える常陸国出雲大社の拝殿
坂と階段を上ると、大しめ縄を掛けた拝殿が見えてきます
常陸国出雲大社の拝殿と大しめ縄
拝殿正面に掛かる、長さ16m・重さ6tの大しめ縄
常陸国出雲大社の大しめ縄を正面から見た様子
近くで見ると、より合わせた縄の太さと大きな房がよく分かります
常陸国出雲大社から望む福原周辺の田畑と山並み
境内の高い場所から見渡した福原周辺の風景
JR水戸線の笠間駅
福原駅からJR水戸線で笠間駅へ移動
笠間稲荷神社の大鳥居と楼門
大鳥居の先に楼門、さらに奥に拝殿が見えます
笠間稲荷神社の絵馬殿
大絵馬や奉納額が納められ、訪問時は休憩できる長椅子も置かれていました
笠間稲荷神社の重要文化財の本殿
江戸時代末期に再建され、国の重要文化財に指定されている本殿
笠間稲荷神社本殿の彫刻
本殿の壁面には龍や人物など細かな彫刻が施されています
笠間稲荷神社の狐塚に並ぶ狐像
本殿近くの狐塚には、大小さまざまな狐像が奉納されています
笠間稲荷神社の境内に残っていた菊
訪問時には、秋の菊まつりの菊がまだ境内に残っていました
笠間で購入した栗おこわと団子と焼き栗
門前通りで購入した栗おこわ、団子、焼き栗

🪨 笠間で訪れた石切山脈

この日の午前中は、稲田駅近くにある石切山脈のプレミアムツアーに参加しました。 採石場の内部を見学したあと、JR水戸線で福原駅へ移動し、常陸国出雲大社へ向かっています。

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