ヤマザキマザック美術館で感じる「紙の鼓動」|布施知子ORIGAMI展

アートと文化

紙一枚から生まれる、驚きと美しさ。
布施知子さんの折り紙本を何冊か持っていたこともあり、「布施知子 ORIGAMI-紙の鼓動-」展が気になって、名古屋のヤマザキマザック美術館を訪れました。

本の中で見ていた作品を実際に目の前で見たときの感動は、想像していた以上。
紙を切らず、折るだけで生まれる造形の奥深さに驚かされ、常設展で出会った絵画にも心が和らぐ、静かな鑑賞の時間となりました。


ヤマザキマザック美術館へ、折り紙の世界を見に

2025年1月。名古屋にあるヤマザキマザック美術館で開催されていた
「布施知子 ORIGAMI -紙の鼓動-」展を訪れました。

布施知子さんの折り紙本を何冊か持っていて、難しくてうまく折れない作品もありながら、
「折り紙がこんなアートになるなんて」といつも驚かされていました。
展覧会があると知ったときは、ぜひ実物をこの目で見てみたいと思ったのです。

紙一枚から生まれる、驚きの造形

会場に入ると、繊細でありながら存在感のある作品が並び、
まるで紙が呼吸しているような“鼓動”を感じました。
可愛らしい作品タイトルかと思いきや、「アリ地獄」という題がついた作品もあり、
そのギャップに思わず立ち止まります。

どの作品も、紙を一切切らず、折るだけで生み出された造形です。
「これが本当に一枚の紙からできているの?」と信じられないほど精密で、
光と影がつくる立体感に、折り紙という枠を超えたアートの世界を感じました。

折り紙で折ったとは思えないような作品ばかりで、ここまでくると完全にアートの世界。

近づいて見ても継ぎ目は見当たらず、どこからどう折られているのか想像が追いつかないほど。
思わず何度も角度を変えて見てしまうような、不思議な立体でした。

布施知子さんは、手先が器用なのはもちろん、頭の中で立体構造をとらえる力がとても高い方なのだろうと感じました。

常設展も見応えたっぷり

企画展だけでなく、ヤマザキマザック美術館の常設展も観覧できました。
イヤホンガイドがあるので、ひとりでもゆっくりと作品世界に浸ることができます。

特に印象に残ったのは、ミモザの花を描いた絵画
やさしい黄色が冬の終わりを感じさせ、心がほっと温まりました。

紙とアートに触れる、静かなひととき

紙を折るだけでこれほど豊かな表現ができることに感嘆し、
布施知子さんの発想力と、それを形にする確かな技術に心から敬意を抱きました。

静かな空間の中でアートと向き合う時間は、企画展も常設展も含めてとても満ち足りたもの。
好きな作家の作品を実際に見ることができた喜びも重なり、印象深い美術館訪問になりました。

ヤマザキマザック美術館は、名古屋市営地下鉄東山線「新栄町」駅直結とアクセスも良く、気軽に立ち寄れる美術館です。


📖 光と造形で出会ったアートの記録

紙や光、ガラスなど、素材の可能性から生まれるアートに触れた旅の記録です。
それぞれ異なる表現でありながら、静かな空間の中で作品と向き合う時間が印象に残っています。

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