わんダフルネイチャーヴィレッジあじさい園へ|風が心地よい展望台とアナベルの絶景

わんダフルネイチャーヴィレッジのアナベルと散策路 山・自然散策

2026年6月末。南沢あじさい山を歩いたあと、予定にはなかったもう一つのあじさい園へ足を延ばしました。

訪れたのは、東京・あきる野市にある「わんダフルネイチャーヴィレッジ」のあじさい園。
白いアナベルが広がる雪山ステージや、展望台から眺める秋川の街並み、天然のクーラーのような風が吹き抜ける散策路など、南沢あじさい山とはまた違った魅力に出会えました。

予定にはなかった寄り道でしたが、思い切って立ち寄って本当によかったと思えた、初夏の午後の散策をお届けします。

南沢あじさい山のあと、もう一つのあじさい園へ

南沢あじさい山を歩き終えたあと、本来ならそのまま帰宅する予定でした。

ぎっくり腰のリハビリを兼ねた久しぶりの遠出。「今日は半日くらいで帰ろう」と決めて出かけていたからです。

ところが、拝島へ向かう電車の中で、2年前に南沢あじさい山を訪れた際に「秋川にはもう一つ大きなあじさい園がある」と知ったことを思い出しました。

「まだ時間は早いし行けるかな。でも腰のことを考えたら帰った方がいいかな……。」

そんな自問自答を繰り返しているうちに、気づけば秋川駅で途中下車していました。

駅前から京王バスで東京サマーランドへ向かいます。バスを降りてもまだ「やっぱり今日はやめようかな」と迷っていたのですが、その時、わんダフルネイチャーヴィレッジ行き無料シャトルバスの運転手さんが、

「あじさいまつりへ行かれる方はこちらですよ!」

と手を振って案内してくださいました。

その一言で「行こう!」という気持ちに。

思わず駆け出しそうになりましたが、「走っちゃいけない、慎重に」と自分に言い聞かせながらシャトルバスへ向かいました。

乗車していたのは私を含め10人ほど。数分で目的地へ到着しました。

犬の施設だったことを到着して初めて知る

わんダフルネイチャーヴィレッジは今回が初めて。予定外の立ち寄りだったため、ほとんど予備知識がありませんでした。

到着して初めて、ここがドッグランやドッグプール、ドッグビーチなど犬と一緒に楽しめる施設であることを知ります。

「わんダフル」の”わん”は犬の「ワン」だったのか、と納得しました。

園内では、犬たちが気持ちよさそうにプールへ飛び込んで遊ぶ姿も見られ、飼い主さんも犬たちもとても楽しそうです。

実は私自身、犬は少し苦手なのですが、園内では犬たちはリードを着けて落ち着いて過ごしており、特に気になることもなく穏やかな雰囲気でした。

麓エリアで迎えてくれた色とりどりの紫陽花

まず驚いたのは麓エリアの紫陽花の美しさです。

白いアナベルが広がる中に、ピンクのアナベルも大きく植えられていて、「おお~!」と心の中で思わず声を上げました。

ピンクのアナベルを見るのは今回が初めて。少し見頃を過ぎていましたが、満開の頃はさぞ華やかだったのだろうと想像しながら眺めました。

売店前の通りには、さまざまな品種の紫陽花が咲いています。

薬玉のように丸く咲く「テマリテマリ」、ふっくらとした花姿が可愛らしい「チョウノタワムレ」、そして特に印象に残ったのが「モナリザ」でした。

白い縁取りが入る繊細な花びらに、青や紫、ピンクが混ざり合う優しい色合い。花数も多く、とても華やかな紫陽花でした。

自然を感じながら歩く山中エリア

麓エリアを過ぎると、山中エリアへ向かう「あじさい坂」が始まります。

ここからは舗装コースと散策コースの2つに分かれており、私は往路に散策コースを選びました。

木陰が多く、ベンチも点在していて休憩しながら歩けます。

南沢あじさい山と違い、こちらは視界が開けている場所が多く、風通しがとても良いのが印象的でした。

土の道を歩くたびに土や緑の香りが漂い、「自然の中を歩いている」という心地よさを全身で感じます。

紫陽花は群生というより、散策路の両側や斜面に点在するように植えられていて、歩くたびに違った景色を楽しめました。

ところどころ木枠で整備された土の階段がありますが、石段のような硬さがなく、個人的には足への負担も少なく感じました。

また、坂は比較的緩やかで、標高が上がるにつれて秋川の街並みが紫陽花越しに見えるようになります。

看板には「急坂あり」と書かれていましたが、ぎっくり腰のリハビリ中だった私でもゆっくり歩けば無理なく歩くことができました。

入口では杖の無料貸し出しも行われているので、不安な方は利用すると安心です。

アナベル雪山は一番の撮影スポット

汗を拭きながら歩いていくと、目の前に真っ白なアナベルが広がる景色が現れました。

「あ、この景色!」

真っ先に思い浮かんだのは、以前訪れた東京都府中市にある郷土の森博物館のアナベルの丘です。

ここには「雪山ステージ」と呼ばれる撮影スポットがあり、斜面いっぱいに咲くアナベルを下から見上げることができます。

さらに右手の木枠で段差を付けた土の階段を登ると展望台へ。

展望台から見下ろすと、白いアナベルが一面に広がり、まるで雪景色のようでした。

上から眺めると花の隙間がほとんど見えず、より密集した美しさを楽しめます。

何枚も写真を撮り、動画も撮影しましたが、この景色や空気感は実際に訪れた時ほどには伝えきれませんでした。

そして何より印象に残ったのが、展望台を吹き抜ける風です。

天然のクーラーのような爽やかな風が吹き抜け、歩いてきた疲れが一気に和らぎました。

「雪山」という名前がぴったりだと思えるほど、心地よい場所でした。

復路は舗装コースでのんびり散策

帰りは舗装コースを歩いて下山しました。

こちらも道沿いに紫陽花が続き、まるで紫陽花の小径を歩いているようです。

復路は舗装路をゆっくり歩きながら、もう一度紫陽花を眺めました。

犬たちの楽園として知られる施設ですが、この季節だけは「紫陽花の楽園」と呼びたくなるほど、美しい景色が広がっていました。

南沢あじさい山とは異なる魅力を楽しめる紫陽花スポット

南沢あじさい山は、山里の静かな雰囲気の中で紫陽花を楽しめる場所です。さらに金比羅山まで足を延ばせば、山歩きも満喫できます。

一方、わんダフルネイチャーヴィレッジは、広く整備された園内を歩きながら、品種豊富な紫陽花や展望台からの眺望を楽しめるスポットでした。

どちらも歩いて楽しむ紫陽花スポットですが、雰囲気はまったく異なります。

南沢あじさい山は山道が中心で、雨の後はぬかるみも多いためスニーカーなど歩きやすい靴が必須です。

わんダフルネイチャーヴィレッジは舗装路だけを歩くこともでき、散策コースも比較的歩きやすいため、歩きやすい靴であれば十分楽しめると思います。

写真を撮りながらのんびり歩くなら、南沢あじさい山は約1時間、わんダフルネイチャーヴィレッジは1時間半〜2時間ほど見ておくと余裕があります。

私はこの日、午前中に南沢あじさい山を歩き、そのまま午後にわんダフルネイチャーヴィレッジを訪れましたが、14時頃には帰路につくことができました。

公共交通機関でも十分楽しめる組み合わせです。

土の香りを感じながら歩き、展望台では天然のクーラーのような風に包まれ、眼下には真っ白なアナベルが広がる景色を眺める——。そんな景色は、写真では伝えきれない、この場所ならではの魅力でした。

予定にはなかった寄り道でしたが、思い切って足を延ばして本当に良かったと思える一日になりました。

公共交通機関で訪れる場合のポイント

公共交通機関で訪れる場合は、秋川駅から東京サマーランドまで運行する京王バスの本数が1時間に1本程度です。

一方、東京サマーランドとわんダフルネイチャーヴィレッジを結ぶ無料シャトルバスは1時間に3本運行しています。

帰りは秋川駅行きのバス時刻をあらかじめ確認し、それに合わせてシャトルバスを利用すると、時間に余裕を持って散策を楽しめると思います。

麓エリアで迎えてくれた白とピンクのアナベル
紫陽花越しに見た秋川の風景
わんダフルネイチャーヴィレッジの舗装路の両脇に紫陽花
わんダフルネイチャーヴィレッジの風景
一番の撮影スポットのアナベルの雪山
わんダフルネイチャーヴィレッジの展望台から見た秋川の景色
アナベルの雪山から見下ろした景色
アナベルの雪山の説明看板
色とりどりの紫陽花が咲くわんダフルネイチャーヴィレッジ
わんダフルネイチャーヴィレッジの紫陽花の小道
わんダフルネイチャーヴィレッジに咲くモナリザ
モナリザ
わんダフルネイチャーヴィレッジに咲くテマリテマリ
テマリテマリ
わんダフルネイチャーヴィレッジに咲くチョウノタワムレ
チョウノタワムレ
わんダフルネイチャーヴィレッジのアナベルエリアのどこでもドア

🌿 あきる野で楽しむ初夏の紫陽花散策

わんダフルネイチャーヴィレッジを訪れる前には、同じあきる野市にある南沢あじさい山も散策しました。
山里に咲く紫陽花と自然豊かな里山歩きを楽しめる、初夏ならではのおすすめスポットです。

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