朝熊山頂展望台を歩く|天空のポストと勘吉台から望む伊勢志摩の景色

朝熊山頂展望台の天空のポストと、背景に広がる鳥羽の海と青空 三重

朝熊山頂展望台には、赤い丸型の「天空のポスト」や、鳥羽の海と伊勢平野を見渡せる眺望スポットがあります。

今回は山頂広場から「さんぽ道」を歩いて勘吉台へ。 前日に訪れた菅島を山の上から眺め、島内を歩いたときには気づかなかった採石場を発見しました。 この記事では、展望台の見どころや散策の様子、五十鈴川方面の眺望、アクセス方法を紹介します。


伊勢志摩スカイラインを通って朝熊山頂展望台へ

2026年10月、三重県伊勢市にある朝熊山頂展望台を訪れました。 伊勢と鳥羽を結ぶ有料道路「伊勢志摩スカイライン」の山頂付近にあり、伊勢平野や鳥羽の海、島々を見渡せる展望スポットです。

今回は車で伊勢志摩スカイラインを通り、山頂の展望台へ向かいました。

天空のポストと山頂広場

山頂広場で特に人気を集めていたのが、赤い丸型の「天空のポスト」です。 写真撮影をする人が次々と訪れ、今回見て回った場所のなかでは、このポストの周辺が最も混雑していました。 私も順番を待って撮影しました。

天空のポストは記念撮影用の飾りではなく、実際に郵便物を投函できるポストです。

山頂広場からは鳥羽の海や島々を見渡せ、景色を説明する眺望案内図も設置されていました。 また、景色を眺めながら利用できる展望足湯もありましたが、今回は利用していません。

朝熊山は古くから日の出の遥拝地として知られ、夏至の頃には、天候に恵まれると富士山越しに昇る朝日を望めるそうです。 伊勢志摩スカイラインでは、夏至の頃に、この日の出に合わせた早朝営業が行われることもあります。

さんぽ道を歩いて勘吉台へ

山頂広場からは「さんぽ道」と呼ばれる散策路が延びています。 案内では一周約10〜15分のコースですが、その日は風が強く肌寒かったため、途中にある勘吉台(かんきちだい)まで歩き、同じ道を戻りました。

散策路にはベンチやハンモックも設けられていました。 訪問時、ハンモックを利用している人はいませんでした。

坂を上った先にある勘吉台は、鳥羽の海と伊勢の市街地をそれぞれ異なる方向に見渡せる展望スポットです。山頂広場とは違う角度から景色を楽しむことができました。

勘吉台から見えた菅島の採石場

勘吉台へ向かう途中や展望スペースからは、鳥羽の海に浮かぶ島々を見渡すことができました。 なかでも驚いたのが、前日に訪れた菅島の姿です。

前日は菅島の集落や島内を歩きましたが、採石場があることには気づきませんでした。 ところが朝熊山から眺めると、島の山肌が大きく削られている様子がはっきりと見えました。

気になって後から調べたところ、そこは菅島の西側にある採石場でした。 採石は大正時代から始まったといわれ、菅島の石は新幹線などの線路に敷く石にも使われているそうです。

また、勘吉台からは伊勢平野や五十鈴川方面も見渡すことができました。 鳥羽の海とは反対側に広がる景色も、勘吉台の見どころのひとつです。

前日に歩いた島を翌日別の場所から眺めたことで、島内を散策しているだけでは気づかなかった一面を知ることができました。

朝熊山頂展望台へのアクセス

朝熊山頂展望台へは、伊勢と鳥羽を結ぶ有料道路「伊勢志摩スカイライン」を利用して車でアクセスできます。 山頂には駐車場があります。

公共交通機関では、近鉄五十鈴川駅や浦田町バス停から三重交通の「参宮バス」が運行されています。 運行日は土曜・日曜・祝日とお盆・年末年始で、浦田町から山頂の山上広苑までは約20分です。

実際に訪れた際にも、路線バスから乗客が降りて展望台へ向かう姿を見かけました。 参宮バスは金剛證寺にも停車しますが、展望台から金剛證寺までは徒歩約10分(約700メートル)で移動できます。 両方を訪れる場合は、バスに乗り直さずに歩いて行くこともできます。

運行日や時刻、運賃などの最新情報は、伊勢市公式サイト「参宮バスで朝熊山へ」で確認できます。

展望台を見学した後は、同じ朝熊山にある金剛證寺へ向かいました。 金剛證寺では本堂や境内を見学し、奥之院まで歩いています。

朝熊山頂展望台に設置された朝熊山眺望マップ
朝熊山頂展望台から見渡す鳥羽の海と答志島や神島などの島々
朝熊山頂展望台の標柱と山頂広場
朝熊山の散策路から望む菅島と山肌に広がる採掘跡
勘吉台へ向かう途中から見えた菅島。山肌には採掘跡が広がっています。
勘吉台から見渡す伊勢平野と五十鈴川方面の景色
勘吉台から望む伊勢平野と五十鈴川方面

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