金沢滞在中、天気に恵まれた日。
以前から福井の知人やタクシーの運転手さんに勧められていた「一乗谷朝倉氏遺跡」へ、思い立って訪れてみました。九頭竜線に揺られながら向かう小さなひとり旅。戦国の時代に栄えた城下町の跡を、今も静かに包む里山の空気の中を歩きます。
一乗谷へ、思い立っての小さなひとり旅
金沢滞在中、天気が良い日を見計らって、かねてから気になっていた「一乗谷朝倉氏遺跡」へ出かけました。福井に住む知人や、越前たけふを訪れた時のタクシー運転手さんからも「ぜひ一度行ってみて」と勧められていた場所です。
福井駅から越美北線(九頭竜線)に乗り、一乗谷駅で下車。駅を降りるとすぐに穏やかな田園風景が広がり、時がゆっくり流れているのを感じます。
まずは駅近くの博物館で遺跡マップを受け取り、1番のスポットから散策を開始しました。
春日神社の苔むす社殿
春日神社は小高い山の上にあり、苔が美しく広がる境内は静謐そのもの。
社殿は年月を重ねた木の風合いがあり、長い歴史を感じさせます。
少し寄り道かなと思いながらも階段を登って参拝してみると、まるで過去と現在が交差するような、心が清められる空気が流れていました。
広大な遺跡と里山を歩く
一乗谷朝倉氏遺跡は思っていた以上に広大で、戦国時代に築かれた町並みや石垣が、自然と共に残されています。観光バスが停まるような主要なエリアだけでなく、山の方まで足を伸ばすと、当時の人々の暮らしや息づかいを感じられる静かな空間が広がっています。
この「歩く旅」こそが、一乗谷を本当の意味で味わう方法かもしれません。
桜の木も多く、春にはきっと華やかに彩られることでしょう(現地の方によると、紅葉はあまり見られないそうです)。
おわりに
遺跡を歩き終えた後も、心に残る余韻がありました。
次に訪れる時は、ガイドの方に案内してもらいながら、この里山の歴史や背景をもっと深く学んでみたい。そう思えるほど、静けさと奥行きのあるひとり旅になりました。
























































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