熱海梅園で紅葉を楽しんだあとの午後、ふと思い立って足を向けたのがMOA美術館でした。
熱海駅から直通バスで約7分。相模湾を望む山の上に建つ美術館で、東洋美術の名品や企画展に出会い、思いがけず深い余韻を残す時間となりました。
静かな空間の中でアートに向き合った、ひとり旅ならではの“午後のひととき”を綴ります。
熱海の午後、思いがけずMOA美術館へ
この日は午前中に、紅葉が見頃を迎えた熱海梅園を散策。
静かな園内で紅葉狩りを楽しんだあと、午後は海を望む高台にあるMOA美術館へと向かいました。
▶ 午前に訪れた熱海梅園の記録はこちら
以前から気になっていたMOA美術館へは、熱海駅から直通バスでアクセス可能。
15〜30分間隔で運行されており、乗車時間は約7分と気軽に訪れることができます。
バスが急な坂道を上っていくと、目の前に広がるのは熱海の街並みと相模湾の景色。
小高い丘の上に建つ美術館は、自然と調和するように佇み、そのロケーションだけでも期待が高まります。
壮大な建築と東洋美術の宝庫
MOA美術館は、絵画・書跡・工芸を中心に約3,500点の東洋美術を収蔵。
国宝や重要文化財も多く、展示空間そのものが作品を引き立てるよう設計されています。
館内には、約23万平方メートルの庭園「瑞雲郷」やカフェ・レストランも併設されており、 山上の静かな環境の中で、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
心に残った一枚 ― 尾形光琳『白梅図香包』
今回、特に印象に残ったのが尾形光琳の「白梅図香包」でした。
下から伸びた梅の枝が左右に分かれ、それぞれに白い花を咲かせる構図。
金地の背景に浮かび上がる白梅の姿は、静かでありながら強く心に残ります。
もともとは香包として使われていたため、よく見ると折り目が残されており、 実用品でありながら美術品としての完成度の高さに、しばらく見入ってしまいました。
企画展「坂東玉三郎衣裳展」も圧巻
訪れた日は、特別企画として坂東玉三郎さんの舞台衣裳展も開催されていました。
刺繍や織りの細やかさ、色彩の美しさは圧巻で、歌舞伎衣裳が持つ芸術性を間近で感じることができます。
次は“紅白梅図屏風”公開の季節に
MOA美術館といえば、梅の時期に公開される国宝「紅白梅図屏風」が有名です。
庭園「瑞雲郷」の梅の見頃にあわせて公開されるため、季節を変えて再訪する楽しみもあります。
今回の訪問でこの美術館の魅力を実感し、次は紅白梅図屏風の公開時期に訪れてみたいと思いました。
自然とアートに包まれた、静かな午後
午前の紅葉散策に続き、午後はアートに触れる時間。
熱海の自然と文化の両方に触れられたことで、より印象深い一日となりました。
アクセス情報
熱海駅からMOA美術館行きの直通バスを利用(約7分)。
バスは15〜30分間隔で運行されています。
美術館は高台にあるため、徒歩の場合は急な坂道となります。
バス利用が便利です。

































訪問日:2025年12月3日(水)
復路:熱海駅(バス)→ MOA美術館(バス)→ 熱海駅(東海道本線)→ 東京駅
📖 熱海で過ごした一日の前半の記録
午後は美術館で静かな時間を過ごしましたが、
この日のはじまりは、紅葉に包まれた熱海梅園の散策からでした。
同じ一日の中で出会った、もうひとつの風景もよろしければご覧ください。


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