東京発ひとり旅|アートが息づく越後妻有へ。MonETで現代美術に浸る

アートと文化

東京発のひとり旅で訪れた新潟県十日町市。越後妻有里山現代美術館 MonETを中心に、アートが日常に溶け込む街を歩きました。大地の芸術祭作品が点在する十日町は、まさに“アートと暮らす”地域。現代美術に触れながら、ひとり旅ならではのゆるやかな時間を楽しんだ記録です。


東京発ひとり旅|アートが息づく越後妻有へ。MonETで出会う現代美術

2025年7月。新潟県十日町市にある「越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)」を訪れたひとり旅の記録です。6月上旬、犀潟へ向かう車窓から目にした里山の風景が忘れられず、後日訪れた「農舞台(まつだい駅)」での体験をきっかけに、アートが点在する越後妻有の魅力に惹かれ、今回は十日町駅近くのMonETへ向かうことにしました。

■ MonETまでの道のりにもアートが息づいている

越後湯沢駅から北越急行ほくほく線に乗り、十日町駅へ。今回が3度目の乗車だったのですが、普通列車が通過する駅の不思議をようやく理解し、実は上越線の駅だったと気づいてひとりで納得。

十日町駅を出ると、街中のあちこちに大地の芸術祭の作品が点在していて、駅を出た瞬間からアートの街に足を踏み入れたことがわかります。
美術館への道案内も途中から道路に描かれたイラストとなり、照りつける日差しの中でも思わず笑顔に。暑い日でしたが、道路に描かれたアートに癒されながら歩きました。

■ 越後妻有里山現代美術館 MonETで体感する“アートと自然の境界”

MonETの展示は、作品そのものだけでなく、美術館の建物や周囲の環境を含めて一体で鑑賞するように設計されている印象でした。
広々とした空間に配置された作品は、自然光の入り方や水盤の反射など、さまざまな要素が重なって完成する“体験型アート”。

ただ、館内の作品は照度や距離の関係で携帯での撮影が難しく、手元に残った写真は少しだけ。とはいえ、撮れた数枚を見返すと、空気の温度や作品のスケール感がよみがえり、アートに没入した時間を思い出せました。

■ まさかの休館日…でも、次の楽しみが増えた

MonETは火曜・水曜が休館のため、その前日の月曜日を選んで訪れたのですが…なんと、十日町市博物館が月曜休館
ここには国宝の火焔型土器が展示されているので見たかったのですが、また訪れる理由ができたと思うことにしました。

■ 十日町の名物・へぎ蕎麦で旅を締めくくる

旅の最後に立ち寄ったのは、へぎ蕎麦の名店として知られる越後十日町 小嶋屋本店
つるりとした食感と喉ごしの良さが格別で、アート巡りの疲れがすっとほどけていくようでした。

アートと自然が融合する越後妻有は、歩くだけで創造性が刺激される特別な場所。
ひとり旅だからこそ、気になったものへ自由に足を運び、感じたままに作品と向き合える時間が持てました。次は火焔型土器にも会いに行きたいと思います。

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