冬の運動不足解消もかねて、静かな山歩きを求めて訪れた高尾山。
沢沿いの6号路を歩く道中では、清らかな水音と人の優しさに触れる、忘れられない時間がありました。
冬になって運動不足を感じ、混雑を避けられる早朝の時間に高尾山へ出かけました。今回選んだのは、沢沿いを辿る6号路。登山口に次から次へと登山客が訪れ、静かな朝の山へ吸い込まれるように歩き始めます。
ルートの途中には、真冬でも滝行が行われる「琵琶滝」があり、澄んだ水音が耳に心地よく響きます。冷たい空気と豊かな緑、流れる水の透明感が気持ちをすっきりとさせてくれるようです。時おり足を止めて深呼吸をすると、森全体からマイナスイオンをたっぷりと感じられました。
途中、ベンチで休憩をしていると、80歳ほどのお婆ちゃまが1人で登ってこられました。毎月この高尾山を1人で登り、「今月も登れた」と感謝し、帰りに麓でお蕎麦を食べて帰るのが楽しみなのだそうです。その穏やかな笑顔に心が温かくなり、私もそんな歳の重ね方をしたいと思いました。
休憩後、再び階段の続く道を登り、ようやく山頂へ。残念ながらこの日は雲が多く、富士山の姿は見えませんでしたが、冬の澄んだ空気に包まれた山頂の静けさが心地よく感じられました。
下山は1号路を選び、途中の髙尾山薬王院で参拝することに。時刻はちょうど9時を過ぎ、多くの登山客とすれ違います。外国の方も多く、高尾山の人気ぶりを改めて実感しました。下山後は、あのお婆ちゃまを思い出し、私もお蕎麦屋さんへ。湯気の向こうに広がる香りと温もりが、山歩きの締めくくりにぴったりのご褒美となりました。


















訪問日:2024年2月17日


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