東京発ひとり旅|奥多摩・海沢三滝を歩く。三ッ釜の滝とネジレ滝で味わう春の山の癒し

山・自然散策

春の奥多摩。新緑が芽吹き始める季節、海沢園地から「海沢三滝(うなざわさんたき)」を目指しました。三ッ釜の滝、ネジレ滝──清らかな水の流れと、ミストに包まれる山の空気に癒されるひとり時間。東京から日帰りで行ける自然散策スポットとして、心静まるひとときを綴ります。


海沢園地から「海沢三滝(うなざわさんたき)」へ

2024年3月の終わり。奥多摩の海沢園地から、梅沢川の上流にある「海沢三滝(うなざわさんたき)」のうち、三ッ釜の滝ネジレ滝を目指して歩きました。(ちなみに、もう一つの大滝へは現在通行止めとなっています)

園地を出発し、鉄製の階段を上るとすぐに水の音が響き始めます。木々の合間から姿を見せるのが、三つの滝つぼを持つ「三ッ釜の滝」。正面に見える3つの滝の合計落差は約12.5m。三つの釜(滝つぼ)から溢れ出るように流れ落ちる姿は、思わず立ち止まって見入ってしまうほど優雅です。

二段にねじれ落ちる「ネジレ滝」

さらに10分ほど歩くと、次に現れるのが「ネジレ滝」。二段の滝で、上段は北向きに約6m、下段は北西向きに約3mの落差があります。上と下がねじれるように流れ落ちることから、その名が付いたそうです。

滝の全容を見るためには、大岩を巻くようにして先へ進む必要があります。ここは足元が不安定なので、慎重に進みましょう。

登山気分で楽しむ里山の滝歩き

海沢園地からの道は、石がゴロゴロと転がる山道。舗装路ではないため、登山靴やトレッキングシューズなど、しっかりした装備がおすすめです。

滝の近くでは、ミストを含んだ清らかな空気に包まれ、心も身体もリフレッシュ。木々の間から差し込む光がきらめき、春の訪れを感じる心地よいひとときでした。

東京から電車でアクセスできる奥多摩の自然は、思い立ったときにすぐ訪れられる小さな冒険の地。静かな滝の音を聞きながら、ひとりで歩く時間の贅沢を感じる旅でした。

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