東京発ひとり旅|港町・敦賀を歩く。氣比神宮から金ヶ崎宮まで、心に残る海辺の時間

北陸

金沢滞在中に足をのばしたのは、福井県の港町・敦賀。
古くから海運の拠点として栄えたこの町には、神社や歴史的建造物、海を望む美しい景色が点在しています。「東京発ひとり旅」で訪れたこの日は、氣比神宮から港エリア、そして金ヶ崎宮までゆっくりと歩いて巡りました。歩くたびに出会う物語と、心に残る風景の記録です。


■ 駅から氣比神宮へ──「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」の街並みを歩く

2023年9月、金沢滞在中に訪れた敦賀の街。
JR敦賀駅から徒歩15分ほど歩くと、越前国一之宮として知られる**氣比神宮(けひじんぐう)**に到着します。
駅からの道沿いには、漫画家・松本零士さんの代表作「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメントが点在。
作品の世界観を感じながら歩くことができ、飽きることなく神社までの道を楽しめました。


■ 港へ向かう途中で出会う、敦賀鉄道資料館と赤レンガ倉庫

氣比神宮を後にして、徒歩約13分。
人道の港 敦賀ムゼウムへ向かう途中に見えてくるのが、敦賀鉄道資料館赤レンガ倉庫です。
かつての港湾倉庫を活かした赤レンガの建物は、今ではおしゃれなカフェやショップが入るモダンな空間に生まれ変わっていて、思わず足を止めて写真を撮りたくなる雰囲気。
港町らしい空気が漂っていました。


■ 金ヶ崎緑地と「五木ひろしの洋鐘」

さらに歩くと、港周辺は現在「金ヶ崎緑地」として整備されており、広々とした海浜公園が広がっています。
その中心には「きらめきみなと館」があり、その手前には**五木ひろしの洋鐘(ようしょう)**が。
若狭湾出身の歌手・五木ひろしさんが、敦賀港開港100周年を記念して歌った「敦賀恋歌港歌」を記念したモニュメントです。


■ 高台にある金崎宮と、青く輝く敦賀湾

港から徒歩15分ほどで、**金崎宮(かねがさきぐう)**へ。
高台にあるため、境内からは敦賀湾を一望できます。
この日はよく晴れていて、青い空と青い海がまぶしく、港町・敦賀の魅力を改めて感じました。
静かで心が落ち着く時間──まさにひとり旅にぴったりの場所です。


■ 旅の締めくくりは敦賀名物「ソースカツ丼」

散策の最後は、地元の名店「ヨーロッパ軒」へ。
金崎宮から徒歩20分ほどの距離を歩いてたどり着きました。
店内は観光客だけでなく地元の方々でもにぎわっており、人気のほどがうかがえます。
揚げたてのカツにたっぷりのソースがしみ込み、ごはんとの相性も抜群。歩いた後のご褒美として最高の一杯でした。


■ ひとり旅だからこそ味わえる敦賀の魅力

港町らしい穏やかな空気と、人の温かさ、そして美しい景色。
ひとりで歩いたからこそ、ひとつひとつの風景にじっくりと向き合うことができました。
東京から北陸へ──今回の旅は、心を静かに満たしてくれる敦賀さんぽとなりました。


🚶‍♀️ この旅のつづきはこちら:

東京発ひとり旅|敦賀「中池見湿地」で出会う、日本の原風景と静かな時間
敦賀駅前の知の拠点へ──“ちえなみき”で出会う静かな感性のひとり旅

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