東京から日帰りで楽しめるひとり旅として、茨城県桜川市の「雨引観音(楽法寺)」へ紫陽花を見に行ってきました。桜の名所として知られる場所ですが、実は“紫陽花寺”として人気が高まっているお寺。今年から週末の寺直行バスが廃止され、最寄りバス停から徒歩30分の山道を歩く必要があるのですが、この道中が想像以上に美しく、歩いて良かったと思えるひとり旅になりました。境内のアヒルや、運がよければ会えるという孔雀たちなど、小さな発見も多く、梅雨時期ならではの静かな参拝を楽しんだレポートです。
東京発ひとり旅で向かった紫陽花寺「雨引観音」
2025年6月、東京から日帰りで茨城県桜川市にある第24番札所・楽法寺へ。
雨引山の山頂に建つことから「雨引観音」と呼ばれるお寺です。桜の名所として知られていますが、近年は「紫陽花寺」としても人気が高まっていると聞き、ひとり旅で訪れることにしました。
この日は平日にも関わらず、開門前から参拝客が並んでいて驚きました。紫陽花の時期はやはり人気のようです。
バス廃止後は徒歩30分の山道へ
以前は週末のみバスが寺の付近まで運行していたそうですが、今年から運行がなくなり、最寄りのバス停からは徒歩30分ほどに。
坂道が多く細いカーブもあり、雨引千勝神社の脇を通りながら山道を登っていきます。
ただ、この徒歩ルートこそ今回の旅のハイライトでした。
道中に広がる幻想的な紫陽花ロード
歩いていると、道の脇にふわりと広がる紫陽花が視界を埋め尽くす場所があり、まるで別世界のような雰囲気。淡い光の中に浮かぶ紫陽花が本当に美しく、思わず足を止めて見入ってしまいました。
境内の紫陽花よりも綺麗で、何より幻想的。歩いてこそ出会える景色だと思えるほど、感動的な空間でした。
境内ではアヒルに再会、孔雀はお休み?
雨引観音の名物といえば、境内でのびのびと歩くアヒルたち。この日、水中華にはアヒルの姿が見当たらず、別の場所でのんびりしているところを発見しました。
代わりに水中華にはカモが泳いでいて、のどかな雰囲気を楽しめました。
白い孔雀を含む孔雀たちにも会えると聞いていたのですが、この日は姿を見られず…。いつかリベンジしたいと思います。
帰る頃には参拝客で大賑わい
帰路に就くころには、観光バスが2台も到着していて、細い山道のカーブでバスとすれ違うほどの賑わいに。午前中の静かな時間帯に訪れることができてよかったと感じました。
まとめ:歩いてこそ出会える雨引観音の紫陽花
バスが廃止され「歩くしかない」アクセスになった雨引観音ですが、その道中には思いがけない美しい景色が広がっていました。紫陽花の季節に訪れるなら、徒歩だからこそ見える景色をぜひ楽しんでほしい場所です。
東京発のひとり旅としても、静かで深呼吸できる時間を過ごせるおすすめのスポットでした。

































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