隈研吾設計の建築美と角野栄子の童話世界が融合する「魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)」を東京発ひとり旅で訪れました。『魔女の宅急便』のコリコの町を想起させるピンクの世界、本が1万冊以上並ぶ館内、ミニシアターや遊べる仕掛けに触れて、童心に戻る贅沢な時間を過ごせます。葛西のなぎさ公園散策もセットでおすすめです。
2025年6月、隈研吾氏設計の建物が印象的な魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)を東京発ひとり旅で訪れました。角野栄子さんの作品世界、とくに『魔女の宅急便』のコリコの町を思わせる色合いや展示が魅力の施設です。
『魔女の宅急便』の世界に入ったような館内
建物に一歩入ると、いちご色の温かい空間が広がり、コリコの町の雰囲気を感じられます。館内には約10,000冊の児童文学が揃い、作者のパネルや動画展示のほか、子ども向けの仕掛け・パズルやミニシアターもありました。親子連れや学校の課外授業の子どもたちの姿も多く、賑やかで楽しい雰囲気です。
隈研吾の建築デザインが生む体験
隈研吾氏の設計による建築は、見た目の美しさだけでなく、空間の導線や素材感にもこだわりがあり、展示と調和しています。建築としての見応えも十分。館内の喫茶コーナーも次回は利用したいと思える落ち着いた雰囲気でした。
なぎさ公園の自然とポニー
魔法の文学館は広いなぎさ公園の一角にあります。公園はリニューアル工事中の箇所もありましたが、ポニーと触れ合える場所やフラワーガーデン、ラベンダーなど香りの庭もあり、散策にちょうど良い広さでした。静かでのんびりとした時間を楽しめます。
訪問前の注意(予約・アクセス)
- 入館は事前予約制。ただし、当日に空きがあれば受付できる場合あり。訪問前に公式サイトの当日受付状況を確認するのがおすすめです。
- 今回のアクセス:東京メトロ東西線「葛西駅」→ 都営バス〔葛西21〕約10分 → 「魔法の文学館入口」下車。
- 館内の年齢制限や利用ルールは公式案内に従ってください。
ひとり旅で童心に返る時間
子どもの頃に図書館で夢中になって読んだあの感覚がよみがえり、ミニシアターで童話を観ている間はすっかり童心に戻りました。誰かと来るのも楽しい場所ですが、ひとりでゆっくり過ごすのもとても贅沢な時間です。
次回は喫茶で一息ついて、もう少し長居してみたいと思います。



















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