栃木県日光市の奥日光には、広大な湿原が広がる戦場ヶ原や、日本を代表する滝など、自然を楽しめる場所が点在しています。
この記事では、実際に歩いてわかった木道の様子や途中の見どころ、公共交通機関での移動方法、ハイキングで気をつけたいことなどを紹介します。
青春18きっぷで日光へ|戦場ヶ原を歩くことに
夏の奥日光を訪れ、戦場ヶ原のハイキングと湯滝・竜頭の滝・華厳滝を日帰りで巡りました。
当初は尾瀬を歩いてみたいと考えていましたが、初めての湿原散策だったため、比較的アップダウンが少なく、木道が整備されている戦場ヶ原を選びました。
今回は青春18きっぷを利用してJR日光駅へ。駅前から奥日光方面の東武バスに乗り、赤沼バス停で下車しました。
JR日光駅から乗車したため、東武日光駅からの乗客が乗ってくる前に座ることができました。長時間の鉄道移動に続くバスだったので、座って移動できたのは助かりました。
赤沼バス停で見かけた熊の出没情報
赤沼バス停で下車すると、近くに熊の出没を知らせる張り紙がありました。
そこには、赤沼バス停付近で熊が目撃された日付が書かれていました。訪問日からそれほど経っていない時期の情報だったため、これから歩く場所の近くに熊が出ていたことを知り、驚きました。
そのため、できるだけ一人きりにならないよう、ほかのハイキング客の姿が見える範囲で歩こうと考えて出発しました。
奥日光は熊の生息地域でもあるため、ハイキングの際は最新の目撃情報や通行状況を確認しておくことが大切です。
赤沼から戦場ヶ原自然研究路へ
赤沼バス停から戦場ヶ原自然研究路に入り、湯滝方面へ向かいました。
戦場ヶ原は標高約1,400メートルに広がる湿原で、周囲には男体山などの山々がそびえています。自然研究路には木道が整備され、湿原や樹林帯、川沿いの風景を楽しみながら歩くことができます。
歩き始めて間もなく、赤茶色に見える川がありました。近くの説明によると、鉄分を多く含むことが色の原因とのことでした。
周囲の緑とは対照的な色をしていて、印象に残った場所の一つです。
戦場ヶ原の木道と湯川沿いの風景
自然研究路を進むと、広々とした湿原が見渡せる場所と、木々に囲まれた場所が交互に現れます。
湿原からは男体山を望むことができ、夏草が広がる景色が印象的でした。この日は山頂付近に雲がかかっていましたが、湿原の広がりを眺めながら歩くことができました。
木道には幅の狭い場所と広い場所があり、周囲の景色も少しずつ変わります。訪問時は木道が乾いていて、滑りやすいと感じる場所はありませんでした。
湯川沿いでは、水の透明度が高く、川底や水草が見える場所もありました。川の中に立って釣りをしている人の姿も見かけました。
木道を進むにつれて、ほかのハイキング客の姿が見えなくなることもありました。赤沼バス停で見た熊の出没情報が頭にあったため、周囲の様子を気にしながら歩きました。
泉門池方面から小滝を経て湯滝へ
戦場ヶ原自然研究路を進み、青木橋や泉門池方面を経由して湯滝へ向かいました。
湿原の開けた景色から、木々に囲まれた道や川沿いの風景へと変わっていきます。
湯川にある小滝
途中で見られるのが、湯川にかかる小滝です。
小滝は落差約5メートルの滝で、水が岩肌を横に広がりながら流れ落ちています。
訪れたときには滝の近くで釣りをしている人の姿もありました。湯滝のような大きな滝ではありませんが、川沿いの自然を間近に感じられる場所でした。
小滝を過ぎ、さらに湯滝方面へ進みました。
湯滝|湯ノ湖から流れ落ちる迫力ある滝
戦場ヶ原のハイキングを終えて到着したのが湯滝です。
湯滝は湯ノ湖の南端から流れ落ちる滝で、高さ約70メートル、幅約25メートルあります。
観瀑台からは、幅広い岩肌を流れ落ちる滝を間近に見ることができます。水量が多く、滝の音も大きく感じられました。
当初は湯滝からさらに湯ノ湖まで歩く予定でしたが、ここで行程を変更しました。
早朝から青春18きっぷで移動していたことに加え、戦場ヶ原の木道を歩いて思った以上に体力を使っていたためです。
湯ノ湖へ向かう道には急な階段もあり、この後も竜頭の滝と華厳滝を訪れる予定だったため、湯滝でハイキングを終了することにしました。
ここからはバスを利用して、竜頭の滝と華厳滝へ向かいました。
竜頭の滝|流れ方の違いを楽しめる滝
湯滝の見学後はバスで移動し、竜頭の滝を訪れました。
竜頭の滝は、男体山の噴火によってできた溶岩の上を流れる滝で、全長約210メートルにわたって水が流れ下ります。
下流側では、大きな岩を挟んで水の流れが二つに分かれる様子を見ることができます。この姿が竜の頭に似ていることから、竜頭の滝と呼ばれるようになったとされています。
今回は二筋に分かれた流れと、その先で水が合流して流れる様子を動画に収めました。
湯滝が幅広い岩肌を流れ落ちる滝なのに対し、竜頭の滝は長い斜面を水が流れていくのが特徴です。
華厳滝|落差約97メートルの大瀑布
続いて、中禅寺湖の水が流れ落ちる華厳滝を訪れました。
華厳滝は落差約97メートルで、日本三名瀑の一つに数えられています。
今回はエレベーターを利用せず、上部の無料観瀑台から見学しました。
高い崖から水が一気に落下する様子は、湯滝や竜頭の滝とは異なる迫力がありました。
同じ日に三つの滝を巡りましたが、湯滝は幅広い岩肌を流れ落ち、竜頭の滝は長い斜面を流れ、華厳滝は高い崖から落下するという、それぞれ異なる特徴がありました。
戦場ヶ原ハイキングで気をつけたいこと
今回歩いた赤沼から湯滝方面へのルートは、湿原の木道、樹林帯、川沿いの道など、変化のある風景を楽しめるコースでした。
訪問時は木道が乾いていて歩きやすい状態でしたが、雨天や雨上がりには滑りやすくなることもあります。
また、奥日光は標高が高く、夏でも天候によって気温が変わります。歩いている間は汗をかくため、飲み物や歩きやすい靴、気温の変化に対応できる服装を用意しておくと安心です。
今回は赤沼バス停付近での熊の出没情報を目にしました。熊の目撃情報や自然研究路の通行状況は時期によって変わるため、訪問前に最新情報を確認することをおすすめします。
奥日光へのアクセス|JR日光駅からバスで赤沼へ
戦場ヶ原へは、JR日光駅または東武日光駅から東武バスを利用してアクセスできます。
今回利用したのは、JR日光駅から赤沼バス停へ向かう東武バスです。赤沼から湯滝までは徒歩で移動し、湯滝から竜頭の滝、華厳滝へはバスを利用しました。
奥日光ではバスを利用して各観光スポットを移動できますが、時間帯によって運行間隔が空くこともあります。
特に日帰りで複数の場所を巡る場合は、帰りのバス時刻まで確認しておくと安心です。紅葉シーズンなどは道路が混雑し、通常より移動に時間がかかる場合もあります。












⛩ 奥日光とあわせて訪れたい日光の社寺
奥日光では戦場ヶ原や滝を巡りましたが、日光市街には日光東照宮や輪王寺などの歴史ある社寺があります。 日光東照宮・輪王寺を訪れた際の境内の様子や見どころを紹介しています。


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