初めての「どこかにビューーン」の行き先は、長野。
帰省で何度も利用している北陸新幹線だけれど、長野駅で降りるのはこれが初めて。
戸隠の五社巡りを目的に訪れた一日旅は、自然と神々が共存する神秘の世界への入り口でした。
汗ばむ夏の日、石段を一段一段登りながら感じた静寂と凛とした空気。
ひとりで歩いた戸隠は、まるで心を磨くような時間でした。
2023年7月。
初めて利用したJR東日本の「どこかにビューーン」で、行き先は長野に決まりました🎶
帰省で何十回も乗っている北陸新幹線ですが、長野駅で降りるのは初めて。
「どんな一日になるのだろう」と、少しドキドキしながら改札を出ました。
目的は、戸隠の五社巡り。
その中でも、特に印象に残ったのが奥社への道のりです。
吉永小百合さんが出演する「大人の休日倶楽部」のCMで見た、
あの杉並木の参道。
実際に目の前に広がった瞬間、その厳かな雰囲気と神秘さに心が震えました。
奥社までは片道40分。
未舗装の参道を歩き、最後の坂はかなりの急勾配。
汗だくになりながらも、その先に広がる光景に息を呑みました。
「ここまで来てよかった」と心から思える、静謐で力強い空間です。
続いて訪れた中社、そして宝光社。
特に宝光社の階段は270段ほどあり、まるで修行のようでしたが、
その先に立つ社殿は美しく、静かに心が整っていくような感覚に。
最後に訪れた鏡池は、風が穏やかで水面が静かな時間帯。
山々が水面に映り込む光景は息を呑むほどで、
「朝早く訪れると、もっと鏡のようになるよ」と現地の方が教えてくれました。
秋の紅葉の時期も素晴らしいそうです。
そして戸隠とは異なり、長野市街の平地に戻ると、地面からも熱が伝わってくるほどの酷暑🥵。
そんな中、お寺の中に入り「お戒壇巡り」を体験しました。
想像以上の暗闇で、前の人の姿さえ見えないほど。
目を閉じて歩くような感覚に包まれ、非日常の静寂とともにとても記憶に残る体験となりました。
今回は日帰りの旅だったため、効率よく回れるように観光タクシーを利用。
バスの時間を気にせず、行きたかった場所をすべて巡ることができて大満足でした。
神聖な空気に包まれた戸隠の地で過ごしたひととき、
そして、酷暑の中で体感した暗闇の静けさ。
どちらも心に深く刻まれ、
「またどこかにビューーンで旅に出たい」と思わせてくれる一日となりました。


































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