東京発ひとり旅|奥多摩湖を歩く。留浦浮橋で感じる湖風と静寂の時間

山・自然散策

東京・奥多摩湖を歩くひとり旅。
奥多摩駅からバスで小河内神社へ向かい、湖畔の絶景と浮橋の渡橋体験を楽しみました。
今回は前日の強風で壊れていたことで麦山浮橋は渡れませんでしたが、留浦(とずら)浮橋で湖面を歩くような不思議な感覚を味わいました。


留浦(とずら)浮橋で感じた静けさと湖風

2023年11月。 今回は奥多摩湖周遊のひとり旅へ。
奥多摩駅前からバスに乗り、小河内神社バス停で下車します。

湖畔の丘から見える稜線がとても美しく、朝の光に照らされた湖面がきらきらと輝いていました。 この景色だけでも来てよかったと思えるほど。テンションが一気に上がります。


歩いて渡る予定だった「麦山(むぎやま)浮橋」へ

今回の目的のひとつは、奥多摩名物のドラム缶橋「麦山浮橋」を歩くこと。 ところが、前日の強風で橋が破損してしまい、修復工事中とのことで通行止めになっていました。

奥多摩湖を歩いて渡れるこの橋は、水量や天候によっては渡れないことがあると聞いていましたが、まさかのアクシデントとは…。 それでも、自然の中での出来事と思うと不思議と受け入れられるものです。


もう一つの浮橋「留浦(とずら)浮橋」へ

地元の方に教えていただき、もう一つの浮橋「留浦浮橋」が渡れるとのこと。 そこで、バスで「留浦」バス停まで移動しました。

留浦浮橋は、留浦の集落から対岸に渡るもう一つの橋で、麦山に比べると距離は短め。 けれどもその分、静かな里山の風景の中に佇む姿がとても美しく、心が落ち着く場所でした。

橋の上を歩くと、湖面スレスレの高さで水面を感じられます。 ポリエチレンや発泡スチロール製の浮子を繋ぎ合わせた橋は、まさに“浮いている”感覚。 多少揺れますが怖さは全くなく、風が頬をなでる心地よさとともに、 奥多摩湖の静寂を全身で味わうことができました。


湖を渡るという、ちょっと特別な体験

渡りきった対岸では、山々の紅葉がゆるやかに色づいていて、 ひとり静かにその景色を眺めている時間がとても贅沢に感じました。

今回は麦山浮橋を渡ることはできませんでしたが、留浦浮橋での体験に大満足。 湖面を歩くという珍しいひとときは、奥多摩の自然をより身近に感じさせてくれるものでした。

東京から日帰りで行ける、静かで穏やかな奥多摩湖のひとり旅。 季節ごとに違う表情を見せてくれるこの場所には、また訪れたくなります。

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